第6話 ステータス
学校のテストも終わったので今日からは出来るだけ毎日更新していこうと思います。
「サルマール侯爵、お子様のステータスを測りに来ました。」
来た!
「レオ君嬉しそうだね。」
「自分の適性魔法を早く知りたいからね。」
「適性魔法って?」
「得意な魔法のことだよ。」
「では、この水晶玉に手を触れ、ステータスオープンと唱えてください」
まず、リーナが水晶玉に触れて唱えた
「ステータスオープン!」
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サルマール・リーナ
LV1
体力:55
知力:22
魔力:18/18
武力:5
属性:火、土
スキル:火魔法LV1、土魔法LV1
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「リーナ様は、体力が素晴らしいですね、まだ2歳だとは思えないほどの結果です。50といえば学生の方と同じくらいでしょう。しかも属性が二つも。流石、サルマール侯爵のご子息は能力が高いですな〜」
「俺とティアラの娘だからな!」
お義父さんはとても上機嫌だ。
ちなみに、一般的にはレベル1の段階で合計70程度が平均で、属性は一つなことが多い。つまり、リーナはかなり才能があるようだ。
俺も、水晶玉に触れ、ステータスを唱えた。
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サルマール・レオ
LV1
体力:15
知力:60
魔力:40/40
武力:3
属性:特殊
スキル:原子魔法LV1、鑑定(原子)
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「レオ様も凄いですね。特に知能、魔法が突出して素晴らしいですね。」
「レオはいっつも本読んでるもんね〜」
偏りが凄いな〜運動しなくては!
それにしても原子魔法というものはなんなのだろうか?
ー
原子魔法LV1
原子の運動を自由に変えることができる。
鑑定(原子)
物質の化学式を見ることができる。
ー
なるほど
「レオ、原子魔法とはなんなのだ?」
「原子の運動を自由に動かすことができるらしいですね。」
「原子?」
「簡単に言うと、この世の全ての物質を構成する最小単位です。」
「そ、そうか。二人とも我が子ながら誇らしいぞ!」
お義父さんはホクホク顔だ。
「ほんと、サルマール侯爵のお子様方は将来が楽しみでございますね。」
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鑑定が終わった後、早速魔法を使ってみた。
身近にあるものは水だな。
まず水の分子を止めて見るか、
熱っ!けど凍った。次は目の前の窒素やるか〜さっきは近くで熱かったから遠くの窒素を止める〜液体には出来たけど固体まで持って行けなかったな〜
頑張りすぎたせいか、ちょっと意識が朦朧として来た。
バタンっ!
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知ってる天井だ。
知ってるんかい!
「目が覚めましたか?レオ様。」
俺が一人ボケツッコミをしていると隣にはセバスチャンが立っていた。
「セバスチャン、俺は何故ここに?」
「お庭に倒れていらっしゃったので、僭越ながらお部屋に運ばさしていただきました。」
「ありがとう、それにしても何故倒れたかわかるかな?」
「恐らく、魔力切れのせいかと。」
「なるほど、リーナ様にはお伝えいたしましたが、これからレオ様は自由にご自身のステータスを見ることができます。これからはそれを参考に魔法をお使いください。」
「ステータスは他人に見られるってことかい?」
「その心配はございません。鑑定士を除き、ステータスを見ることができません。」
「見てる最中もかい?」
「レオ様が望まない限り、見ることはできません。」
良かった〜。今の魔力を確認してみよう
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サルマール・レオ
LV1
体力:15
知力:60
魔力:50/70
武力:3
属性:特殊
スキル:原子魔法LV2、鑑定(原子)
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魔力がとても成長している。あと原子魔法のレベルも
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原子魔法LV2
分子を自由に分解することができる
また、分子の運動を変えるときに起こる熱の変化を自由に抑えることができる。
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結構便利になった。
「レオ様、魔力値が上がったのではございませんか?」
「よくわかったね」
「魔力切れを起こすと最大魔力が上がるものなのです。」
「そうなんだ〜」
「ご主人様より明日から、レオ様に体力をつけるよう仰せつかっております。今日はしっかりと夕食をお召し上がって、夜更かしせず、しっかりとお休みください。」
うっ!明日何するんだろう?ちょっと怖いな〜
その日俺は悪夢にうなされていた。
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