表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/63

画像生成AI


『そういえば? 先輩、今回は何を持ち込んだんですか?』



「よくぞ、聴いてくれた、同じ会社にいる同じ大学出身の先輩が

 次長って役職になっていたんだけれども


 我社が大株主になった実質子会社の社長様になってな


 その会社で扱っている製品のモニタを

 キミタチィに、やってもらおうと想ってだな


 はせ 参じたワケだ」



『ですかー、どんな製品ですかー』



「消費者研究会な状態で、色んなOBが持ち込んだ

 自社商品に埋もれて消費者になっているだけな君達でもだ

 一応は自主製作映画を作るだろう?


 その製作にも使える画像生成AIだ


 調達供給担当部署の取締役も兼務されている社長な先輩が


 アメリカで2026年度が始まる10月に渡米して

 この画像生成AIソフトは日本でも売れるし

 たくさんのユーザーが利用するようになるに違いなーい


 と判断して、システム投資案件として成立させ


 その画像生成AIソフト会社に出資して

 アジア太平洋事業部 日本子会社の取締役になったので


 今、将来ユーザー企業で働きそうな君達に

 この画像生成AIのユーザーとして馴染んで貰おう


 そして、会社と仕事のための社会人となった暁には

 この製品を使うユーザーになって欲しい


 そういった目論見に従い


 この画像生成AIの素晴らしさを披露しに来たワケなのだよ」



『でも? 画像生成AIって


 有名な人気のあるキャラとかを丸パクリしてしまうから

 著作権保護法や知的財産権を侵害している


 って事で規制がかかるんじゃないかとか言われてますけど』



「んーとな、だから、このAIじゃ、そこらへんにも対応している


 ”有名作品の人気キャラが、何々をしている場面”


 みたいな設定をしても画像を生成しない


 ”有名作品の元になった有名なギリシャ神話の登場人物のような

  キャラクターが、不信心者に怒りを抱えて暴れている場面”


 みたいな設定だと画像を生成する


 世界各地の色んな民族で信仰されている神話や

 その神話の登場人物には著作権とか無いからな


 有名な巨大遊園地を世界各地で運営している

 最近、動画配信とかも始めている

 知的所有権に世界一うるさい企業の物語やキャラとかの

 名前を入力した場合とかは、


 ”これを実際に動画で生成して公開した場合

 訴えられて賠償金請求される可能性があります”


 とか、今のトコで規制されている法律とかを表示してくれる


 便利だろ?



 まあ、たとえばだ世間で今、流行している


 有名童話の悪役サイドからみた物語とか


 勇者だの妖精だのが出てくる中世ヨーロッパみたいな

 魔法のある異世界への転生物語とか


 それの自分が気に入ったキャラを

 物語に描かれているっていうか

 自分が、こんな特徴なんじゃないかなーって感じで

 入力すると、こんなキャラですか? って表示してくれる



 なんだな、こんなキャラが、こんな事をしているシーンと

 結構に具体的に指定しないと、思い描いたシーンが

 出てこないから、指定の仕方次第で色んな使い方が出来るってワケだ


 素晴らしいだろ?


 なんなら、作った動画がバズって収益化できたら

 サークルの運営費に出来るかもしれないし


 今みたいに、別に収益化なんて出来なくてもいいかあって感じに

 自主製作映画を公開するだけよりはマシだと想うんだよね


 どうだろうか? この画像生成AIのユーザーになってみては?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ