32話 ゴブリン VS エマ率いるゴブリン討伐部隊 ②
そんなとき、全ての攻撃をよけていたエマは、仲間を守るためそして、ゴブリンどもを倒すために一気呵成に剣や魔法の同時攻撃を展開した。
「はああああああ～～～！！」
エマは声を出して攻撃した。
この攻撃により、剣を持っていたゴブリンどもはなすすべなく次々と倒されていった。
あるゴブリンはエマの斬撃できられ、あるゴブリンはエマの火の魔法攻撃をくらった。
「ぎやあああああ～～～～！！」
攻撃を受けたゴブリンどもは悲鳴をあげながらその場で倒れた。
さらに、エマは後方にいた弓矢を持ったゴブリンに火の魔法攻撃をつぎつぎとくらわした。
その魔法攻撃をくらった両側にいたゴブリンどもは、次々と悲鳴をあげながら倒されていたのである。
そして、弓矢を持ったゴブリンが大体倒されるのを確認して、倒れていた仲間を魔法使いの仲間の元に運んだ。
魔法使いの仲間二人は、すぐさま回復魔法を倒れた仲間にかけた。徐々にだが、回復していた。その光景を戦いながら見ていたエマは、ほっとした表情をしている。
「よかった‥‥‥無事で！！」
エマは仲間が無事で嬉し言葉を発した。
他の仲間も倒された仲間が回復している姿を見てほっとした表情をしたのと、仲間を倒されたことで怒りがこみ上げ、さらに攻撃をヒートアップさせていた。
「うおおおおおお～～～～！！」
「よくも仲間を！！」
大きな怒号を発しながら討伐隊の者どもは攻撃した。
エマと仲間たちは一気呵成に攻撃した。エマが先ほど倒したゴブリン以外の生き残りのゴブリンどもを、エマや仲間たちは駆逐していった。
ある仲間は槍で何度も突き刺したり、ある仲間は斧でゴブリンの身体を真っ二つにしたり、ある仲間は魔法攻撃でゴブリンを倒したのである。
エマは、火の魔法と剣の攻撃を織り交ぜながら、大勢のゴブリンを斬り伏したり、火の魔法をくらわせて倒していた。
やがて、エマと仲間たちは大勢のゴブリンをほとんど倒したのだった。残ったゴブリンで無傷なのはあと5匹くらいだ。
「これでここにいるゴブリンの残りはあと5匹ね。ゴブリン5匹覚悟しなさい！！」
エマはゴブリン5匹に向けて覚悟するように言った。
発言後、エマや仲間たちはゴブリン5匹に攻撃しようとした。だが、その時だった。突然背後から、大きなゴブリンが2匹現れた。
そのゴブリンは持っているこん棒を大きく振りかざして、攻撃してきた。
大きなゴブリンに気づいた仲間やエマは振り向いたが時すでに遅く、振り向いた瞬間に仲間二人がこん棒で吹き飛ばされていた。
仲間二人は突然のことで大きな声を出さずに吹き飛ばされていった。その光景を見ていたエマは愕然としていた。
そして、その愕然としているエマの前には、大きなゴブリン2匹がいた。そのゴブリンはボブゴブリンだった。
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