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82話 北海油田

久しぶりの投稿だけど短めです… いつも短いともいう(汗

この話も前話と同じくBANされる前の約二年前に一度投稿していたかも?

問題となる部分を削除するのと少々手直しての投稿となります。


 英国王室主催の私を歓迎する公式歓迎会も無事に終わって、ローズの私室にお邪魔している桜子です。

 それで、ローズにイギリスの地図と毛糸と穴開きのコインを用意してもらって、準備は完了であります!



「桜子、グレートブリテンの地図を広げて、それは何をしているのです?」


「占いみたいなものだよ」



 未来の女王陛下へ、私からのプレゼントであります。せっかく、遠くイギリスまで訪問して、こうして仲良くなれたのですから、手土産代わりに前世知識を使って、北海油田を先取りしちゃいましょうってヤツです。

 まあ、やっていることはインチキの類いともいいますがね!


 もっとも、私が教えなくても、20年か30年先には自力で発見しているのですけどね。

 でも、探索する範囲が狭ければ、それだけ掛かる費用も削減できてお得ですし、これはこれで良いのでしょう。うん、そう思おう。



「占い? おもしろそうだね!」


「こうやって念じながら、地図の上に糸からコインをぶらぶらと垂らすと……」


「なんか、動…いて…る? それとも桜子が動かしてるの?」


「うーん、無意識に勝手に動いてくれる感じかなぁ?」



 すみません、嘘つきました。私の意志によって動かしてます。

 でも、こっくりさんとかは勝手に動くとかも聞くし、もしかしたら、本当は私が誘導されていても、おかしくはないのかも知れませんね。



「オカルトチックね」


「でも、この方法で満州の油田が見つかったんだよ」



 つまり、意志の勝利です! ……違った。

 それこそあっちは、オカルトチックな危ない連中の集まりだったわ。


 きっと今頃は、ヒトラーやゲッベルスとかナチスの高官連中は、くしゃみでもしている頃でしょう。



「へーそうなんだ。不思議ね」


「だからブリテン島にも、まだ未発見の資源が眠ってるかも知れないから、こうやって探してみるの」


「あるかな?」



 イギリスが石油輸出国になれるぐらいには、確実にありまっせ!

 でも、その期間は半世紀も続かなかった気もしましたが、それはそれってことで。



「見つかったら儲け物。それぐらいの気持ちで軽く思っておけばいいよ」


「まあ、そうだね」


「むむっ!? こ、これは……?」



 地図上の思念を感じ取って、コインが揺れ動き始めました!



「桜子、そこ海の上だよ?」


「これは、石油かな? それとも、ガスかも知れないな」


「北海に油田があるの?」


「アバディーンの東、150kmから200km程の海底だね」


「海底かぁ……」



 そうガッカリしなさんな。未来ではちゃんと掘れるからさ。



「あと、シェトランド諸島の北西でも反応を示したね」


「そっちも海底だね」


「そうだね。水深150メートルから200メートルの海底だし、北海は天候も荒れ気味なので、本格的な採掘には技術の進歩が必要不可欠でしょうね」


「エサを前にして、お預けをくらった犬の気分だわ……」



 まあ、その気持ちは分かるよ。



「それでも、海底だとしても油田らしきものはありそうだから、調査はするべきだよ」


「でもきっと、私の言うことなんか子供の戯言だと思って、大人たちは真面目に取り合ってくれないわよ」


「ローズが大人になって、ローズの言葉に大人たちが耳を傾けてくれるようになるまでは、内緒にしておけばいいのよ」



 そうすれば、女王陛下の功績にもなりますしね。目指すは、さすロズであります!

 イギリスが戦争中で、ドイツのUボートが跳梁跋扈している海での採掘は不可能ですから、北海油田の採掘には欧州の恒久的な平和が必要不可欠であります。


 彼女が大人になる頃には、欧州にも平和が訪れているでしょうしね。さすがに、1950年代まで戦争を継続しているだなんて、馬鹿げた世界は見たくありません。

 まあ、幸いガリポリの肉屋さんじゃなくて、ハリファックス卿が首相になったのだから、このまま休戦が続いてなし崩し的に終戦となることを期待しましょう。



「まさしく、犬の気分だよ……」


「次の英国王には、ローズが女王で即位するのでしょ? 女王陛下の言葉には、さすがに臣下も耳を傾けるでしょう」


「まだ、弟が生まれるかも知れないよ」



 うーん…… 史実では彼女に弟はいないはずですので、残念ながらも多分それは無理かなぁ?

 でも、これは言えないよね。



「弟が生まれたら、ローズから弟に伝えればいいのよ」


「それもそうだね」



 あ、その前に、お父さんのジョージ6世陛下に伝えてもいいのかな?

 まあそれは、ローズに任せましょう。そこまでは私も関与できませんしね。



「でも、コインをぶらぶらするのおもしろそうだね」


「ローズもやってみる?」


「やるやる!」






「動かないよ……」



 まあ、動かそうとする意志も必要だからね……


次話は未定…


読者のみなさんも、よいお年をお迎えください。

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― 新着の感想 ―
[一言] ウィッチファーム油田とかはスルーしてたんだろうか 2015年に新しい油田発見されたって言われてるけど続報とか探しても見つからなかったのが残念でしたけど
[良い点] この作品が大好きです。 読めて嬉しいです。 復活していて嬉しい!
[気になる点] ピコマシンロボに転生してしまったの?
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