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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
86/500

アメリスアード世界編シーン56

レイドVSレイラ!

この闘いはどうなるのか!?


レイドによるレイラを驚かせた力。


「この私を驚かせた力…これはふざけた力ね。」

「そうかな?僕だって貴女を女性としては見てるけど…でも今日は…」


レイドが槍を構える。


「たぁぁぁーーーっ!!??」


槍を振り回しながら、レイラに突進するレイド。


「大丈夫か?シェリル?」

「ええ…ジェイク……あのレイドのメガロも貴方のアースドラゴンのように…進化したわね…。」

「ああ…レイドもまた…シンクロレベルを上げて進化したんだな。」

「ええ…そうね…。」


するとシェリルのその表情には陰りが見えた気がした。


「うりゃあっ!!??」


ガキんっという衝撃音はあと一歩のところでレイラの鋼糸により弾かれたレイドの槍。

二人の視線もレイドの戦いに向けられる。


「へぇ…坊やがちょっとだけ…大人になったみたいね…でも。」


しゅんしゅんしゅんっと鋼糸を吐き出すバットスパイダー。


「うぐっ!!??」


レイドは槍を捉えられ動けない状況。


「まだまだあまいわね…。」


余裕の笑みを見せるレイラ。


「それはどうかな…いくよ…メガロ…レベルツー。」


メガロは槍から姿を現し、飛び跳ねる。

すると地中へとズブズブ消えていく。

そして…レイドは槍を地につける。

目を閉じ構えるレイド。


「はぁぁぁぁぁぁーーーっ。」


レイドの足元から地面はパキパキと音を立て凍りついてくる。


「なに??何をする気??」

「それはお楽しみさ。」


すると。

レイラは足元から何かの気配を感じる。


「これは!!??」

「気づいた時にはもうおそいんだよ…レイラさん。」

「くっ!!??バットスパイダー!!!」


レイラを守るようにバットスパイダーは立ち塞がる。

すると。

バリバリと音をたてバットスパイダーの足元からも凍りつかせていく。


「なにっ!??」

「そう…魚は氷があるとそれだけで思うように泳げない…そう…僕のメガロは進化してあらゆる障害物をものともしなくなったまさに魚雷…だから…。」


バットスパイダーは鋼糸を吐き出しメガロに襲いかかる!!!

しゅんしゅんしゅんっと鋼糸をかわしていくメガロ。


「貴女はもう終わりだよ…レイラ…さん。」

鋼糸をかわしきるメガロ。

そして。

パキパキパキッと音を立てる。

そこには氷漬けになったバットスパイダー。

そして美しき氷像になったレイラの姿があったんだ。


「おおっ!!??」

「やったわね!レイド!凄いじゃない??」


レイドも俺もホッと胸を撫で下ろす。

コメントもレイドを称え称賛する声ばかりだ。

思わずレイドも皆の声を喜びを隠せないでいたんだ。


「いえーい!ありがとう!皆!」


レイドは喜びそして叫ぶ。

するとレイラの氷像を見ていたシェリルは声を上げる。


「これは…レイド……彼女は!?まだ終わってなかったわ!!??」


すると俺たちのまえに黒い影か立ち込める。


「ふふ…どうやら私も貴方達の事…舐めていたのかも、知れないわね。」


レイラは氷の中からそう声を上げると黒い影を身体から放っていたのだ。

レイラの身体に張り巡らされた氷は徐々に何かにより溶かされてしゅーっという音をたてているみたいだ。


「ふふ……ふふふ……貴方…この戦いの中でもこんなにレベルアップまで出来るなんて本当に凄いわ……。」

「一体何を……??」

「私がこれくらいでもう戦えないとは思ってるかしら?」

「いや…まさか??」

「ふふ。」


すると彼女の影から蜘蛛の巣が具現化したものが這い出てくる。


「ふふ…私はこれでも世界に狙われている犯罪者…でもあるわ…だからこんなに簡単にやられることはないわ…。」

「くっ!?ぼ、僕たちは…あの殺し屋ペリオットまで倒したんだ…例え君でも…。」


レイドのその声にレイラは微笑み応える。


「ふふ…そうね……確かにペリオットちゃんはその力とレベル的には中々だったかもしれないわね…でもね…彼はまだマジェストとしては歴史も浅いしまだまだだったわね…まして私達のように魔王様の直接の配下って訳では無かったしね……」

「えっ!?魔王??ってなに??」


レイドはそう訊ねると。

レイラは妖艶でそして何かを思う様にその口を開いたのだった。


「まあ貴方達はここで消しちゃうし…その代わり少しだけ話してあげようかしら??」

「どう言うことなんだ??」

「そう…魔王様の元に集まった意思ある魔神具…そして魔神達…その中でもこの地アメリスアードでも力のあるもの達。私もその中の一人なの。そして私は自分の依頼主をみつけその依頼主の意思で戦っている。」

「なんてこったい。」

「ってことは…一連の事件とかは魔王絡みの可能性が強いし…これからも起こり得るってとこか。」

「そうそう簡単に言うとそういうことね。」


すると彼女の後ろから巨大な影が具現化していく。

先程氷漬けにされたバットスパイダーの姿はどこにもなく新たに現れたピカピカ光るバットスパイダーの姿。


「なにっ!?」

「さぁ…ここからは少しは本気よ?」

一難去ってまた一難……

お読みくださりありがとうございました!








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― 新着の感想 ―
[良い点] レイラ強い……でも、レイドはもっと強い! なるほど、魚雷というわけですか。紳士的にレイラを諭しつつ、力強く追い詰めて仕留めていくレイドとメガロに鳥肌が立ちました! ああでもレイラが……(;…
[良い点] あっさりやられないって大事ですよね。強くなったメガロをさらに上回るというムネアツの展開、とても良いと思います。パワーアップして勝ってばかりでもつまらないので、レイラさんの敵としての立ち振舞…
[一言] せっかく倒せたと思ったのにこれとは…!レイラ、流石に強いですね…!凍らされてもダメとなれば、今度は燃やされてもダメだったりするのでしょうか…どうやって倒したらいいのでしょうね…心配です。
2023/11/13 14:37 退会済み
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