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29話 今回の任務の目的

 俺は、宿屋に帰った後、ご飯を食べていた。

 

 ご飯を食べ終わったのは12時30分ごろであった。少し休憩した後、刀を研いでいた。


 入念に刀を研ぎ、切れ味をあげておいた。明日の昼頃にどのような任務を言い渡されるか分かったものではなかったからである。


 その後、回復薬や状態回復薬を確認した。それぞれ10個以上あることを確認した。また、防具品に傷がないか確認し、全く傷はなかったのでそのまま近くに置いた。


 その後、筋トレや素振りの稽古を行った。約2時間かけておこなった。入念に準備が終わると、ご飯の買い出しに商店街に向かった。


 おいしそうなご飯やおかずを購入した。特に、おかずでは肉類を結構購入した。明日へのスタミナ付けにかったのである。買い出しが終わり、その後街をぶらぶらと散歩して宿屋に帰った。


 帰ったときは、18時になっていた。その後、購入したご飯を食べた。とてもおいしかった。特に、肉の噛み応えがあって、とてもおいしかった。


 その後、風呂に入った。さっぱりした気持ちになり、上がると、身体を拭いた。その後服をきた。


 服を着た後、南の森の地形の地図を見た。さらに、いままで戦ってきたゴブリンどもの戦い方を思い出して対策を考えていた。


 対策が終わっていたころは、21時頃であった。その後、俺はベッドに横になり眠りについた。


 起きた時は、7時頃であった。


 起きた直後に、組織の服を着て防具を装備した。その次に、先ほど中身を確認したバッグを担いだ。身支度を整え終わると、部屋と宿屋を出た。


 宿屋を出た後、俺は街の南側に向かった。ディーラーの様子を確認するために、家に向かった。ディーラーの家の前まで来ると、玄関についている黒い鉄の輪をつかんで鳴らした。


 すると、ディーラーの妹さんが出てきた。


「あっ‥‥‥これはカルロスさん。おにいちゃんはまださけびごえをあげてうなされていますよ。」

「そうですか。」


 カルロスは、組織の任務があるため、ディーラーも参加できそうか様子を伺いにきた。


 しかし、ディーラーはまだうなされているとチエミから聞き、ディーラーが生きていられるか少し心配になりながらうなづいた。


「では、もし無事に目覚めたらショウカの家にむかうように言ってください。また、俺は、使いのものと念話ができるので組織の任務の情報をその者達から聞いておくように伝えておいてください。」


「わかりました。しょかさんのいえにむかうのと、じょうほうをつかいのものからきくようにつたえればよろしいんですね。」


「ええ。では、失礼します。」


 俺はディーラーの家を去った。その後、街の西側に向かった。


 向かう間、いろいろな道を歩きながら組織の建物に向かった。スイダークの家の前に着いたときは、10時50分頃だった。


 俺は、建物の前にいる門番に合言葉”東のはずれで栄光の光をともせ”を言った。門番は玄関のドアを開けた。俺は建物の中に入っていった。


 建物の中には、昨日と同じく大勢の組織の者達がいた。しかし、その中にディーラーはいなかった。


 俺は、組織の人間と話をして情報を入手していた。なんでも、今まで女性の誘拐だけでなく殺人の依頼も行ったという。今回は、殺人の依頼ではないことを切に願った。


 組織の者達と色々話をしていると、司会の者から全員集合する合図があった。俺達は、フロアに集まった。


 そのフロアの前方、壇の上に人が立っていた。幹部のミジョンだった。


「皆、今日も集まってくれてうれしいぞ。では、早速、今日の任務の内容を説明する。」

 ミジョンは任務の内容について話し始めようとした。


「まず、任務を行う場所は、街を出て南側の森である。時間帯は昼頃である。そこで、ある魔物を討伐する部隊を襲撃して、とある人物を誘拐する予定だ。」


 街を出て南側の森と言えば、ゴブリンが頻繁に出没するエリアじゃないか。しかも、昼頃にそのエリアにいる魔物を討伐する部隊を襲撃‥‥‥まさか、その部隊って‥‥‥


「俺達が襲撃する部隊が討伐する魔物は、最近通行人を襲っているゴブリンどもだ。そして、そのゴブリンどもを討伐する部隊で、誘拐する人物というのはイムルの娘、エマだ。」


 俺は、やはりとは思ったがそれでも衝撃があった。どうやら、周りにいた連中も衝撃を受けているようだった。


「そして、エマを誘拐した後は、イムルに身代金を要求する。この街で1番といってもいいほどの金持ちだ。多くの身代金を手に入れることができるだろう。」


「し‥‥‥しかし、イムルはこの街で1番の大金持ちです。敵に回すようなことをして、本当に大丈夫なんでしょうか?」


「な~に、エマが誘拐されたことを知れば、俺達組織の恐ろしさを知り、敵に回すような行為はしてこないさ。もちろん身代金をもらってエマを開放した後でもな。」


「そ‥‥‥それなら‥‥‥いいのですが‥‥‥」

 組織の連中はまだざわついていた。


「おい!! お前達!! 俺達はスイダークだ。相手がこの街1番の金持ちといえども恐れる相手ではない。しゃっきっとしろ。わかったら、司会の者が今から配置図を配るからその通りに並べいいな。」


「「はっ‥‥‥はい。分かりました。」」


 その後、司会の者は配置図を配った。俺達は受け取り、その配置図通りに並んだ。俺は中間の位置に並ぶようである。


「配られた通りに並び終わったな!! では、早速、目的地に向かうぞ!!」


 俺達は建物を出ると、それぞれ目的地に向かうことになった。現地で再び並びようである。


(それにしても、エマを誘拐するという話になるとは‥‥‥これはとんでもないことになった‥‥‥俺はどうすればいい‥‥‥‥‥‥)


 エマを誘拐するという話に俺は驚きと戸惑いを持ちながら目的地に向かっていった。

ここまで読んでいただきありがとうございます!


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