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176話 エリエンス街に入る

 俺ことカルロスは中規模の街が見えたことでようやくちゃんとしたところで寝泊まりできると思い嬉しさをこみ上げていた。


 ほかの騎士の方々も俺と同じように嬉しさをこみ上げていた。


 あの毒ガスが蔓延する赤黒い草木が多く咲くエリアを通り、急な山道や崖道を進んできて疲れがピークに達していたので、中規模な街が見えれば嬉しさがこみ上げてくるのは当然だ。


 ホーラルさんは、そんな俺達を見てさらに士気を上げ進む速度を上げようと皆にこのようなことを伝えた。


「皆、大きな街が見えてきたぞ。あの街はエリエンス街で間違いない。あの街には、いい宿屋がいくつもある。毒ガスが蔓延するエリアや崖道など大変な山道を進んできたこともあり、心身ともに疲れがピークに達していると思う。あのエリエンス街につけば、ふかふかのベッドやおいしい食べ物が待っている!! あともう少しだ。頑張るぞ!!」


 そうホーラルさんが俺を含めた騎士の方々に伝えると、皆は意欲を上げた。それは行動からもわかり、進む速度が明らかに先ほどよりも速くなっている。


 俺達は、速く進みながら、エリエンス街に向かっていく。


 それからほどなくして、エリエンス街に着いた。すぐ近くからエリエンス街を見ると、とても大きく見え、人々がにぎわっている様子がうかがえた。


 俺達は、早く街に入り、食事をしたり、体を休めたいと思った。それはホーラルさんも気づいていたのかこのように言った。


「皆、エリエンス街に無事到着することができたぞ。これも皆が団結しながら頑張って進んだおかげだ。どうかこの街で険しい道を進んできた疲れをいやしてほしい。しかし、くれぐれも規範をおろそかにするようなことがないようにしながら楽しんでくれよ」


「「はい。わかりました!!」」


 俺達は元気よく即座に返答した。


「では、エリエンス街に入るぞ!!」


 ホーラルさんが先に検問所に入っていく。俺達もホーラルさんに続くように検問所に入っていった。


 無事検問所を突破した俺達は、ひとまず今日泊まる宿屋に向かっていった。


 宿屋があるのは、エリエンス街の中央のエリアであった。俺達は中央のエリアに向かって歩いて行った。


 その途中、おいしそうな屋台や面白そうな芸を見ることができた。だが、今は宿屋に向かうのが先のため、後で楽しもうと思った。


 その後、俺達は少し歩いて、中央エリアに着き、宿屋に着いた。


 宿屋の周りには、立派な建物が多く並んでいた。だが、宿屋もそれに引けを取らないほどの豪勢な建物であった。


 俺達は、宿屋に着くとすぐさま宿屋の中に入っていったのである。

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