エピローグ:戦争終了5半前
ー木星基地が爆破され、あちこちに爆発音が響いているー
(くそっ、、この数は拉致が開かないっ、、、)
この木星コロニーだけは守らなければ意味がない。
俺は父さんや母さん、しのぶ達との暮らしを守る為に、
この戦争に参加したんだ・・・・
地球政権直属軍「バネスター」。
彼は火星、彗星と次々我が者顔で征服してきた。
俺ら木星チーム「ガルネル」は、バネスター軍侵攻を防ぐ為に設立された組織だ。
俺は、バネスターが憎い。
幼馴染のそうすけやこうわだって、空襲被害にあって犠牲になったんだ。
許さない。絶対に。
そんな中パイロット候補生の俺はガルネルのメンバーとしてスカウトされた。
無論即答した。
そして、今、こうして機動兵器・コーガストに乗って戦っているっ・・・
「左腕被弾!降下速度40オーバー!」
「まずいです!上空5千フィフ距離から高熱反応あり!」
ガルネル専属戦艦・ガルネスタが堕ちかけている。
「みんな!対ショック用意!せんせい、面舵20!」
「了解!おもーかじぃー20!!」
艦長の女の子はせんせいと呼んでる操舵手に命令した。
バネスター軍はガルネスタに向けて、何かを打ち込もうとしている。
「みんなぁっ!ガルネスタを守れっ!!」
先輩パイロットの呼びかけにより、四機のコーガストが
ガルカスタ周辺に移動した。
機体の一機は見るからに焦っている。
「わぁ!わぁ!ねぇねぇ!!
姐さんどうしよ!!あいつらサテライト打つ気だよ!?」
「踏ん張れシシド!私らの後ろには、ガルネスタと、木製コロニーがあるんだぞ!!私たちが守るんだっ!!」
「そうだぞ!姐さんの言う通りだ!
艦長・・自分のおねさんを守るんだよ!!」
「うっ、うぇ〜ん」
無線ごしに女性陣の会話が聞こえてくる。
(なんだよ、くそっ・・俺がすべて守ってやるぅ)
一機のコーガストがサテライトに向かって行った。
「まっ、待って!!危ない!ヒロト!!」
ガルネスタの女艦長が叫んだ。
「あとは頼むよ・・・サクラ・・ガルネルを勝」
「ダメェええええぇエエェええぇ!!!!」
サテライトが発射された瞬間、戦域全体を優しい光が包んだ。
それはバネスターが休戦提案を受理する5分前の出来事だった・・・・・・