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83話 交渉後の予定

 「ショウカさんはこの後どうするつもりなんですか!? もしよろしかったら俺達と一緒に街を堪能しませんか!?」


 俺はショウカの今後の予定を聞いた。


「すみません。私はクリエント街でやることがありますので今すぐ帰宅させていただきます。」


「そうですか。残念ですが致し方ないです。」


「カルロスさん私の気持ちを汲んでいただきありがとうございます。あと、監視役をかっていただいた方たちはお返しさせていただきますね。」


 監視役をやらせていたゴブリン達を俺に託すといった。俺達の近くには大きな布を被ったゴブリンどもがいた。


「分かりました。では、この者達にはあとで報酬を支払わせた後に解散させるとしますね」


 一応雇っている形だったので、お金を支払い解散させると誤魔化しておいた。


「お願いします。あとくれぐれも3週間後のことはお忘れなきように。ではこれにて失礼します。」


 ショウカはその後礼をした。


「分かっています。ではまた会うときがありましたらその際はよろしくお願いします。」


 俺とディーラーも礼をした。その後、ショウカはその場を去っていったのである。


 ショウカが去った後、俺とディーラー二人は今後の予定を話し合った。


「ショウカ、今後の予定だがひとまず宿屋に戻るか」


「そうだなもう明けてきたところだし、エマさんも起きているかもしれない。早く宿屋に戻ろう」


 ショウカの言う通りもう明け始めて、日の出が出ており明るくなっていた。


 俺達は駆け足で宿屋に戻ろうとしながら、今後の予定を話していたのである。


「それで、宿屋に戻った後どうする!?」


「そうだな~。もう朝を迎えていることだし、朝ごはんでも食べにいこうぜ。」


「そりゃあいいな。じゃあ、ダンジョンに向かう前に食べに行った食堂が並ぶエリアに向かうとするか。」


「おおいいな。あそこのエリアにはいい香りが漂うおいしそうな食堂がたくさんあったからな。あそこで食事するのが楽しみだぜ。」


「おいおいそういわれると、想像できてよだれが出てくるじゃないか。」


 俺はおいしそうなご飯を想像して早く食事をしたい欲求がさらに増したのである。


「ははっ。すまねえな。あと、食事を終えた後に武器屋やアイテム屋に寄ったりして商品を買いに行こうぜ。希少な商品がもしかしたらあるかもしれないからな」


「全く、ダンジョンで大金を手に入れる前と後で変わりすぎだぞ。でも、確かに希少な商品があったら購入したいな。」


「そりゃそうだろう、大金を手に入れたら人は変わるさ。できれば他にもお金を使いたいな。」


「なにに使うんだよ!?」


 あまりにも変わりすぎてびっくりするほどであった。


「そうだな。エンターティンメントの方たちのショーを見たりとか、あるいは大人の店に行くとか!フフフ」


「おい、願望出すぎだぞ。」


「じゃあお前興味ないのかよ。」


「そりゃあないと言えばうそになるが、今は行く気分じゃないな。」


「そっかなら俺一人で行こうかな」


 どうやらよっぽど大人の店にディーラーは行きたいようである。そんなふうに今後の予定を話しながら宿屋に到着したのである。


 宿屋の中にすぐ入ると、フロントの方になんとエマがいたのである。


 俺とディーラーはエマさんの方に歩みより話したのである。


「エマさん、フロントで何をしているのですか!?」


「あなたたちを探していたのよ。いままでどこに行っていたの!?」


「い‥‥‥いや‥‥‥それは‥‥‥」


 俺は答えるのに迷っていた。ディーラーが代わりに返答してくれたのである。


「俺達は街の様子を観察していたんですよ。ほら、エマさんを襲った組織がいるでしょう。その組織がこの街にもいるかもしれません。ですから街を観察していたんすよ。」


「なるほどね。確かにあの組織がこの街にいないという保証はないものね。早朝から観察してくれていてありがとね。」


 納得してくれたのかエマさんはうなずき、その後感謝の言葉を言った。


「じゃあ、エマさんの疑いも晴れたことですし、今から食事にしませんか?」


 俺は食事にしないか話した。


「それはいいわね。ちょうどお腹がすいて食事をしたいと思っていたときよ。で、どこに向かうの!?」


「それは観察しながらディーラーと話をして決めました。ダンジョン前に食べに行った食堂が立ち並ぶ店にいくのはどうでしょうか!?」


「あそこは確かにいいわね。前回レストランに立ち寄ったけどとてもおいしくて、雰囲気のいい店だったわね。他にも行きたい店があったの。今すぐ向かいましょう。」


 どうやらあの食堂が立ち並ぶ通りで食事をすることにエマさんは笑顔で賛成してくれた。


 こうして、俺達は部屋で荷物をまとめた後に食堂が立ち並ぶエリアに向かったのである。


 

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