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03.試験、そして冒険者に(ただし、何も起きないとは言っていない)

まさかの連日投稿!自分でもびっくりです!そしてあれやこれやと詰め込んでいき、気づけば本編が少し長くなってしまいました…。すいません……。それでも面白く書けたはずです!前置きはこのくらいにして、本編をどうぞ!!

王都を目指して歩くこと1時間後、ジェイス達は王都に到着した。


「やっとついたな」

「そうだね」

「早速だがギルドに行くか」

「うん」


2人は王都に入り、冒険者ギルドを目指した。


数分後…


2人の目の前にはとても大きな建物が建っていた。


「ここが冒険者ギルドか」

「そうみたいだね」

「…デカイな」

「…デカイね」

「…とりあえず入るか」

「…そうだね」


2人はそんな会話して、建物に入った。





中に入ってみると、お祭りでも開いているのかってぐらい賑わっていた。


「ようこそ!冒険者ギルドへ!」


そんな明るい声と共に受付嬢が出てきた。


「あの、俺達、冒険者登録をしたいんですが…」

「はい!新規登録ですね!少々お待ちください!」


少しして、受付嬢は書類を持って出てきた。


「こちらに氏名、年齢、職業をお書きください」

「わかりました」


俺達は書類に必要事項を書いていった。


「はい、記入漏れはないですね……ん?」


受付嬢は書類に目を通していると、ふと首を傾げた。


「…あの、御二方?職業の欄、間違えてません?」

「いや?間違えてないですよ?」

「…では、御二方とも『剣聖』なんですか?」

「はい、そうですけど」

「しょ、少々お待ちください!」


そう言って受付嬢は奥へ走っていった。


「どうしたんだろうね?」

「さぁ?」


シャロンとそんな会話をしていると


「あなた達がリリアの言っていた剣聖のお二人さん?」


そう言って少し大人びた女性が出てきた。

どうやら受付嬢はリリアと言うらしい。


「あの、あなたは?」

「あぁ、自己紹介がまだだったね。私はマリア、このギルドのギルドマスターをやっているわ」


まさかの人物が出てきた。


「はじめまして、俺はジェイスです」

「私はシャロンです」


こちらも自己紹介をした。


「ジェイスとシャロンといえば勇者パーティにも同じ名前の人物がいたわね」

「あ、それ俺達です」


突如、賑やかだったギルド中が一瞬静まり返った。

その時、


「おいおい、嘘は言っちゃあいけねぇよ?」


そう言ってやたらガタイのいいおっさんが出てきた。


(別に嘘は言ってないんだけどなぁ…)

「本当に勇者パーティにいた剣聖様ってんなら俺と勝負しようぜ?お前が勝ったら剣聖だって信じてやるよ。ただし、俺が勝ったら俺の目の前で裸になって土下座しな!」

「こ、困りますよガンツさん!勝手にそんなこと決められては!」


どうやらこのガタイのいいおっさんはガンツと言うらしい。


「いや、そうだね。ここはひとつジェイスくんとガンツで決闘してみよう」

「ギルドマスター!?」


ギルドマスターが決闘の許可を出した。


「リリア、これは剣聖の力を見るいい機会だよ。ガンツには悪いけど相手になってもらおう」

「…わかりました」


リリアはなにか諦めたような顔をした。


「んで?どっちが戦うんだよ」


ガンツがそう尋ねてきた。


「俺が戦いますよ」


そう俺が答えた


「よし、準備が出来たらギルドの裏に来てくれ」


そうマリアが言った。





数分後、俺達はギルドの裏にある闘技場に来ていた。

観客席には多くの人が来ていた。


「おい、何が始まるんだ?」

「なんでも勇者パーティにいた剣聖とガンツのおっさんが決闘するんだってよ」

「マジかよ!でもその剣聖、本物なのか?」

「それを確かめるための決闘だろうよ」

「もし剣聖が本物なら二度と見る機会が無いかもしれねぇな」

「本物だったらな」


観客席にいる人達は口々にそう話している。


「それじゃあ、私が審判をしよう」


そう言って、マリアギルドマスターが出てきた。


「ルールは相手を場外に出すかこの魔水晶が割れるまでだ。」


そう言って、マリアギルドマスターは2つの水晶を見せてきた。

魔水晶とは対象が受けたダメージを肩代わりしてくれるものだ。


「ルールは以上だ。2人とも準備はいいか?」

「いいですよ」

「いいぜ!」

「それじゃあ、はじめ!」




━━━━━勝負は一瞬だった。

マリアが開始のコールを言った瞬間に、ガンツの魔水晶が粉々に砕け散り、ガンツが気絶した。


「「「「え?」」」」


マリアを含めて観客達が何が起こったのか理解出来なかった。


「マリアさん、判定を」


俺がそう呼びかけると


「しょ、勝者!ジェイス!!」


そう宣言した。


「「「うおぉぉぉおお!!」」」


突如、観客席から歓声が上がる。


「おい!今の見えたか!?」

「いや、全く見えなかった!」

「じゃあ、マジで勇者パーティにいた剣聖なのかよ!」

「そうみたいだな!」

「やべぇ!剣聖の戦いを見れたって、一生の自慢だぞ!」

「だな!」


観客席がそう騒いでいるとガンツが目を覚まし、起き上がった。


「いつつ、ったく何が起きたんだ?」


そう言ってガンツが尋ねてきた。


「別にただ単に剣を振っただけですよ」


そう俺は答えた。





その後、冒険者になるために俺達は色々な審査を受けた。

そして、想定外なことが色々と起きた…

身体能力を図るために反復横跳びや短距離走をするが誰も速さを目で追えず測定不能。

長距離をするとギルドの最高記録を大幅に上回る結果に。

極めつけは魔力を測るために水晶に魔力を込めると水晶が爆散した。

一緒に検査を受けていたシャロンも信じられないという顔をしていた。


(それにしても剣聖って魔力をあまり持たないはずなのにどうして水晶が爆散したんだ?)


そう…剣聖は魔力をあまり持たない代わりに身体能力がとても高いのだ。

なのに何故かジェイスは魔力を大量に持っていた。それこそ賢者(・・)にも引けを取らないぐらいの…


(まぁ、考えても仕方ないか…)


こうして、色々なことがあったが俺達は無事(?)冒険者ライセンスを貰い、冒険者になることが出来た。

次回、勇者パーティサイドです!ちょっとずつ異変が起き!?


【※読者の皆さまへ、大切なお願いがあります】


読了ありがとうございました!


少しでも、

「面白かった!」

「続きが気になる!」


と思っていただけましたら、ブックマークや評価、感想等を是非お願いします!!!!


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続きを書く励みになりますので!


かなりの不定期更新ですが、気長に待っていただけると幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] こういった王道系の話が1番好きなのでこのお話も読んでみたら早速面白くてすぐファンになっちゃいました! 主さんが気持ちよく書けて納得いく物が投稿出来るなら勿論不定期でも全然待ちますよ( *…
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