自主製作映像「女人禁制軍隊内の愛憎劇」撮影
というワケで
ジャングルっぽい農業学科の実験農場で
最前線での軍隊シーン撮影
出演者に用意したミリタリールックを着て貰って
まずは朝礼で全員整列して自己暗示をかけるシーンから
「我々は国のために戦う軍人だ」
『我々は国のために戦う軍人だぁっ!!』
「正義は我々にあり奴等は間違っている」
『正義は我々にあり奴等は間違っているぅっ!!』
「我等の正義を世界に示すためには何をしても良いのだ」
『我等の正義を世界に示すためには何をしても良いのだっ!!』
どんどん内輪の掛け声は客観的に見たら
馬鹿げた狂気を含んだものへとなっていく
「この戦争も奴等が存在するせい、奴等を滅ぼせば全て解決だ」
『この戦争も奴等が存在するせい、奴等を滅ぼせば全て解決だっ!!』
・・・
小隊長の指示通りに、自分の声で自分に暗示をかけるシーンの後は
有能で働き者な兵隊となるための訓練シーンをバックに
その訓練を指示する小隊長が副官と語るシーン
小隊長
「この前線での、”内輪の見せしめ” とペナルティは何がいいと想う」
副官
「そうでありますね、”無能な働き者” を何に使うか
いや、どういう存在意義を持たせるか・・ですか?
若い欲望や衝動を抱えた兵隊が多いワケでありますし
その欲望や衝動の捌け口にすれば良いと思えます
強い兵隊に成らねば、貴様等も、こうなるのだと
思い知らせるためにも
最後には前回作戦で戦死者として扱った
”鬱憤晴らしオモチャ” と同じ扱いで良いのではっ!!」
小隊長「であるか、では、良きに計らえ」
副官「かしこまりましたっ!! そのように指示しますっ!!」
・・・
で、見せしめとなる事が決まった
弱く色んな意味で地上部隊の兵隊に向いていない生贄が
小隊内の全員に過激な性暴力イジメを受けるシーン
となったワケなのだけれども
直前になって揉める
「いや、コレを実際に撮影するって違うでしょ?」
『ふざっけんなよ!! なんだよ コレ!! やなこった
ナレーションを入れるだけにしろよなっ!!!』
「エロティック・アート・フィルムや
グロテスク・アート・フィルムの本場な フランスでも
こーんな、グロテスクで気持ち悪いシーン 無いだろうよ
いっやー、しかも日本だぞ? 猥褻図書に関する法律のある日本!!
駄目だって、こんな倫理的に変なシーン」
『だよなー、というワケで、そういうシーンはナレーションにして
なんで、そういう事になったかの原因会話でさ
内輪の狂気が膨らんでエスカレートしていくのを表現すりゃいーじゃん』
兵隊役をする皆様の大反対により脚本を書き直しになって
兵隊役をやる内輪の座長な役者のアドリブと指示で
内輪の狂気が膨らんでエスカレートしていくシーンが撮影
ジャイ子が書いた脚本は ほぼ無視
なんか言いたそうにしているが、上級生なので文句を言えず黙っている
・・・
まあ、なんだかんだで、軍隊内シーンは撮影し終わった
次は編集と、効果音つけだ
まずは軍隊内でのアレコレを編集して全員で試写会をした後に
戦後の、常識とか法律とか力関係とかが逆転した世界の撮影をする事になった
「そうしないと、なんか色々と矛盾した物語になるよね」
という監督をする部長の一言で、そうなってしまった。




