表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
New Age Beginning  作者: 淡太郎
第二章・種の絶滅
11/69

第二章・種の絶滅(3)

「ね!これみてよ!!」

三人から少し離れた望恵が大きな声を出して皆を呼んだ。

「19・・年、6月・・。私たちが生まれるずっと以前じゃない!」

そこには色あせ破れたカレンダーがぶら下がっていた。その下にはダイヤル式の赤い公衆電話がほこりで真っ白になっていた。

「うわっ、年代物だな。」

「こんな電話初めて見たわ」

「しかし教会にカレンダーと公衆電話っておかしくないか」

「やっぱりここ病院よ」

望恵がかざした光に「院内総合受付」の文字が照らされた。それと同時にいままでのかび臭い匂いが急に消毒剤の匂いに変わった。

「何この匂い!」と良子

「どうした」と孝広

「病院の匂い・・」と望恵

「病院の匂い?」と悟

その病院の匂いはすぐに退いていき元のかび臭い匂いに戻った。

「あっあれ・・」と良子

「なんだ」と孝広

「いま一瞬病院の消毒の匂いがしたのよ」と望恵

「ま・・まさか・・・」と悟

四人の背筋に悪寒が走り夏だというのに寒くなる。

「俺はわからなかったぜ」と孝広

「俺もだ」と悟

「私たちにはしたのよ」と良子に望恵

四人は恐怖に怯え動けなくなった。

「やっぱり帰りましょうよ」

望恵が体をくねらせ、ねだった。・・・つづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ