決着がつかず
閲覧、ブックマークをありがとうございます。
続きは明日更新します。
よろしくお願いいたします。
セアからある程度の説明を受け、明日からついに課題を取り組むことになるわけなのだが。
「千智君!一緒に寝よう!」
「勝手に一人で寝てろ」
「嫌だぁあああ!一緒に寝るんだもん!」
「………うるさい」
「あたしだけ布団入っても千智君が入らなかったらあたし片手外に出したまま寝ることになるもん!」
「知るか」
駄々を捏ねる子供のように暴れる奏音に冷えた眼差しを向ける千智の様子に、この2人が大人しく眠りにつけるのかが心配だ。
「あのお2人は放っておいて貴方方は明日に備えて寝てください」
セアにそう促され、北澤とともに当てられた部屋に入ろうとすれば、先にお風呂に入ってくると北澤はそちらに向かったのでその間に私は布団を敷いておくことにした。
衝立となるようなものを発見し、それを2人の布団の間に置き、パジャマらしきものを手にして私もお風呂に向かうことにする。
廊下に出ればまだ奏音の声が聞こえてきた。
どうやらまだ決着がついていないようで、これからどうなるのか気になる所だが、このまま廊下で聞き耳を立てるわけにもいかず、風呂場へと向かった。




