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中古にまつわる怖い話と奇妙な話  作者: 夏の月 すいか


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14/16

目の前

 ―中古ゲームショップ アルバイト 巻上(まきがみ)さん(仮名)の話-


 数年前まで主流だった、写真も動画撮影もできる携帯ゲーム機。

 買取ったそのゲーム機は、データの初期化をしてから販売する。

 巻上さんは動画データを消去しようとした際に、誤って再生させてしまった。


 画面の中央には、5本のローソクが刺さったケーキと女の子が映っている。

 女の子の両脇でお母さんとお父さんが微笑んでいた。

 撮影者はこのゲーム機の持ち主だろう。撮影中の会話からすると女の子の姉のようだ。

 お姉ちゃんの合図でロウソクに火が灯る。

 「じゃあみんな歌うよ。せーの」

 撮影者を含む家族全員でハッピーバースデーが歌われた。

 歌が終わり、女の子が一息でロウソクを吹き消した。

 家族の笑顔と拍手の中、動画が終わった。


 見終わった巻上さんは気味が悪くなり、動画をすぐに消去した。

 それは、そこにあるはずのない音声が動画に入っていたからだった。

 

 女の子がロウソクを吹き消した瞬間、

 音割れするくらいの音量で


 ぼくモごさイ


 と男の子の声が入っていたからだった。

 撮影者よりも大きい音量の声。

 いったいどこの声を拾ったのだろうか。


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