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End  作者: 平光翠
第二階層 アザピース研究所
25/200

第25話 二階層攻略失敗→二階層再挑戦

反省に反省を重ね、油断や怠慢があった部分を見直し、その結果…


「新しい装備にしよう。」


今までの俺たちの装備は、ゲームで言うと一階層中盤で使うようなものであり、大体のシリーズを通して、これらの装備で二階層を攻略しようとするのは、舐めプにも程があるようなものだった。


わかりやすく言うと、アメリカの軍人が包丁を持ち、主婦のようなエプロンを、身にまとい、恐竜(ティラノサウルス)と戦うようなものだ。


俺たち自身のレベルは高く、技術(魔法や技、戦闘における立ち回りなど)もしっかりとしている。が、圧倒的に装備品が弱すぎる。

その程度の装備品で、正体不明の敵に挑むなんて、馬鹿らしいにも程がある。


「というわけで、今日は新しく装備を買って、すこし新しい装備を慣らしてから二階層へ向かう。」

「……クエイフ、前よりもかっこいい!」

「レイ、真面目に聞きなさい。」


なんだか、イヴがお母さんみたいだ。

「あ…イヴ、コーヒーのおかわりお願い…って料理中か…。レイ、代わりにお願い。」

「…自分でやって。」


コーヒーメーカーの隣で寝ていたレイに声を掛けると、断られた…。仕方なく立ち上がると、

「あ、私やります。大丈夫ですよ。」

と、イヴが綺麗な手つきでコーヒーを作り出す。

「イヴ姉、クエイフをあんまり甘やかすと、私と結婚した時、全部私任せにしそうだからやめて…。」

「この状況なら、イヴと結婚するんじゃないかの心配をしろよ。つか、家事とかやらない気なのかよ。」


俺がツッコムと、彼女は「面倒臭いからやだ。」と言って、寝始める。もうすぐ朝ごはんできるぞ?


イヴは少し頬を赤く染めて苦笑いしてる。うん、可愛い。

そして、彼女はコーヒーを俺の前に置くと、隣に新聞とテレビのリモコンを置いて、キッチンに向かう。

なんだか、本当に彼女と結婚した気分だ。


あとで、2人にその事を言うと、

「……クエイフは、生活パターンみたいなのが決まっててわかりやすいだけ。私だって気付けばそのくらい出来る。」

「結婚だなんて…滅相もございません。」

との事だった。


美味しい朝食を終えて、家を出る。

装備を買ったあと、そのまま塔に直行出来るように準備も終えてある。

どの武器屋に行くかも決めている。


「謎の声、『ヘーパイストス鍛冶屋』までの地図を出してくれ。」

〔ただ今検索中です。………位置特定完了。地図を表示します。〕


さすが、グー〇ルよりも有能な謎の声さん!


今度はいつかの時のように迷子になることなく、目的地についた。運がいいねぇ。


「ごめんくださーい。」


馬鹿でかい門扉をくぐり、中に入ると何故か身長5mか6mほどの巨人族がいた。

「はい…何でしょう?」


……おかしいな。ゲームでのヘーパイストスは、普通の人間だったと思うが…?

「えっと、ヘーパイストスさんいます?装備を作ってほしいんですけど…」

「ああ!少々お待ちください!師匠ぉーお客さんです。」


巨人族の彼は、つい今まで打っていたでかい槌を地面に置くと、奥に引っ込んでいく。


「クエイフ…あの人呪い子だと思うよ?私たちが言うのもアレだけど大丈夫なの?」


彼女たちと話してて思うが、呪い子とは何が故にそこまで忌み嫌われているのだろうか?本人達に聞くのも躊躇われるし、わからないままだ。(謎の声で調べても、納得のいく理由は分からなかった。)


「あいつは知らんが、少なくともヘーパイストスは信用できる。」


「あー、訳の分からん信頼を勝ち取っといてアレだが、君らはアレのアレか?塔の……例の三人組だろ?」

どうやら本人に聞かれていたようだ。

そう、この「アレ、アレ」とうるさいこの人こそがヘーパイストス。Endに出てくる超優秀な鍛冶屋だ。


「そんな三人衆が来たということは、アレでいいのか?」

「えっと、多分その()()です。」

ゲームでも、同じような問答をした記憶があるので、すぐに相手に合わせて答えることが出来た。


「各人のアレを教えろ…。作れるかどうかは分からん。」

「……師匠は、誰がどの装備を使うのか教えて欲しいそうです。『人によって武器の大きさや持ち手の大きさなんかも変えなきゃいけないので、自分の腕では作れないかもしれない』という意味です。あ、でも、師匠が作れなかった武器はなかったので安心してください。」


という訳で、イヴ用に杖、ハット、ローブを作ってもらう。レイ用には、短剣2本、投げナイフ10本、解体用ナイフ、弓矢、小盾、防具品は要らないとの事だ。(肉体変形があるからな…)


「俺は、剣と大きな盾、小さい盾、ガーディアン系の鎧、鎌、槍、斧、槌、籠手…ああ俺たちは、パーティ全員呪い子で、俺はどの武器でも装備可能のチート持ちだ。」


欲しい武器を言い連ねていくと、ヘーパイストスが不思議そうな顔をしたので、一応、嘘を交えて事情を説明しておく。


「……どれもこれも簡単に作れるアレばっかだな。よし、すぐに作れそうだ。任せとけ!」


…にしてもホントにアレアレうるさいな。


……To be continued

次回予告


今回、名前を出させてもらえなかった巨人族のキュロクスです。

僕も、一応鍛冶屋の見習いなのでお手伝いをさせていただきます。

一階層だけとはいえ、塔攻略者の武器を作れるなんて光栄だなぁ!


次回、

新装備


え?僕がレイさんの短剣を作るんですか!?

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