第一話 転生
不定期投稿します。よろしくお願いします。
処女作です。生暖かい目でご覧ください。
「あー、これからどーすっかね。」
と呟くこの男、黒鉄理翔は研究所を先ほど首になった。理由は、
「遺伝子操作用の薬品を自分に使ったらどうなるか気になって、やってみようとしただけじゃんかよ。」
それがいけないのがなぜわからん。それだけではない。
「はー、やっぱり研究所の設備を勝手に弄くり回したのは不味かったかなー。」
当たり前だ。
「マウスの世話をまともにせず死なせたのがいけなかったのか?」
それ、聞いてないぞ、おい。迷惑ばかりかけているな。
今まで首にならなかったのは、彼の実績がそれだけ素晴らしいものだったからであるが、今回の一件でついに所長が切れた。そりゃそうだ。
「とりあえず、」
何をする気だ。
「寝るか。」
おい。状況をまだ分かっていないのか、現実から逃げているのか。あと、いつまで寝る気だ。
「あ。」
今度はなんだ。
「モ◯スターエナジー切れてる。買いに行くしかないか。」
それだけかよ。
「モ◯エナうめぇ。」
よかったな。
「あ、やべ。」
どうしたよ。
「通り魔だ、初めて見た!」
おい。なぜそんなによろこんでいられる。修学旅行に来た中学生か。はよ逃げろ。
「ドケェ!!!!」
「うっ!」
ほら、言わんこっちゃない。
「こうして俺は、死んだ。」
自分でそれ言う?言っちゃう?
「はずなんだがなー。」
なぜ生きている。
「もしや、ラノベでよくある異世界転生とやらなのか、これは。」
そういうお前もラノベの登場人物だがな。しかも、よりによって主人公だからな、お前。こんなんでホントに大丈夫なのだろうか。前途多難な旅が....
「まだ眠いから、」
始ま....
「寝るか。」
らねー!