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俺の王子様-3lover-  作者: 三愛 紫月


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30/40

おかんの夢と許します

ヒーローが、帰った。


みっくんも寝てしまった。


片付けをして、仏壇の前に座ったらフーッて寝てしまってた。


「お母ちゃん、お母ちゃん」


「こっちゃん、何か飛んでるよ」


「飛べるねんよ。体が軽いねん」


「よかったな。」


「でもな、お母ちゃん、私な心の半分が欠けたんよ。」


「なんで?」


「みっくんが、いないから欠けてるんよ。欠けた部分に、みっくんの気持ちが流れるんよ」


「こっちゃん、どこ行くん?」


「お母ちゃん、みっくんの為なら殺れるねん。死ねるねん。わかってくれる?」


そう言って歩くこっちゃんは、包丁を持って誰かに向かって歩いていく。


「こっちゃん、やめなさい。そんなん危ないから」


「お母ちゃん、殴っても殴っても足りないんよ。だから、殺って殺って殺るしかないんやで」


こっちゃんは、誰かに刃物を立ててる。


私は、必死で走った。


「こっちゃん、そんなんしたらアカン。」


こっちゃんの腕を掴んだ。


こっちを見た「みっくん?」


「お母ちゃん、みっくんを助けて、みっくんを助けて」


はっ!!!


目を開けた。


「なんや、変な夢見てしもたわ」


みっくんを助ける?


何があるんやろか?


4時やんか…。


もう、寝られへんわ。


さっきの夢が、気になってボッーとしてしまう。


みっくんの部屋に入るんは、こっちゃんの時に助けられへんかったから…。


双子って厄介やね。片方がいなくなったら、心が欠けてるんよね。


痛いぐらいわかるけど、それを埋めてあげられへんのよね。


親やのに情けないわ。


みっくんが、8時に起きてきた。


みっくん、何かしようとしてるんやろ?


こっちゃんが、夢にでてきたんやで


絶対、みっくんは何かするんやろ?


みっくんは、九時半に家を出ていった。


お母ちゃんが、みっくんを助けるから


机の上に紙がある。


姫路市…… 11時


誰に会うの?


時間がない。


こっちゃんの手紙とメモをもった。


ここって、言ってたよね。


ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン


出てきた、あってた。


よかった。


みっくんを助けて欲しいとお願いした。


ヒーローは、みっくんを助けてくれた。


「みっくん」


お母ちゃん、みっくんを助けてあげられへんのやな


みっくんは、こっちゃんが欠けてしまったんよね。


手も血だらけやん。


秋帆君とみっくんを残して、心春君としらない人を連れてでた。


「タクシー呼びます。」


心春君が、タクシーを呼んでくれた。


ちょっと嫌な顔されたけど、クリーニング代を払うと言ったら乗せてくれた。


病院につくまでに何があったか話を聞いた。


殺してやりたい、その言葉が浮かんだけど書き消した。


殺した所で、こっちゃんは生き返らないのだ。


飲み込んで、飲み込んで、許すしかないのだ。


心春君の顔が、こっちゃんと重なって見えた。


許さないって言おうとした口は、「許します」と話していた。


病院について、治療を受けにいった。


「僕には、言えません」


心春君が、言ってきた。


白いセーターの下半分が血だらけだ。


「私もね、何で言えたんかな?不思議やわ。心春君は、もしかしてみっくんの事愛してるん?」


「あ、えっと…」


心春君は、困った表情をしている


「軽蔑とかせーへんよ。ただ、友情やないよね?みっくんに対して」


「はい」


俯きながら、心春君が答えた。


「やっぱり、そうなんやね。さっきの時のみっくんを見る目でわかってしもたわ。」


「すみません。」


「謝らんでええんよ。みっくんが、どう思ってるかわからんけど傍にいてあげてくれへん?」


「はい、そうしたいです。」


「心春君は、みっくんの為なら何でもしてしまいそうな気がするわ。さっき、あの子に対して殺意が宿っとった。でも、その愛情がみっくんには必要なんよ。みっくん所に行ったげて。私は、ここに残るから」


「はい、失礼します。」


そう言って、心春君が行った。


私は、終わるまで待ってた。


処置が、終わって出てきた。


「すみませんでした。もう、これから美月には関わりません。」


そう言って、頭を下げられた。


「よろしくお願いします。さようなら」


その人は、帰っていった。


私も、帰ろう。


こっちゃんとお父ちゃんとこに、タクシーに乗って帰った。




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