表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BOX  作者: あり
1/2

第一話:学園生活スタート

綺麗だ………

そんな感想しか浮かばないほどに彼女は綺麗だった。俺の名前は片屋 真治昨日この砦山高校で入学式を終えたばかりのできたてホヤホヤの一年生だ。

俺は今とある女性をつけているおっと勘違いしてもらっては困るけっしてストーカーではないただ彼女が気になると俺の第六感が告げているのだ。

彼女をつけていると意外にも彼女が向かった場所は今は使われていないため誰も近づいていないと言われる旧校舎に向かっていたうちの学校は私立ということもあり敷地はかなりの広さだった。

初めて見たが近くで見るとまだそれなりに校舎として機能しそうな風貌を維持していた。彼女は立ち入り禁止区域である旧校舎になんのためらいもなく入っていった。

俺は彼女と違い少しためらったがやはり彼女が気になったので入っていった。

旧校舎の入り口に踏み込んだ時空気というか雰囲気というか何かが変わった気がした。

しかし旧校舎に入るとき少しためらったのが災いした入ったあとすぐに彼女を見失ってしまった。

「参ったな見失っちまった」

その時後ろから不意に何かが飛び出してきた。

「グルルル…」

その動物は…いやこんな動物はどんな図鑑を見ても載っていないだろう。

「な…なんだこいつは」

まあ言葉では伝わりにくいと思うが体は大きさが大型犬の犬でいいのだが首から上が問題だ、なんとその首は途中で二つに別れ片方が犬片方が猿というなんとも奇妙な形をしていた。

明らかにそいつは俺を敵対視していた。

「グルルル…グワッ」

そいつはしばらく俺は睨んだ後急に鋭い牙をむき出しにして襲いかかってきた。「うわっ」

俺は間一髪で避けられたが右肩に浅い傷を負った。

「くそっ…これでもくらえ!」

俺はそこに落ちていたほうきで殴りかかった。

「ガウッ」

そのほうきを口で受け止めたあと簡単に噛み砕いた。命が危ないと感じた俺は走って逃げようと思ったが。万事休す少し先は行き止まりだった。

俺は目をつぶり念仏を唱えていた、その時

「カイトッ」

「分かった」

「キャイーン」

急に誰かの声が聞こえたと思ったら俺に飛びかかろうとした生き物の前に小さな犬に羽が生えたような小さな生き物がてをかざすとあの変な生き物は壁にぶつかったように弾かれた。

「カイトあのブラックの弱点属性は?」

「いま調べてる……分かったよ氷だ」

「氷だな」

そのカイトとかいう生き物に命令をだしているうちの制服をきた男はポケットから四角い箱と水色の球を2つ取り出した。

「運が悪いなお前氷は俺の得意分野だぜ」

男は取り出した箱の中に2つの球を入れた。

「水の宝玉2つを捧げる」そういうとその男は箱をにあのブラックと呼んでいる生き物に向けた。

「フリストッ」

そう言うと箱の中から突然氷の柱が出てきてそのブラックが貫かれた。

「キャンッ」

その程度の断末魔をあげる位しか力が残って無かったのか全くそれから動かなくなった。

「ふうっ終わったか君大丈夫かい?」

この出来事が俺の高校生活を大きく狂わせるとはこの時は考える余裕は無かった

「君大丈夫かい」

そう言われてさしのべられた手を俺は素直に握り返した

「え〜と…」

俺はたくさん聞きたいことがあったので何から聞こうか戸惑っていた。

「頭が混乱しているようだなまあまずは自己紹介からだな俺は三年の神田 樹だこいつはホワイトのカイトだ」

「よろしく!」

「君の名前を教えてくれるかな」

「あ、はい俺の名前は片屋 真治ですええっとなんかよく分からないけど危ないところをありがとうございました神田先輩」

「いや今回の事件は俺達生徒会側の落ち度だまさか査定漏れした生徒がいるとはこんなことは前代未聞だ」「ホントホント生徒会始まって以来の不祥事だよこれは」

「はあ…」

俺は何の話をしているのかよく分からなかった。

「まあ、とりあえず君には話さなければいけないことがたくさんあるまずは、君の怪我をなんとかしなければな」

そう言えば肩の怪我をすっかり忘れていた。

「先輩はかどってますか」急に後ろから話し声聞こえてきた。

「あら、君は誰?一年生の生徒会で君を見た覚えが無いんだけど」

「ああ、彼については生徒会室で話すそれよりちょうど良かったちょっと彼の傷を治してやってくれないか」

「ふーん分かりましたネミアよろしく」

「はーい」

見ると知らない女性の肩にも猫のような小さな生き物が浮いていた。

「ちょっとの間動かないでね」

言われた通りにしているとなんと肩の傷がどんどん塞がっていった。

「うっうわ傷が」

「ふふすごいでしょ」

その猫のような生き物が得意そうな顔をしていた。「まあ、とりあえずこれでいいな片屋くん一緒に生徒会室に来てもらえるかい?」「へ、わ、分かりました」「気にしないでいい別に反省文を書かせようとかそういう訳ではないでは行こうか」

神田先輩は生徒会に移動している途中の道で

「ああ、紹介が遅れたな彼女は二年生の中宮 加奈枝だ中宮彼は一年の片屋 真治だ」

「ふふ、よろしく片屋くんあ、そうそうこの子はネミア仲良くしてあげて」

「ネミアだよ、よろしく」「片屋です」

俺はなかなか頭が整理出来なかったこれからどのようなことを話されるのか考える余裕もないほどに…


初投稿です、楽しんで読んでもらえれば幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ