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119話 大きな石が迫ってくる

 敵6人を叩きのめした連中の姿を確認した俺は驚いた。


 その連中は、鋭利な牙を生やし鋭い目つきをした緑色の魔物である。


 そうその連中とは、俺がテイムしたゴブリン達であった。ゴブリン達は持っている剣で敵を全員たたきのめしたのである。


 まあ‥‥‥敵を簡単に倒せたのは不意打ちのおかげもあるが‥‥‥!!


 ともかく、ゴブリン達のおかげで自分を不意打ちしようとしてきた6人の敵を倒すことができた。ゴブリン達には感謝だ。


 

 これで残りの敵はヨルドの配下8人と8人の配下を指示しているハンガのみだ。


 俺はゴブリンを味方に得て、希望が出てきて、気持ちが高まっていくのを感じていた。


 一方、ハンガの方は、突然現れたゴブリン達によって形勢が悪くなっていたことで、表情が暗くなっていた。


 恐らくあの状態では冷静に判断できないだろう。


 

 そう判断した俺はゴブリン達にすぐさま命令した。


 「ゴブリン達よ救援に駆け付けてくれて感謝する!!」


 「「ぎゃがあああああ――――――!!」」


 どうやら俺が感謝を告げたことが、ゴブリン達にとっては嬉しいのか大きい声で歓声をあげていた。


 

 「おい歓声をあげている場合じゃないぞ。今は一刻も早く敵を倒したい。一斉に襲い掛かり敵を叩きのめすぞ!!」


 俺がそういうと、ゴブリン達は「ぎゃああああ――――!!」 と言った。どうやら賛同してくれたようだ。


 

 命令した俺ことカルロスとゴブリン達は一斉に敵に向かっていく。もちろんセリエルもこの機に乗じて攻め寄せる。


 一気呵成に攻め立てようとしている俺達とは裏腹にヨルドの配下とハンガは絶句しているのか、言葉を一斉話さず、暗い表情をしたままだ。


 しかしハンガはさすがヨルドの執事というだけのことはあり、暗い表情をしながらも、冷静に判断して俺を狙い撃ちで攻撃しようと背後霊を使って大きな石を投げつけてきた。


 俺は持っている刀で防いだ。その反動で少しだけ後退した。しかし、その隙に、ゴブリン達がヨルドの配下に向かっていき剣を交えた。


 数では圧倒的にゴブリン達が上回っているため、二人や三人がかりで攻撃されたヨルドの配下たちは防ぎきれず斬られてその場に倒れていく。


 セリエルも相手の攻撃をよけながら、敵を斬り伏せていく。


 そのおかげもあり、一気にヨルドの配下8人を全員たたきのめすことができた。


 残るはハンガのみである。


 

 俺はその状況に表情が緩み喜んでいた。だが、次の瞬間驚くべきことが起きる。


 なんと俺のすぐ近くに大きな石がものすごい速度で迫ってきていた。


 俺はぬか喜びをしていたため、防御態勢ができていなかった。これは間違いなく油断である。


 

 (まずい‥‥‥このままじゃ‥‥‥やられる!!)


 次の瞬間、大きな石は激突したのであった。


 


 



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