13話 川岸の魔物 スターマン
宿泊の手続きが終わると、泊まる部屋に入った。
部屋のベットに座り、午後の予定を考えた。
現在は、お昼くらいの時間だ。夜までにはまだ時間がある。これからどうするべきか。
（街の外に出て魔物と戦ってみるか。新しい力も確かめてみたいし。）
俺は、魔物と戦うと決めた。次に、どこに向かうか考えた。
俺がダンジョンに挑んだ森は、街を出て西側にある森だ。そこに行くのもよいが、他のエリアにも挑戦したい。
他のエリアは、北に森がある。そこは、キノコの化け物やスライムがはびこっているらしい。
東には、清流が流れていて、川に住む魔物がいる。
南も、森だが、交通路が発展していて魔物は少ない。ただ、最近通行人が襲われているエリアがここだ。
さて、どのエリアにするか。俺は少し考え、東のエリアに行くことに決めた。すると、身支度を整えた。バッグの中に必要最低限のアイテムを入れて、宿屋を出た。
その後、街を出て東のエリアに向かった。道中は、草原が広がっており、弱い魔物しかいなかった。
やがて、川岸に着いた。ここは、砂利や石が多かった。少し先にはそこが見えるほどきれいな大きい川が流れていた。
川の近くには魔物がちらほらいた。俺は、倒すべき魔物を星形の魔物であるスターマンに決めて、川に近づいた。
スターマンは近づいてくる俺の存在に気づいて、臨戦態勢に入っていた。俺も、臨戦態勢に入った。
（さあ、戦闘の始まりだ！！ 新しい力を試すのが楽しみだ！！）
新しい力を試すべく、すぐさま霊力を解き放った。雷色のオーラが俺の周りを包み込んだ。
俺は、早速、一匹のスターマンに向かっていった。霊力の力なのか、俺の速度はいつもよりも早かった。
スターマンは、回転しながら攻撃してこようとした。だが、俺が攻撃する速度の方が早く、回転する前に刀で切り裂いた。
（まず一匹倒したぞ。霊力の力は素晴らしいし、刀の切れ味はとても良い。これなら、ここら辺にいる魔物を簡単に倒せるぞ！！）
その時、2匹のスターマンが襲撃してきた。俺は、回転斬りで回転してよけながら、一匹を切り裂いた。残りの一匹は、回転斬りで一回転した後にすぐ地面を蹴って切り倒した。
あっという間に2匹のスターマンを倒した。
俺は、自信満々になりながら、他のスターマンも次々と切り倒した。しばらく時がたった。俺の周りには、スターマンの死体が１０匹くらいあった。
（ふう、一通り倒したぞ、新しい力と刀を試したが、結構素晴らしかった。）
俺は自分の強さと刀の切れ味を喜んでいた。
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