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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
85/500

アメリスアード世界編シーン55

レイドVSレイラ。

2人の戦いは。

レイドも遂に、強敵レイラの力により地にふせてしまう。


「くっ!!??ググっ!!!」

「ふふ…いいわねその表情…やはり美しい者の表情は苦悶に歪んだ時が一番美しいわ。」


レイラの、その恐ろしい趣向には誰もが恐怖を感じると思う。

すると…ふるふる身体を震わせながらも、レイドは立ち上がろうとする。


「くっ!ぼ…僕は…女性は女性でも…こんな女性に負けは…しない!!」

「ふふ…でもこれでわかったでしょ??この第一級犯罪者でもある私相手に誰もが適わないって事、強いて言うなら…あのお方…くらい。」

「あのお方とは…誰の事だ!!??」

「ふふ…それは言えないわね…たとえ言ったとしても意味が無いわ。」

「それはどう言う…」

「皆ここで…全滅だからよ。さぁ…そろそろ終わらせようかしら??」

「くっ!!ウォーターメガロ!!うごけ!!」


巨大な網に捕らわれのメガロは動けない!

いや!!何か様子がおかしい。


「??メガロ???」


捕らわれのメガロに、目を向けていく。

すると。

そこには、巨大な卵に姿を変えていたメガロの姿。


「えっ??あれは…どういうことだ??」

「メ…メガロが卵になってるの??」


ジェイクとシェリルの驚きの声。

俺の目にも見えるその不思議な状況。

そして…一番驚いているのは相棒のレイドだった。


「あれ?メガロ??」

「ふふ…これは面白いわね?貴方の魔神…私の魔神に捕らえられて怖くなって卵にかえっちゃったのかしら?」

「そんな事…あるわけないよ??いい加減な事ばかり言うなよ!!」

「うふふ…でも私のバットスパイダーに捕らわれてすぐはバタバタ動いてたのにずっと大人しくなったからこれは観念しちゃったのだと思っていたわ…まあ所詮魚だもんね?網にかかってしまえば遅かれ早かれ…こうなっちゃうわよね?」

「くっ!!??」


レイドはメガロに向かって叫ぶもメガロは卵化し動きもしなかったんだ。


「メガロ!メガローーーーーっ!!??」

「ふふっ…ダメみたいね?それじゃ貴方から…そうそう!天国で両親と久しぶりの再会でもしてくるといいわ。」


レイラは片手をスーッとあげていく。


「バットスパイダー!!ポイズンニードル!」


バタバタと高速で動きだすバットスパイダー!

そしてレイドめがけ猛突進!!!

頭上高く飛び上がるとレイドに襲いかかる!!

キラリと光り、そして毒々しい液体を垂らしレイドの身体に牙が届くかという瞬間。


ドクンッ!!!!!!


何者かの巨大な心臓の鼓動。


「さぁ!!天国へ行くのよ!!」


ドウッ!!!!!


「なにっ??なんなの??」


驚きの声を上げるレイラ。

そして…バットスパイダーからレイドを守っている何らかのその姿は。

青色に輝く以前よりもスマートになったメガロだったんだ。


「メガロ!!??」

「ふふ…なぁんだ…驚いたわ、何かと思ったら…えっ!!??」


レイラが動こうと思った瞬間。

ピキィィンっと足が凍りつき動けなくなっていたのだ。


「これは!?氷??」

「そうだよ…レイラ…貴女はちょっとやり過ぎたみたいだ。」

「な…なんですって??」


レイドは彼女の声に驚きもせず槍を振るう。

そして。


「行くよ…皆………『アイスジャベリン』!!!」


空気中の水分が凍りつき無数の氷の槍が宙に浮き留まる。

そして。


「GOーーーー!!!」


レイドの手の動きに合わせ氷の槍は発射される。

次々とバットスパイダーの巣を切り裂いていく氷の槍はやがて皆を解放していく。


「くっ!!??」

「うわっ!!!」

「うっ!!はぁはぁはぁ…レイド…ありがとう。」


レイドはにこりとシェリルに微笑む。

そして。


「きゃぁっ!!??」


一番高い場所に囚われていた、エレナが落ちる!!

スチャッと地を蹴りエレナを抱き抱えたレイドは着地する。


「エレナ…無事でよかった。」

「レイド…ありがと。」

「いやぁなに!いいって事!僕はなんたって王子様だからね!」


レイドがニヤニヤしながらそう答える。

するとリスナー達からの黄色い声が上がる。


『レイドさまっ!!すてき!!』

『もう!その役目は私のポジションなのに!』

『えっ!?私だってば!私がお姫様抱っこしてもらうのよ!』

「いやぁ!順番だって!次はあやちゃんの番でその次はさやかちゃんの番ね!で、、、」


リスナーの声にデレデレと答えるレイド。

するとぷるぷる震えていたレイラは口を開く。


「なによ?なんなのよ!これは!!??」

「えっ?僕のこの力ってことかい??」

「そうよ!貴方の力明らかに変わって私も油断したわ。」


レイドはニッコリと微笑む。


「僕のメガロは進化したんだ。言うなればメガロ『ゼロ』かな!」

「メガロゼロ…。なんでふざけた。」

「僕もメガロこの窮地に進化したんだよ。君という強敵を抑えるためにね。」

レイドとメガロは進化を、果たし窮地を救う。

果たしてこのままレイラを討伐できるのか?

お読み下さりありがとうございました!





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― 新着の感想 ―
[良い点] うわぁ!これは熱い展開ですね!卵化した時もワクワクしましたし、大きな心臓の音がした時はキタ━(゜∀゜)━!ってなりました笑 あとレイラに対しての怒りの台詞や、レイドの王子様のような振る舞い…
[良い点] 進化するとは思いませんでした。意表をつかれ、とても楽しかったです。びっくりしてしまったレイラさんにこの窮地を打開できるのか。興味深く見守っていこうと思います。でも水のほうが強い時は水のほう…
[一言] 途中メガロまで戦闘不能になってしまったのかとヒヤヒヤしましたが、なんと進化!これは予想していませんでした。 でも、これで逆転できるかもしれませんね! 果たしてどうなるか、すごく楽しみです。
2023/11/13 00:35 退会済み
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