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ナーロッパ世界における貴族制度の盲点。

まあ、なーろっぱ貴族の血縁についての盲点です。歴史的な貴族の色貞操や制度に一石を投じるかも。悪役令嬢よりは追放ものなんかに当てはまるかと思われます。

これは、一部のナーロッパ世界における法則であり、全ての作品に当てはまることではないとあらかじめ断っておきます。

 

 ナーロッパ世界特に魔法(もしくはスキルや職業と言い換えてもよいです。以後魔法と呼称します)と言う能力が存在する世界があります。そしてそのような世界においては血縁よりも魔法能力が、重視されていることが多いです。その為、貴族は高い魔法能力というものを求めます。

 

 そしてそれらの魔法能力は遺伝することが多いです。また、外見的特徴を持ちます。たとえば焰魔法に優れた人は赤毛である、とか。

 

 あと、上記の遺伝条件により、王家や高位貴族の家系はレア、もしくは高位レベルの魔法能力を持つことがおおいです。


 ここで特筆すべきは、高度な魔法能力を持たないと、その人物は軽視されるということてす。


 たとえば代々光魔法に長けた人物を輩出してきた貴族の家系。その嫡男かいるとします。彼が遺伝的に所持する筈の高レベルでレアな光魔法を使えず、低レベルでありふれた火魔法しか使えないとしましょう。彼の待遇は変わらない場合もありますが、通常は家族、周囲の人々からの無視、虐待、嫌がらせなどが行われ、最悪、この場合は貴族の家系からの追放、除籍等なされます。また、その家系は地位を維持するために魔法能力を持つ後継者を求めます。それまで軽視されていた次男や娘、下手したらそこら辺の平民や浮浪者であっても光魔法が使えると厚遇され、跡取りになります。


 しかし、嫡男が光魔法を極める、もしくは他の能力を発展させ、光魔法よりも高レベルな魔法能力を発動させると、後継者としての地位を回復したり、王家などから高い待遇を受けることが多いです。


 つまり、このようなナーロッパ世界においては 貴族は高位の魔法能力(か、それに準ずる能力)があるものを優先する。血縁にこだわるのは遺伝的要素が大きいから。強い能力を持つならば多少ヤンチャなことをしても許容されると思われます。



 ぶっちゃけ、主人公やヒロインが多少無謀、無謀、無理、無体なことをしても、高位魔法をつかえれば問題ない。また、髪の毛の色で魔法能力は想定できるので、最悪、子供の髪の毛の色を変えれば良い。そうすれば例えば不倫していたとしても実の子供と押し通すことが出来る。あと、ハーレムや逆ハーでも、子供が高位魔法を使えれば(たとえ通常よりよわくとも)不貞とかなかったことにされる可能性がある。魔法に遺伝要素がなければ、貴族制度が無くなってもおかしくない異世界なのです。


怖い怖い。



 

 

 早い話、なーろっぱ世界では血縁や処女性は尊ばれるものの、それらを軽視、もしくは無視できる魔法というカードがあるかも、と言うことです。


 単純に血縁だ、貴族の血だ! とか言えないと思うときがありましたので。

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― 新着の感想 ―
このあたりは、それこそ物語の設定の話ですね。 サラブレッドのように、青い血を掛け合わせると強大な能力者が生まれる、という設定なのに、その純血の子弟が大した能力を持たなかった、とか、逆にストリートチルド…
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