第13話〜不穏な空気
おはようございます 皆様、日頃のご愛顧ありがとうございます。おかげで頑張って書けました。ブルネイにつかまったシブレット。大規模作戦の予感 も感じますが。一体どんな展開になるのでしょう?お楽しみいただけたもので幸いです。
シブレッドは、腕時計型のウェアラブル端末を使い、気温保持権の一部をステラ=ファン=スージーのパーソナル・データへと移そうとした。
ところが、いきなりブルネイ=アン=ホープスと鉢合わせしたのだから、それは出来なかった。
「今の。女のお部屋?何してきたの?聞くまでもないけれど」
彼女は、僻み、妬み、恨み、愛━━。どんな感情とでも受け取れる表情で言った。
「どうせ 気温と体を取引したのでしょう?ここの昼間は誰でもきついわ。だから分からないわけでもないのだけれど」
ふと、LEVAによって保護された強化ガラスの向こうに、妙にピッチアップしながら急速に高度を上げている巡洋艦を眼にした。
ウェアラブル端末にアクセスすると、それは艦籍が水星基地所属のプロメテウス・ハイリオン級であることがわかった。かなり大型の船だ。━━スクランブルでもかかったのだろうか?敵襲だろうか?彼のウェアラブル端末には、特段、命令が出ている様子なかったようだが。
が、あのバックスティックプレッシャーの大きさは只事ではないような気もした。彼が窓外を、見詰めていると、不意に、ブルネイ=アンに腕を引かれた。
「ちょっと待ってくれ」彼は拒絶しようとした。任務の方が大事だった。そんな冷たい彼の態度にブルネイは怒りまでをも感じた。
「この前あたいの部屋でャったやろ?あれは只の一夜だけの遊びだったってこと?後はあたいに冷たいもんね」
彼女はフランス系なので、フランス語を喋る。ここでも 外耳に埋め込まれたリブリンガブル・モジュールが役に立った。
「そんなことはないさ ブルリン」
彼の言葉は言い訳がましかった。
窓の外には、今度はキサラギ級航宙母艦が目に入った。大規模な作戦の発動であろうか?それならばそろそろシブレッドにも出撃命令が出そうなものだ。
シブレッドは、万が一のために戦闘待機質に戻りたかった。
やっていただきまして誠にありがとうございました。書こうと思います よろしくお願い申し上げます。




