空への思い、罠作成
まずは、どんな罠を作るかだ。
足止めが目的だから軽い段差を見え辛い状態で作っても十分影響させるけど、動けなくするならば縄を作って相手が逃げる時に転ばせる方が手っ取り早い気がする。
そもそも地面に穴を掘ったり等するにはやっぱり鉄が欲しい。
木を切るのも硬い物があったら楽に切れるし、この村は鍬等は一応ある物の手入れもされていなく、錆びついてる。
う~ん。。。
藁は農作物の副産物って言われているけど、植物ならば何でも作れるのかな?
「縄?縄なら藁を束ねると作れるよ。森の近くに水辺があるけど鰐も居る。
子供達だけじゃ連れて行けない。一応ある程度藁は余ってるからその藁を使いなさい。」
父に相談したら村で余っている藁を使わせてくれることになった。
早く地下生活を終わらせないとだからね。
俺は必死で縄作りを行った。
前世の世界で俺の国は負けてしまった。
その後、自分の国を守る軍隊とは言わないが部隊を作った。
その際も戦勝国の許しがあるメンバーしか参加出来ず大量の戦勝国の軍人を殺してきた俺が部隊復帰することは無きず、最後まで空を失ってしまった。
(これは別の話だが、岩村自身は空軍への復帰を許されなかったが、岩村の息子は空軍への偉い地位に入ったと言われている。やはり岩村の血を引いているという事だったのだろう)
「媚びず、諂わず、とらわれず。」
俺はもし負けたとしても相手に媚びる事も諂う事もするつもりは無い。
だから負ける分けにはいかない。
どんな手を使ってでも、そして今世で空を取り返す。
この世界の技術力では空に飛び立つ事が出来ないかも知れない。
しかし、俺の頭には空を飛ぶ機械の構想はある。
そこから必ず空を取り返す。
こんな奴隷商人なんかの相手をしている時間は俺には無いんだ。
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ふぅ~6歳にして、、、眠らず仕事をしてしまった。。。
眠い、、、10本程長めの縄を作った。
駄目だ。。。今日は、、、奴隷商人を撃退する為の会議は見送ることにした。
眠りについた。
次の日になった。
あれから昨日は起きて短めの縄を20本程作ってみた。
また、父親に杭を40本作って貰える様に話をした。
「こんな感じでいいのか?」
父親が汗を拭きながら話しかけてくる。
今日は父親と一緒に草叢に10本ずつ杭で打ち付けた。
ここまでは罠にはならないから追い返せない人数の奴隷商人が来ても問題ない。
作業中にまた危険を知らせる鐘が鳴ったため、父親と一緒に地下に逃げ込んだ。
残りを全て打ち込んで、奴隷商人がどの頻度で追い返せる人数で来るのはいつぐらいか?等を
計算してみる。
逃げられなかった村人(森から帰ってきたら運悪くばったり会ってしまった村人)や森に逃げた結果
猛獣に食べられた村人も居た。
俺は8歳になった。
その間、何度か追い返せない様な人数の奴隷商人が来た後、そろそろ次ぐらいに追い返せそうな人数の奴隷商人が来ると思える番になったので、そろそろ用意をする。
父親にも手伝って貰って、道の両側に杭で打ち付けた縄の下に長い縄を通して、それぞれ通した先の両端に結び目を作り縄が外れ辛くなる様にした。
また、草叢からある程度草を刈り、道に刈った草をかけて、道を横切る縄に気付かない様にした。
「カンカンカン」
また鐘の音がなった。
見張り台で見張っていた村人達がいつも通り急いで戻って来た。
人数を聞くと10人程度で、今まで追い返すことが出来ていた人数であることを確認し、村人達は
今回は奴隷商人を捕まえる為、草叢に10人ずつ村人が隠れた。
俺と父親が奴隷商人から見えるくらいの距離まで歩き急いで門の内側まで逃げ込む。
奴隷商人は俺と父を奴隷として捕まえようと追いかけてくる。
7本の縄を奴隷商人の先頭が超えた辺りで奴隷商人の先頭の目の前の縄を村人が引く
縄に足を引っかけた奴隷商人が転び、その後ろから将棋倒しの様にどんどん前のめりに転ぶ、
そして、次に村人が奴隷商人の最後尾の目の前の6番目の縄を引いて、急いで逃げようとした奴隷商人も転ぶ
そして、村人達が両手で持つくらいの木の棒を持ち皆で奴隷商人の頭と足を目掛けて打ち下ろす。
10人全員が倒れた時には村人達は勝利の雄たけびを上げた。
小さい棒を持って、純也や咲夜も参加している。
純也は必死の形相で一生懸命奴隷商人を叩いている。
咲夜は火照った顔をしてにまにました顔をして叩いている。やっぱり怖い
こうして、奴隷商人10人は気絶した。
その後、帷子や武器等を剝ぎ取り、死体は全て焼き払い、奴隷商人は来なかったという事にした。
派遣した奴隷商人からは今まで無抵抗だった村人がしかも誰一人逃げかえって来れなかった事は無いため、盗賊にでも襲われたのではないか?と思ったかも知れない。
そう思ってくれれば一番いいんだけどなぁ~流石に無理か?




