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反旗せよガルム!

ここからが続編となります。


なお、文章は以前までのような台本形式になっています。

一刀とルシファーの魔力によりついに誕生してしまった最強の召喚獣ホムンクルスのクルス


クルスは生みの親であるヨナルデを殺し、ガルムから仲間達が倒されたのを聞くとクルスはその衝撃によって屋敷を半壊させ、スライムのような体からよりルシファー面が強い姿へと変化したのだった。


ガルム「お┅お前、本当にクルスなのか!? 」


変わり果てたクルスの姿にガルムが確認すると


超クルス「あぁ、俺はお前がよく知るクルスだよ。いや、今は(スーパー)クルスと呼んでほしいな 」


姿と共に態度まで大きくなったクルス


超クルス「俺は仲間の仇のため全ての魔法使いを滅ぼしてやる!ガルム、お前もついてきてくれるよな? 」


このクルスの言葉に


ガルム「あぁ、もはやお前についてくるのは俺一人、お前に何があろうとも一緒についていくぜ! 」


賛同するガルムであった。


超クルス「お前ならそう言うと思っていたよ。それではまずは┅ 」


クルスは華琳と魔力を抜かれて干からびた一刀を見ると


超クルス「あの魔法使いとあの女から始末するとするか 」


華琳「何ですって!? 」


超クルス「魔法使いに味方する奴は魔法使いでなくとも邪魔なんだよ 」


ドォンッ!!!


クルスは華琳達目掛けて滅びの魔力弾を放った。


華琳「一刀、しっかりなさい! 」


一刀「うぅっ┅ 」


一刀をかついでいる華琳に避ける時間はなく


ドッカアァーーンッ!!!


魔力弾は華琳達に直撃してしまった。


超クルス「やれやれ、呆気なく散ったようだ┅ 」


華琳達を滅したと思うクルスであったが


その直後!


?「ボクを勝手に殺さないでほしいなぁ 」


超クルス「なにっ! 」


爆風の中から声が聞こえ、煙が晴れると


華琳「ライラ!? 」


ライラ「ふっふ~んっ♪ 」


バァンッ!


ライラが障壁を張って攻撃を防いでいた。


超クルス「お前は悪魔族であろう。何故魔法使いに味方する? 」


クルスがライラに聞くと


ライラ「あんたバッカじゃないの!ボクは魔法使いの味方をしてる訳じゃないよ。ただ単にダーリンの味方してるだけだもんね! 」


ライラの言うダーリンとはもちろん北郷一刀のことである。


超クルス「魔法使いに味方するのなら悪魔族だろうが俺の敵だ。仲良く滅ぶがいい! 」


ドォンッ!!!ドォンッ!!!ドォンッ!!!


クルスはライラ目掛けて滅びの魔力弾を繰り出していくが


ライラ「へっへ~んっ!これでもボクは悪魔長のレヴィアタンと互角に争うほどの実力なんだよね! 」


ライラは次々と障壁で防いでいった。


しかし、顔は余裕があるような表情であるものの、実際はかなりきつかったりする。


更にクルスは魔力弾を放ちながらも


超クルス「ガルム、何をしている!俺があのサキュバスを押さえておくからお前が魔法使いを殺せ! 」


ガルム「あ┅あぁ 」


ガルムにそう命じた。


ライラ「やばっ!?華琳ちゃん、ダーリンを連れて早く逃げて!! 」


華琳「えっ!? 」


ライラは華琳にそう叫ぶが



ガルム「おせぇよ! 」


逃げようとする華琳よりガルムの方が早く


ガルム「これで終わりだ! 」


ブォンッ!!!


華琳「くっ!? 」


ガルムの爪が華琳達に迫ったその時だった。


ぽとっ


偶然にも一刀の持つマジックバッグの口が開いて一つの召喚リングが落ちた。


ガルム「あれはまさか!? 」


その落ちたケルベロスの召喚リングに流れている魔力を見たガルムに変化が起きた。


ガルム「あの魔力はチビの┅いや、あいつは殺されたはず┅ 」


華琳「何がどうなってるの? 」


頭を悩ませて苦悩するガルム


かつてガルムは自分を虐待していた魔法使いに隠れてヘルハウンドの赤ちゃんをチビと名付けて育てていた。


だがそのチビは魔法使いによって殺され、それがきっかけでガルムは魔法使いを殺し、悪の道を進むようになったのだが


ヘルハウンドは狼系モンスターの進化前の姿であり、成長次第ではケルベロス、オルトロス、フェンリル、ガルム等に進化するのでチビがケルベロスという可能性はある


そして姿が変わろうとも体に流れる魔力の波は指紋や耳紋と同じように同じものはいない


しかし、チビは確かにガルムの目の前で殺されたはずなのだが


すると


超クルス「ちっ!どうやら洗脳が解けたようだな 」


苦悩するガルムにクルスがそんなことを言い出した。



ガルム「洗脳だと、どういうことだクルス! 」


超クルス「言葉の通りだよ。ヨナルデは戦闘力の高いお前を欲しがっていた。だが単に魔法使いに虐待を受けていただけじゃお前は完全に魔法使いを憎む訳じゃない。そこでお前の記憶を少し変化させたのさ 」


そう。実はあのチビは微かであるが生きていたのだ。



それをガルムは死んでいたという偽の記憶をヨナルデに植え付けられていた。


しかも


超クルス「まぁヨナルデにそうするよう命じたのは俺なんだけどね。そのおかげでお前のような強い戦力を手に入れたわけだしな 」


全てはクルスによって仕組まれたのだ。


それを聞いたガルムは


ガルム「クルス、テメェ!!! 」



クルス目掛けて飛びかかっていった。


だが


ドォンッ!!!


華琳「あっ!? 」


ガルム「ぐほっ 」


クルスの放った滅びの魔力がガルムの腹部を貫いたのだった。


超クルス「もうお前は必要ない。さよならガルム 」


しかし、ガルムはただでやられるわけにはいかなかった。


バキンッ!


何を思ったのかガルムは爪を折ると


ガルム「おらぁっ! 」


ブォンッ!


クルスの額目掛けて投げ、傷をつけた。


超クルス「こんな攻撃ごとき痛くも痒くもないが俺の体に傷をつけた褒美をくれてやるよ 」


ゴゴゴッ┅!


そう言いながらクルスは魔力を溜め


超クルス「あばよ! 」


ドォンッ!!!


強力な滅びの魔力弾をガルムに向けて放った。


このままではガルムが消滅してしまう!?


ダメージを受けたガルムに攻撃を避けることなぞできなかった。


だがガルムは最期の言葉として


ガルム「おいそこの女、頼みがある!俺の代わりにクルスを倒してくれ!そのための道は俺が作ってある頼むぜ! 」


華琳「あ┅あんた 」


ガルムは悔し涙を流しながら華琳に後を託すと


ガルム「あばよリル坊 」


ドッカアァーーンッ!!!


まともにクルスの攻撃を受けたのだった。

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