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十五夜ふかし

作者: アベ坊

もう夜中の2時を過ぎました。あたりはシーンとしています。時折遠くのほうで車の音が聞こえてますか。足元の小川からチョロチョロ音が流れます。背伸びをし、固まった体をポリポリッと鳴らして、寒いのでパジャマの襟をキュッと立てて、タバコに火をつけますよ。シュ。ジリリッ。フーと吹くと煙は上へ上へと昇ります。どんどん上りますよ。どんどんどんどんのぼって、ちょうど現在富士山三合目です。大きいですね。ほら、あの光は昭和基地からの光ですね。まだまだどんどんのぼります。上から地球を見るとこんなに丸いです。そして日本は光ってますね。どんどんのぼります。そろそろ薄い雲になり、ゆっくり漂い始めます。ぐるりと丸い風が吹けば今夜は十五夜満月なのです。ヤッター。

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