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BOX  作者: あり
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第二話:破天荒設定

「……!まさか、そんな事例いままで聞いたことないですよ」

中宮先輩は信じられないというような顔をしていた。「確かに信じられないのは分かるが現にこうして彼は力を持っていないのにあの旧校舎に入ることができたこれはまぎれもない真実だ」

俺はやはり話の意味が理解できなかった。

「ええっとそろそろ俺にも分かるように話をしてもらえませんか?」

「ああ、すまないそろそろ話を始めよう。まず君はこの学校の生徒会がどのような基準で選ばれているか知っているかい?」

「え〜と…確か中学時代の成績などで決まり三年間生徒会を委員会活動として続けるだったような気が」

「その通りだしかし実際は中学時代の成績なんかまったく関係無いんだ」

「へ、…そうなんですか」「ああ君も見ただろう俺が四角い箱と球を出して何かしているところを」

「ああ、あの…変な」

「そうあの力などを使い旧校舎に現れるブラックと呼ばれる魔物を倒すことが我が砦山高校生徒会の使命だしかし力を使える者は限られているその力を使える者のことをウィザードというのだが入学試験の時にウィザードの適合試験もわからないように行われているそして適合試験に合格したものがうちの学校に入学するときはうちの生徒会に入ってもらうのだしかし君は適合試験に受からなかったにも関わらずあのウィザード以外は入れないはずの旧校舎に入っている」

「え〜とそんな一気にいわれても何がなんだか」

俺の頭はもうパンク寸前だった。

「ああ、すまんな昔から説明は苦手なんだ」

「まず、何であの旧校舎にあんな訳のわからないそのブラックとかいうやつが現れるんです?」

「そうだなそこは、話せば長くなるから次の機会に話すとしようまず君には他の人たちと同じようにBOXとホワイトを持たなければな」

どうやらすでに俺は生徒会入りが決定しているらしい「まず、君にはホワイトというこのカイトのような生き物を生み出してもらう」「はあー、あのどうすれば」

「君にもウィザードの力があるのはもう立証されているならば右手をに出してクライツと唱えれば生まれるはずだ」

俺は言われた通り右手を前に出して唱えた。

「クライツッ」

すると右手の掌が光気付いたら一匹の小さな竜が俺の掌の上に浮いていた。

「……!!竜のホワイトだと聞いたことないぞそんなの。」

「いえ、先例が一つだけあるわ前代校長…」

「なるほどだからこそ君は査定から漏れたのかもなさあ片屋そのホワイトに名前を聞くんだ」

「名前を教えてくれるか?」

「…ソルト」

その竜はゆっくりと答えた「君には驚かされてばかりだな査定漏れした次は竜のホワイトを産み出すとは」神田先輩は本当に驚いたようだった。

「ホント面白い後輩さん」俺はソルトと名乗る竜に話しかけてみた。

「よろしくなえ〜とソルト」

「君が僕のパートナーなの?」

「あ…ああ、そうだよろしくな!」

「うん、よろしく…名前は?」          「片屋真治だまあよく分からんが長い付き合いになりそうだから真治でいいよ」

「…そうかよろしく真治」「なかなか素直なホワイトじゃないかソルトくん君のタイプは?」

「…ソルトでいい、攻撃型、属性は火」

「攻撃型かちょうど良かったでは片屋くんには次の話をするとしようあの旧校舎についてたが」

「あ、そうそうあの校舎は一体なんなんですか?」

やっと一番の疑問が解けそうだった。

「片屋、君はあの校舎に入るときなにか変な感じがしなかったかい?」

俺は旧校舎に入るときに感じた変な感覚を思い出した「あ、確かになんか変な感覚がありました」

「あの旧校舎は現実とは世界が違うんだいうなれば電脳世界というやつだ。」

「電脳世界つまりあの中はインターネットみたいなものなんですか?」

そんなSFの世界のような話があるのか。

「まあ実際に存在するのだから信じてくれそれであのブラックはバグのようなものだ」

「あいつらをほっとくとどうなるんですか?」

「あいつらは消していかないと電脳世界がどんどん広がりこの現実の世界が電脳世界になりブラックがのさばる世界になってしまう」「なるほどそんな理由が」「まあそれを見回るチームは学年でわけて三人一組なんだがバランスの良さ的には攻撃方法に富んだ攻撃型攻撃型を後ろから守る守備・回復型現実世界から電脳世界全体の情報を送る情報型このチームが一番好ましいのだがちょうど一年に攻撃型がいなかったんだ。

「すいませーん遅れました」

「ああ、君たちちょうど良かった君たちのチームに入ることになった片屋真治くんだ」

そこにはオレンジ色の長い髪のことショートヘアーの白い髪でメガネをかけた子の二人の女の子が入ってきた白い髪の女の子はノートパソコンを持っている。

するとオレンジ色の髪をした女の子が駆け寄ってきた「え、てことは私達のチームもやっと活動できるんですね私、翡翠薫、よろしくね片屋くん」

「ああ、よろしく翡翠さん」

気付くと翡翠さんの横にもう一人の白い髪女の子がたっていた。

「…雪野小百合」

「ああ、よろしく(汗)」

だんだん俺の生徒会活動が現実味を帯びてきていた。


更新遅くてすいません。楽しんで読んでもらえたらうれしいです。

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