安房鴨川駅
5月1日、東京駅。
7時30分発のKY線“下り列車”、蘇我(千葉市)行きの快速に無事に乗り込むことができて、思わず安堵の息をついたのだった。ホント「ふぅ……」だよ。朝の支度に手間取ってしまったし、東京駅は相も変わらず広いしで、間に合わないかと焦っちゃった次第だ。
列車は定刻通りに出発。車窓に都市の景観を映して、定刻通りに到着したのだった。
8時20分、蘇我駅だよ。ここで乗り換えだ。
こっからの路線は、房総半島を右回りに走る外房線と、左回りの内房線の2本あって。
今回は外房線なんだけど、今の時間帯だと普通列車しかないんだ。覚悟を決めるしかなさそうだった。
8時30分出発。さぁ――
これからが長い長い(笑)。途中、車窓に太平洋が現れて慰められたけど、やぁ参ってしまった。房総半島の端っこって、遠いよ!
10時20分。やっとってカンジで、安房鴨川駅に到着したのでした。
列車から降りて振り仰ぐと、5月の春の蒸気に満ちた、まさにパステルブルーの空だ。一気に気持ちが浮き上がった。
ところで知ってるかな?
安房鴨川駅って、外房線と内房線、2本の路線が来ていて、それぞれの終着駅なんだ。だから、この駅から発車する列車は“上り”しか存在しないんだよ。なんだか面白いね!
(安房鴨川駅。写真はネットからの拾い物。以下同)