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中古にまつわる怖い話と奇妙な話  作者: 夏の月 すいか


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2/9

誰の音?

―中古ゲームショップ アルバイト 久川さん(仮名)の話-


 中古ゲームショップで働いている青年、久川さんが体験した話。

 数年前まで主流だった、写真も動画撮影もできる某携帯ゲーム機。

 買取ったゲーム機を店頭に並べる前、久川さんはデータの消去をしていた。

 動画を消去するつもりが手が滑って、動画を再生させてしまった。

 誕生日だろうか。画面の中央にローソクが5本立ったケーキと男の子。それを囲むようにお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん。撮影者は小学生くらいのお兄ちゃんだろうか。ときおりお兄ちゃんが家族に指示を出す声が入っている。

 お兄ちゃんの「はい、スタート」の声でケーキのアップから動画は始まり、室内の灯りが消される。家族でハッピーバースデーの歌を歌い、ケーキのプレートに書かれた名前が呼ばれ、5歳の〇〇くんが一息でローソクの火を吹き消す。

 拍手で祝われ、そして部屋に明かりが戻る。家族の満面の笑顔が携帯ゲーム機の画面に映し出され、そこで動画は終わる。

 「・・・ふつう、カメラに近い撮影者の声や音がいちばん大きく入るはずですよね?」 と久村さんは言った。

 歌っている間中ずっと、何よりも大きい音で「パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ」と拍手の音が入っていたそうだ。



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