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レンアイ化学反応式  作者: 真冬のみずあそび
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入学式


クラス発表だとか、なんとか色々あってようやく

入学式が始まった。


私は1年2組になった。

人見知りな私に友達が出来るのか心配なのだけれど。





さっそくクラスに分かれて

行事ごとに使われているらしいホールにクラス順に入場する。



1組が入場した瞬間吹奏楽部の演奏が始まった。

ここの吹奏楽部は県ではかなり有名で金賞を何度もとっているとか。


その演奏とともに響く溢れんばかりの拍手。



夢のような瞬間。

これから始まる高校生活に胸が躍った。


在校生の先輩たちが準備してくれている花のアーチをくぐって

綺麗に並べられ、番号順に決まったパイプ椅子に腰を下ろした。





全10クラスが入場し終わると演奏と拍手がやんだ。



数分後、校長先生の挨拶が始まった。



「えー。新入生の皆さん、本校へ入学していただきとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

 これから皆さんは成人に向けて・・・」




話は十分近く続いた。

どこの学校の校長先生もみんな同じだなぁとあきれた。




「それでは担任、副担任、教科担任発表」



その教頭先生の言葉に2,3年の先輩たちがざわつき始めた。


これもどこの学校でもよくあることだと思う。




「1年1組、鈴木智香先生」


鈴木先生がステージに上がって一礼した。



「2組、酒井良介先生」


なかなかイケメンな感じの先生だ。

先輩たちから「いいなー」なんていう声が聞こえた。


「3組・・・」



10人の担任と8人の副担任がステージに並び、最後に教科担任が発表される。



「古典、西尾雄二先生、美術、永坂幸代先生・・・」



ふと私はステージに上がろうとしている一人の先生に視線が止まった。



「生物、伊藤健一先生」



その人はどの先生よりも目立っていた。

何故なら真っ白な白衣をまとっていた。


生物の先生なら当たり前なのだろうか?



「数学、響谷雅紀先生」


響谷先生とやらは男性教師の中では珍しく薄い茶髪だった。

黒縁めがねがインテリっぽかった。



「続いて2年担任発表・・・」




時間が流れていく。





















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