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168話 スライム襲撃

 俺と騎士の方々は、宿屋で英気を養い体力を回復して村を出立した。


 村の入口に再び来ると、自分たちを案内してくれた子供たちが悲しそうな表情をしながら立っていた。


 すると、子供たちが俺たちに向かって叫んだ。


「「おじさんたち、またこの村によってね。次にこの村に来たら活躍しているお話を聞かせて!!」」


 子供たちの発言を聞いて俺たちは笑顔でこういった。


「ああ、必ずこの村に来るからな~!」「またな~!」


 俺たちがそう発言すると、子供たちは笑顔でうなずきながら手を振っていたのであった。


 その後、俺たちは村の人たちの出送りを見ながら、村を出たのである。


 

 村を出た後は、赤黒い草花が咲く山々に向かって進んでいった。


 村から少し進むと、草木が生い茂る森の中に再び入っていく。


 俺たちは、警戒しながら森の中に入り、進んでいった。進んでいくと、道中でスライムなどの魔物に出くわしその魔物たちは俺たちを襲ってきた。


 前方にいた盾を持っている騎士の方々が、スライムの突発的な攻撃を防いだ。盾にぶつかったスライムは押しつぶされたような形状になり、一瞬盾にくっつくような状態になった。


 そのすきに、盾を持った騎士の方々は盾を地面にたたきつけた。たたきつけられたスライムは地面と盾にはさまり身動きがとれない状況になる。


 それをみこしていた後方にならんんでいた騎士の方々は、剣を抜き出しながらスライムに近づく。


 盾を持った騎士の方々は、後方の騎士の方々が近くに来ると、盾を素早く離した。後方の騎士の方々は呼吸を合わせるように剣をすぐさまスライムに突き刺したのである。


 スライムを突き刺した剣は、スライムの核を正確についていた。スライムは核を破壊されたとたん形状が保てなくなり、ゼリー状の水滴がいくつも地面におちていた。


 こうして騎士の方々はスライムを倒したのである。しかし、倒した後も警戒は怠ることはなくすぐさま隊列を組み道中を進んでいく。


 

 俺たちは、草木をかき分けながら歩いていたので、険しい顔をしながら進んでいた。そのようにしながら、モンスターにも警戒し、結構歩いていくと、前にある光景が浮かんできた。


 前には赤黒い山々が見えたのである。離れた地点から見ると、魔境のように見えるほど、陰鬱としていた。


 俺たちは陰鬱とした赤黒い山々を見て、これから厳しい道中が再び始まると予感し、険しい表情になっていたのである。


 




 

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