超大国クラスタ
40年サイクルで経済が回っていると言われている
とある超大国で40年ほど前に
都市クラスタという概念があったらしい
そのクラスタにも色々あり、労働者居住クラスタとかいう
労働者だけが住んでいるクラスタが存在していたそうです。
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都市クラスター名
クラスタ概要
--------高所得者住民クラスタ--------(高額納税者)
ヤング インフルエンサー クラスタ
超大国にある世界でも有名な大学
そこを卒業してグローバル大企業に入社できた
上昇志向シングルな若者が集まり
共働きカップルとなって生活しているクラスタ
将来的には保守支配層とか富裕インテリ層
と呼ばれる存在になれる高所得なエリート
じゃないと住めないほどに物価が高い
大都市高所得者向けの商品を売る店が立ち並ぶ
国際的大都市郊外の比較的内側に位置する居住地区
大企業のマーケティング担当者が流行予測するために
調査対象とするほどに最新流行に敏感な住人が多い
というより、この超大国で流行を作り上げているのは
このクラスタに居住する人々なのでしょう
主な娯楽スポーツは、テニス
会員制のテニス・クラブがあり
色んなサービスを付けて競争をしている
ブルーチップ企業 労働者向け クラスタ
労働者とはいえ、超大国の優良企業が運用する
業績管理で優秀な結果を出している労働者なので
年収、企業内での待遇などが
同業者団体内ピラミッドで上位に位置する
そんな豊かな労働者世帯が集中する
サクセス・ストーリーの労働者階級版な住人
昔の世界大戦後に、主要大都市圏で分譲された郊外住宅地で
軍需から民需に展開された各種産業の中での
勝ち組企業という会社に所属する人々が
社会に必要とされる存在として
メンタル・トレーニングやコンディショニングを
趣味で日常生活内に組み込んで
職務把握能力や職務遂行能力を
向上できるだけの資金を所有できている
主な娯楽スポーツは、アイス・ホッケー
集団志向が強いので、チーム・スポーツを嗜好している
--------中所得者住民クラスタ--------(平均的納税者)
ファミリーマン労働者クラスタ
家族を初めて持った典型的な若年中流労働者層が住人
子供が成人する20代前半くらいまでの間
教育費、生活費などを賄えるくらいの資金力と
それを維持できる長期スパン労働が可能な能力を
所有できている居住者が存在する
最新流行の建築スタイルで完成した分譲住宅街と
定員過剰な学校がある環境
主に地方都市周辺に存在しており
子供のいる既婚世帯が多く
家族の数が多い事を住人たる親は誇りとする
ファミリーマンと呼ばれる
家族を最優先にするライフスタイルな居住者が多数派
主な娯楽スポーツは、スポーツ・ハンティング
昔は農業地域だった地方都市なので
害獣を駆除する地域活動の一環として派生して定着した
移民労働者クラスタ
オールド・エコノミーと呼ばれる製造業の
工場地帯が立ち並ぶ地区周辺に形成された移民居住地域
生産財の製造業従事者は全米一(全国平均比 181%)
労働組合員集中度トップクラス(労働人口の26%)
住民の多くは非国語圏で生まれたブルーカラー労働者で
社交クラブや教会を通して同じ民族的ルーツを持つ人と交流
中流層所得なので、昔ながらの集合住宅や安アパート
小住宅密集地域などに住む住人が多い
経済不況や業界衰退などによるリストラでは
真っ先に人件費削減のための処置として
新しい就職先を探す失業者となってしまうため
将来への先行き不安を抱えている住人が多く
世界的株安とか不景気が発生するたびに
住人の入れ替えが大々的に発生する
主な娯楽スポーツは、アイススケート
企業城下町クラスタ
原材料調達商社、部品製造工場、製品組み立て工場から
製品出荷センターまでが立ち並んでいた企業城下町は
20年ほど前までの工業最盛期に栄えていたが
国際間競争とコスト削減競争は多くを海外へと追いやった
最初は部品製造工場、次に製品組み立て工場
今では、原材料、部品、製品を調達供給するシステムを
運用する会社のデータセンターが残っているだけ
単純作業工までで、レベルアップに失敗して
低所得労働者と判定される世帯は全世帯の46%になった
人口高齢化が進み、課税対象は縮小し
多くの街がゴーストタウンへの道を歩んでいる
消費パターンは他の「中の下」クラスタに似通っており
住民は自分が所属するコミュニティの未来に希望が持てない
主な娯楽スポーツは、プロレス観戦
--------低所得者住民クラスタ--------(低額納税者)
辺境地帯ローコスト事業所労働者クラスタ
辺境地帯に点在する色んなコストが安くすむため
大企業が設立した工業地域から構成される
製造指図書で指示された作業を
指定された進捗管理と品質管理で消化する労働者が多い
最近では、人件費や原材料調達コストが安い
海外事業所や子会社に移管する企業も多く
国内空洞化によるダメージをモロに浴びたクラスタ
組合すら設立できない制度で働き
高校卒業者率51%なほどに学歴は低く
低賃金の肉体労働に従事する労働者が住人
なので、住人にとってアメリカン・ドリームは夢物語
低所得に見合ったライフスタイルに応じて
生活必需品だけを購入する消費生活なので
地方都市の低所得者向け商品を売る
DIYで自分で家を修繕するためのホームセンター
病院にいかないで市販薬で治療するためのドラッグ・ストア
格安食品スーパーくらいしかクラスタ内には無い
主な娯楽スポーツは、テレビでのプロレス観戦
プロレス興行サーキットに組み込まれるような会場は無い
ヘビー・ライフ ワーキングクラス クラスタ
古い工業都市に集中する都市部の工場街
製造業の衰退によって状況が悪化
100年ほど前に移民が住み着いた場所で
住民が高齢化(55歳以上が25%)しており
低所得者が多い(低所得者レベル2が27%)
傾いた複合住宅や棟割住宅が並び
交戦地帯と見紛うような廃墟になりかかった街区が発生
政府の救済プログラムが貧困ラインより上で暮らすか
下で暮らすかの境目を意味しており
消費者としての住民嗜好は高齢化と質素な収入を繁栄して
「持てる範囲内で生活すれば良い」
というモットーで生きる住人が多い
主な娯楽スポーツは、ボーリング
というか格安ボーリング場があるくらいで
他には何も無い
・・・
製造業の衰退や、国内空洞化で
これらの街の中には没落したクラスタもあったような事が
製造業の国際競争力衰退
というようなキーワードでネット検索すると見れました。
そして
ニューエコノミー、製造業リエンジニアリング、オフショアリング
サービス産業化、高付加価値戦略
というようなキーワードでネット検索すると出てくる復活劇
そういう経済状況の変化に翻弄された住人について
書かれた本は、あまりなく、復活劇を果たした企業
それも、Winner とか Gainer とか表現される
勝ち組企業に関して書かれたネット記事ばかり
労働者クラスタ住人も、そういった企業の社員だったり
年棒制契約社員だったり、下請け企業の社員だったりするわけなので
そういった本で企業について調べれば
その企業に所属する労働者が、どうなったのかを
予想できると言えば、できるのですが
なーんか、ここらへんの労働者用クラスタに
関する記述を久しぶりに読んでみたら
何故か心に刺さるものがあって、ちょっと痛かったです。
でも、あの超大国だから、また産業全体を牽引する
ニューエコノミーが発生してバブルを作りあげるのでしょうね




