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自主製作映像「クレイジー・フェノミナン」 後半部 第一回検討会


そして試写会後に開かれた最初の


後半部 脚本リライト 言葉の暴力拳闘会


・・・いや 後半部 脚本リライト検討会



「なーんかなー、普通すぎてエッジが効いて無いってのは確かにあるよねー


 昔は何かを感じさせるものがあったロックバンドだったけど

 最新作を聴いてみたら、何も感じるモノが無くて


 なんか、どこにでもあるような普通のガラス細工が飾られていて

 それに昔は凄かったバンド名が書いてある空間に

 学校の音楽の授業で聴かされた眠くなるクラシックが流れている光景


 なんか、そんなもんを見せられている感じってのは

 ズバピタに当てはまるよねー


 というワケで後半部分の脚本は丸っと書き直しね


 何かドラマティックで刺激的な展開を考えて

 もちろん、少ない製作予算で作らないと駄目だから

 基本、会話劇だけで可能な展開をね」



『1945年の南海巨大地震

 2011年に続いて、2077年に巨大地震が発生して


 テクノロジーが発達してAIに頼り過ぎていたインフラを

 管理していたデータセンターが壊滅状態になって

 

 何年も人力で色んなインフラを管理していたのが

 昔のように人間が手作業でインフラ運用をする必要が出来て


 一時的に無政府状態となった地域で

 偶然、軍にいた人々が再開するって時代背景にしてー



 でも、そこでも人間が集団行動をする中での

 力関係とか立場関係とかがあって


 軍の兵隊だった頃は、体力が無くて下っ端の兵隊だったのが

 インフラ管理の世界じゃ偉くなっていて


 体力だけの気合いと根性で戦う兵隊として

 軍では偉かったのが永遠の新入作業員な労働者で


 作業奴隷取引の世界に放り込まれたり

 底辺労働者の過酷な内輪もめの世界に叩き込んだり


 と過酷な環境に放り込んでオモチャにするって感じの復讐劇


 って事にしてみるとか?』



「いやー、それだとさー、落差ってもんが無くね?


 やっぱ復讐物だとさー


 その軍で偉かったのが、偉大な軍人一族の御坊ちゃまでさー


 ”御前等のような雑兵なぞ、どうなろうが知ったことか”


 って感じの態度で軍人だった時に悪意と敵意を膨らましていて

 その復讐に地獄へ突き落されるって展開の方が面白いだろー


 そのための前半部分だったって事なら

 前半部分の凡庸さが少しは薄れるだろうしっさー」



『その地獄ってのもなー 予算が無いからねー



 底辺労働者の醜い内輪もめの世界を表現した会話シーン


 過酷に無茶を押し付けられるシーン


 土日も昼も夜も無く奴隷のように重労働を指示されるシーン


 勤勉に働く事こそ人生なのだと洗脳されていくシーン



 そして最後に、洗脳完了して一生、死ぬまで作業員として

 生きる事を周囲の人間に言って自分に言い聞かせるシーン



 というような感じでしか客観的に見たら生き地獄な


 ”過酷な作業現場へと放り込まれる作業用奴隷な底辺労働者の世界”


 てのは表現できないんじゃないのかなー』



「んで、その底辺労働者の生きる希望として


 ”仕事教の教祖である我の言う事を神託として聞けー”


 ってな感じで、軍にいた時は弱い兵隊だったのが

 信者に賛美されていて


 偉大な軍人一族の偉大な兵隊だったのの

 周囲にいる人間も全て信者になっているから


 屈辱だけど教祖様として崇めないとならなくなるって?


 今度は逆に教祖様になったのが悪意を集めるキャラなセリフを言うのか?」



『でもさー、インフラ管理AIってモンが当たり前になるほどの未来での


 インフラ整備システム仕事の仕事教 教祖様?


 それのセリフって、下手すると、凄ーく陳腐なモンになってしまうのでは?


 何を言っているのだ? んなワケねーじゃんってな感じに』



「そこはねー、どうしようかなー、それか、いっその事


 地震でインフラシステムが壊滅してってのじゃなくて


 各種ドローンや、遠隔操作戦車とか、ミサイルでの戦争になっていた所で


 闘っていた片方の国の防衛用データセンターが攻撃されて


 戦略情報システムから、ドローン兵器など遠隔操作システム

 ミサイル防衛システムまで全てがシステムダウンしてしまう


 それを、なんとかするために苦闘する人々の物語にでもする?


 それだと復讐物じゃなくなっちゃうけど」



『そういうシステムって・・・


 アメリカのサンディエゴだかにある巨大な基地にあるシステム?


 それの情報公開されているのを日本語訳して参考にしてセリフを考えるって?


 できるのか? 誰が? やんだよ。それ?』



「だよねー、一般公開するほどに語られてる


 軍用衛星とか レーダーとかでの広域監視システムについて語るシーン


 ひとつを考えてみるにしても、凄く陳腐でトンチンカンなものに、なりかねないよねー


 異世界3DのCGで作りこむのに近いくらいに時間がかかるからー


 来年の学生映画祭へのエントリーに間に合わないよねー」




『そもそも、コレって主人公、誰なんでしたっけ?


 下っ端の兵隊で、戦後に軍人を退役してから出世して復讐する主人公で


 軍で主人公より偉くて、戦後に敗戦で軍が解体されて底辺労働者堕ちする敵役ですよねー


 んな戦後になってからの世界で、舞台背景になるシステムなんて


 そんなに拘って描く必要って? あります? ないんじゃないっすかー』



ダラダラと、話がまとまらないままに時間が過ぎて第一回の検討会は終わった

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