私と北澤の課題
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よろしくお願い致します。
「貴女たちは早く課題に取りかかってください。はい次は貴女方ですが、まず、貴方から」
セアが北澤に一冊の本を手渡しました。
それが何か気になり覗いてみれば、女性が描かれた本でした。
「貴方はきっと恋を知らないのです。だからルートなど存在しないのだと思いまして、まずは少女漫画を読んでいただき恋を知っていただきます」
「少女漫画、ですか」
私同様にそれを初めて見るようで中身をペラペラと捲ってみては、首を傾げています。
難しい内容のものなのだろうか。
「はい、これらを読んで恋とは何なのかレポートを書いていただきます」
山となった本を北澤の横に起き、レポート用紙を机の上に置いた。
その後に私の方をセアが見たと思ったら、北澤同様に一冊の本を手渡されました。
そこには『悪女になるには』と大きく書かれていた。
「貴女は悪女が何たるかを知らなすぎです。それを読んで貴女がどうあるべきく考えていただきます」
悪女が何かよく分かりませんが、こんな風に学んでなるものなのか。
違う気がするのは私だけだろうか。




