表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/16

安房鴨川駅

 5月1日、東京駅。

 7時30分発のKY線“下り列車”、蘇我(そが)(千葉市)行きの快速に無事に乗り込むことができて、思わず安堵の息をついたのだった。ホント「ふぅ……」だよ。朝の支度に手間取ってしまったし、東京駅は相も変わらず広いしで、間に合わないかと(あせ)っちゃった次第だ。

 列車は定刻通りに出発。車窓に都市の景観を映して、定刻通りに到着したのだった。

 8時20分、蘇我駅だよ。ここで乗り換えだ。

 こっからの路線は、房総半島を右回りに走る外房(そとぼう)線と、左回りの内房(うちぼう)線の2本あって。

 今回は外房線なんだけど、今の時間帯だと普通列車しかないんだ。覚悟を決めるしかなさそうだった。

 8時30分出発。さぁ――

 これからが長い長い(笑)。途中、車窓に太平洋が現れて慰められたけど、やぁ参ってしまった。房総半島の端っこって、遠いよ!

 10時20分。やっとってカンジで、安房鴨川(あわかもがわ)駅に到着したのでした。

 列車から降りて振り仰ぐと、5月の春の蒸気に満ちた、まさにパステルブルーの空だ。一気に気持ちが浮き上がった。


 ところで知ってるかな?

 安房鴨川駅って、外房線と内房線、2本の路線が来ていて、それぞれの終着駅なんだ。だから、この駅から発車する列車は“上り”しか存在しないんだよ。なんだか面白いね!


挿絵(By みてみん)

(安房鴨川駅。写真はネットからの拾い物。以下同)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ