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18話 水の街、アクアタルア

お久しぶりです。近況は変わらずですが、合間を縫って書きました。

書き方がおかしくなってる箇所があるかもしれませんが、気付き次第修正していきますので御容赦下さい。


【作者からのお詫び】

下書きを誤って先日公開してしまい、中途半端な感じになっていました。

現在は下書きではなく、ちゃんと18話を公開しております。

大変失礼しました。


 今、天野さんと僕は街中を散策している。


『水の街、アクアタルア』― 平原を流れる大河の中に浮かぶ水上都市。


 その街を一直線に貫くように運河が存在し、さらに運河として枝分かれ、合流を繰り返して街中に水運が張り巡らされている。橋も少し歩く度に存在する。市も船に乗りながら売り買いが行われており、賑わいを見せている。天野さんはそんな様子が気に入っているようだ。初めて依頼を受けた日の夜に天野さんから話を聞いてからというものの、天野さんはどからスッキリしているように感じた。


 今日は、天野さんから街中を散策しようと言われて、食べ物や買い物を楽しんでいる。


世界が危機だというのに、そんな暇があるのかとも思ったが、天野さんが言うには『まずはこっちの世界に慣れてもらわないとね。それにタイムリミットとなるタイミングにかなりの余裕を持たせてあるから少し寄り道しても大丈夫よ!』ということらしい。


「松下くん、次はあれ食べてみない?」


「なんだかパフェみたいです。」


「だから、選んだのよ! 最近はこの世界の文化に触れ続けていたから、たまにはエデンのものと似た文化に触れようかと思ったの。」


「もしかして天野さんって、気に入ってます?」

 

「だって天界には、あんな美味しいものなんて存在しないもの!」


 天界ってなんとなく分かるけど、初めて聞いたな。


 どんなとこなんだろう?


 僕がそんなことを考えていると、天野さんはパフェ(?)を両手に持っていた。どうやら僕が考えている間に会計を済ましていたようだ。


「天界については後々教えてあげるわ。はい、これ。」


 聞く前に天野さんがそう言ったので僕は言及せず、パフェ(?)を受け取った。


「さあ、次はどこに行こうかしら?」


 天野さんはルンルン気分で街を歩いている。


 天野さんがこんなにご機嫌なのは遊園地に行った時以来だろうか?


「ふふっ。」


 思わず声が出た。


「ん? なにか言った?」


「いや、なんでもないよ。」


 僕は誤魔化すように、天野さんに駆け寄った。


 それからしばらく買い物を続けていると、ふと天野さんが立ち止まった。


「…あのバカまた! 松下くん、すぐに装備を取りに帰るわよ。」


 天野さんは駆け出した。


 置いて行かれないように走る。


「天野さん、ちょっと待ってよ」


「走りながらで説明してあげるから急いで!」


一体何があったんだろうか? って天野さんが速い!置いていかないでぇ!


宿に着いて装備を装着している間、天野さんから説明があった。


「簡単に言うとね、前に説明したフラウって子がね、とんでもない馬鹿をしたのよ。」


「へ、へぇ…」


「あの子、かなりマイペースで抜けてるとこあるのよ… その尻拭いを今からするの」


「いったい何をしでかしたんですか…」


「私達はね、魔力が地上の生物とは少し違っていてね、周囲の魔物とかを驚かせるから… ほら、前に魔除けの魔法で魔物が近寄らないようにしてるって話したけど、単に私の魔力の影響なのよ。」


「なんで嘘を言ったんですか?天野さんらしくないですよ…」


「松下くんが私の魔力を取り込んでいるのは知ってると思うけど、真実を話したらそれの影響でってことを気にしてしまうかなって思ったのよ… と、とりあえず私達天使は地上に出向くときには体から漏れないように抑え込む必要があるのよ。今回はそれを怠ったみたいで、しかも森の中に降りてきたみたいなのよ…」


さっきのは撤回。天野さんらしい嘘の理由だった。


「森だと何か問題が?」


「森には多くの魔物が住み着いているからスタンピートが起きてしまうのよ… せっかく街を楽しむ時間だったのに… あのバカ…」


「スタンピート! 天野さんと2人だけど、大丈夫なんです?!」


「まぁ大丈夫よ。それに良い実戦練習になると思うわ。その点は感謝ね。…ただせっかくの1日を潰した償いはしてもらうわよ、フラウ。」


天野さんはお怒りのようで、凄い威圧感を感じる…


そうして装備を整えて、スタンピートの発生した森、通称魔の森へと2人で駆け出したのだった。



今回は少し短めですが、御容赦下さい。

あと、下書きを誤って先日公開してしまい、中途半端な感じになっていました。

現在は下書きではなく、ちゃんと18話を公開しております。

大変失礼しました。

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