みにゃんの冒険6
みみながぞくとの約束を守るため、みにゃん達は再びみみながぞくの国の跡地へ行くための準備をしています。
「出張かわいい服屋さんにゃ。かわいい店員だにゃん」
みにゃん達が準備のために行った場所はにゃんにゃん王国のお城です。
その理由今日の出張かわいい服屋さんの店員のにゃんに会うためです。
「服が欲しいにゃ。そこのみにゃん達に旅人服を欲しいにゃ」
「旅人服にゃ。エメラルドの毛並みのにゃんが見つかると良いにゃ」
出張かわいい服屋さんから三匹分の旅人服をもらいました。
「ありがとだにゃ。これを着て気をつけて行ってくるにゃ」
「にゃ。ありがとだにゃ。気をつけて行ってくるにゃ。また報告にくるにゃ」
みにゃん達は旅人服を着てみみながぞくに会いに行きました。
「よくきたうさ。みみながぞくの国への行き方を教えるうさ。これを持つうさ。これを持っていれば導いてくれるうさ」
みにゃんは謎のみみながステッキをみみながぞくからもらいました。
「にゃんに会える事を祈るうさ」
みみながステッキが突然光出しました。
光が消えるとみにゃん達は真っ暗な場所にいます。みにゃんの周りには小さな明かりがあります。
「ここを通り過ぎれば良いのかにゃ? 」
「きっとそうだにゃ」
みにゃん達は真っ暗な場所を進みます。
「にゃにゃにゃ。二度ある事は三度あるだにゃ。暗闇にゃんだにゃ。真っ暗で何も見えなくなるにゃ」
「にゃ⁉︎ やだにゃ⁉︎ 真っ暗だにゃ」
真っ暗で何も見えません。互いを認識する事すらできません。
「にゃ……にゃぁ」
みにゃんは暗闇の中で鳴いています。
「にゃぁ。にゃんはここだにゃ」
「みゃぁ。みゃんもそばにいるみゃ」
みにゃん達は鳴き声を頼りに前足を重ねます。
「にゃぁ」
「にゃぁ」
「みゃぁ」
三匹の鳴き声が共鳴したかのように飾りが光出します。
「にゃぁ、周り見えるにゃ。視界良好だにゃ」
「にぃみゃんもふぃーめにゃんも見えるにゃ」
飾りの光でみにゃん達が互いを認識できるようになりました。
「にゃ⁉︎ 暗闇がなくなったにゃ⁉︎ 覚えってろにゃー! 二度ある事は三度あるなら、四度も五度もあるんだにゃー! 」
暗闇にゃんは去り際にそう言ってどこかへ行ってしまいました。
「……捨て台詞が毎回違う気がするにゃ」
「暗道を抜けるにゃ」
暗闇を抜けた先で待っていたのは巨大な王国です。ここがみみながぞくの国なのでしょう。崖の上から見るその国はとっても広いにゃんにゃん王国よりも広そうです。
みにゃん達はとても広く美しい国に感動してじっと見つめています。
「にゃ⁉︎ ここから滑れるにゃ」
みにゃんは崖からみみながぞくの国に行ける滑り台があるのを発見しました。
「……滑るにゃ? 」
「滑るにゃ。みにゃんが滑れる言ったにゃ」
「……いやにゃ」
滑り台を見つけたみにゃんは滑るのを拒否しています。
「……みにゃん。前足重ねて一緒に滑るみゃ」
「……にゃ」
みにゃん達は滑り台の上に座り、前足を重ねます。滑り台は三匹が並べる広さがありました。
「みんなで滑れるにゃ。でもにゃんの後ろ足だけでどうやって滑り始めるにゃ? 」
「きっと風が吹けば大丈夫みゃ」
ふぃーめにゃんがそう言うと風が吹きました。みにゃん達は風に押されて滑り台を滑ります。
みにゃん達はみみながぞくの国で情報収集をします。みみながぞくとみみみぢかぞくとの仲が悪い事をみにゃん達は心配していましたが、みみながぞくは優しく教えてくれました。
みにゃん達はみみながぞくの情報屋でその理由を尋ねました。
「みみみぢかぞくに優しい理由こん? 確かにみみみぢかぞくとみみながぞくは犬猿の中にこん。でも、一人のエメラルドのにゃんがここへきたこん。そのにゃんは本当に親切で優しくてみんな好きになったこん。だからみみみぢかぞくに優しくするこん」
「にゃ⁉︎ そのにゃんは今どこにいるにゃ? にゃんのおにぃにゃんかもしれないんだにゃ……おにいちゃんかもしれないんだにゃ」
探していたエメラルドの毛並みのこねこぉに会えるかもしれない。その期待でみにゃんは早口になりました。
「そうだったんだこん。わかったこん。こんの知っている情報をタダで渡すこん。恩にゃんの妹には優しくするこん」
そう言ってみみながぞくの情報屋はみにゃん達にエメラルドの毛並みのこねこぉの事をたくさん教えてくれました。
エメラルドの毛並みのこねこぉがここへ来た時はまだ国はなくみんな歓迎していなかったようです。ですがエメラルドの毛並みのこねこぉがみみながぞくのためにとみみながぞくの国を築き上げて、みみながぞくが暮らしやすくしてくれたようです。
みみながぞくは邪険に扱っていたのに自分達のためにそこまでしてくれた。エメラルドの毛並みのこねこぉにお礼を言い、みみみぢかぞくを歓迎する事にしたそうです。
エメラルドの毛並みのこねこぉは時々この国へ来るそうですが、今はどこかに行っていないようです。
「……みゃ。やっぱり、会えないみゃ」
「にゃ……」
「にゃ! きっとどこに行ったか誰か知ってるはずにゃ! また他の場所を探すにゃ! 」
しゅんっと落ち込んでいるみにゃんとふぃーめにゃんを勇気づけるようににぃみゃんは言いました。にぃみゃんの言葉にみにゃんは立ち上がり、右前足を上げました。
「……今、本物の王冠が盗まれて大変こん。その王冠は綺麗な湖の中にいるみみながざかなが盗んだこん。それを持って王宮に行けば何か聞けるかもしれないこん」
「わかったにゃ。取り返してくるにゃ」
みにゃん達は情報屋のみみながぞくから聞いた湖に王冠を取り戻しに行きました。
「みみながざかなうお。みみながざかなうお」
「王冠を返すにゃ」
「返さないうお。王冠はうおのものうお」
みみながざかなのいる湖が溢れ出し、みにゃん達が水の中に入ってしまいました。
「にゃんをうおの仲間にしてやるうお」
みにゃん達がみみながざかなの仲間にされそうになります。その時、みにゃんのハートの飾りが光りました。
ハートの器がみにゃん達を水から守ります。
ふぃーめにゃんの蝶の飾りが光り、ハートの器がが宙へ浮きました。
「にゃ、にぃみゃん出番にゃ」
「お願いみゃ」
「にゃ! 」
にぃみゃんがにゃんにゃん魔法水は氷と仲良しだにゃんを発動しました。
水が凍りみみながざかなが水から出られなくなっています。
「王冠を返すにゃ。そうすれば水にするにゃ」
「これじゃ動けないうお。わかったうお。返すうお。水の中のにゃん魚の国へ行ったエメラルド色のにゃんを見つけてくれるなら返すうお。あのにゃんにお礼を言いたくてもいなくて、この王冠があれば会えると思ったうお」
「にゃん達もそのにゃんを探しているにゃ。見つかったら会いに行くにゃ」
ふぃーめにゃんは星の王冠をみみながざかなから返してもらいました。
王冠を持ってみにゃん達はみみながぞくの国のお城へ行きました。
「うさ⁉︎ そ、それは王冠うさ⁉︎ 感謝するうさ。それは勇敢なにゃんに与える王冠うさ。にゃんに渡すうさ」
みみながぞくの王うさぉうんがふぃーめにゃんに星の王冠を被せました。
「ありがとうみゃ」
みにゃん達は三日三晩みみながぞくの国でお祝いパーティ等をしてからにゃんにゃん王国へ帰りました。
にゃんにゃん王国へ帰ったみにゃん達はにゃん王に報告してからお家に帰りました。
「おにぃにゃんには会いたいけどお家が恋しかったにゃ」
「にゃ。やっぱり冒険後はお家にゃん」
「みゃ。でも残念みゃ。雨だから外に出れにゃいのは」
みにゃん達は外へ出たそうに窓の外を覗いています。外はザーザーと音を立てて雨が降っています。
「お水に慣れろって事かもしれないにゃ」
みにゃんは悲しげな顔で雨降る外を見ながらそう言いました。
「次の場所も大冒険にゃ」
「道は遠いにゃ」
「早く見つけたいみゃ」
次の場所はもう決まっています。みにゃん達は次なる冒険に想いを馳せました。




