表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
75/500

アメリスアード世界編シーン45

エレナとマイケルに事件当日起きた事とは!?

レイドとエレナの回想


エレナと『テイルズ』のリーダーであるマイケルのスキャンダルの発覚。

それはこの世界の芸能界を揺るがす大惨事となった。

各マスメディアに、その証拠写真が大きく載せられ、そして、こんなにも大騒ぎへとなり…社会現象にもなってしまったのだ。

もちろん芸能界からは事務所毎、干されてしまい、そして等々……。

事務所に偶然寄った事務員は発見する。


「社長??えっ!!??」

「きゃーーーーーーーーーーーーーーっ!!」


そう…社会現象、バッシングをうけた事務所…そしてエレナの父である社長自らの自殺。

事務所もたたみ…そして皆、解散となり。

「僕は、そして…これからどうしようかと悩んでいる時に偶然幼い頃数度遊んだ事のあったシェリルと再会を果たし今に至るって訳さ。」


俺達はレイドからそんな彼の昔話をされたのだ。


「でも、それなら今頃になってどうしてエレナさんはレイドの元へ現れたのかしら??」


誰もが思う疑問を投げかけたのはシェリルだった。

すると口を開くエレナさん。


「ええ…貴女がそういうのも最もです。ですが…その時の謝罪と…そしてその時、私とマイケルに起こった出来事を今更ながら聞いて欲しくてここに来たのです。」


ふと立ち上がったのはレイド。


「エレナ…悪いけど今の僕は女性の君でも優しくはできなさそうだよ…悪いけど…帰ってもらっていいかい?」

「そういうと思ったわ…でも…この写真を見て欲しいの………。」


そう言ってエレナが一枚の写真を出して見せる。


「それはあの時の写真だよね?そんなもの今更……!!??」


レイドはその写真を見るやいなや血相を変える。


「これは…………。」


レイドの見た写真をよく見てみるシェリル。


「これは魔神??」

「なにっ!?」


俺達もその写真をマジマジと見るとそこには明らかに何かの影のようなモヤのようなものが見える。

それは俺達マジェストにしか感じる事の出来ないましてや見えもしないハズの何かの姿。


「僕はその頃魔神とも出会っていなくて見えなかった何かが今は…見える…こいつ…魔神なのか。」


するとシェリルは写真を見ながらエレナさんに問いかける。


「エレナさん…もしかして貴女この時何かにからまれていたのかしら??」

うなづいたエレナさんは語り出すのだった。

「私がここへ来た理由はもちろんレイドの跡を追ったからっていうのも一つありました。そしてそれ以外の理由があったのです。」

「貴女…この魔神、そしてマジェストの事を知ったのね…。」

「ええ…マジェスト本部に行ったところ。ここを……」

「それはワシが話そう。」

「「ヤシュア様??」」


レイドとシェリルは驚きの声をあげる。

そしてエレナの背後からヤシュアが現れたのだ。


「ヤシュア様?どうしたのですか??」

「はっはっは!彼女がレイドを探して訪ねてきたのでな…お前達がいる所をワシが探してここへ一緒に来たという事じゃ。」

「なるほど…そうでしたか。」

「ではエレナさん…続きを。」

「はい…皆さん…では続きなのですが。あの事件の時…私は偶然街で『テイルズ』のリーダー『マイケル』と遭遇したのです…そして私達は帰り足に歓楽街の近くを通り過ぎようとした時…突然私たちは見たことも無い男達に取り囲まれたのです…そしてそこへ奥から現れたのは一人の女性。」

「…………………。」


シェリルをチラリと見ると考え込んでいるようだ。

そしてエレナは再び続ける。


「そして、その女性は口を開いたんです。」

「貴方……『テイルズ』のマイケル君ね?」

「ん?ああ!こんな物騒な事をしなくても君は僕のファンなのかな?サインなら……」


ヒュンッとマイケルの前髪が風に靡く。

すると…マイケルの頬から血が滴り落ちる。


「えっ!!??」


マイケルが頬に手を当て、そして確認する。


「うわぁぁぁーーーっ!!??」


マイケルは驚き尻もちをつく。

すると女性は目を隠してはいるが口元を緩めにやけているようだ。


「ふふ…私は美しいものが好きでね…これまで色々なものを集めてきたわ…」

「貴女…何がしたいの??」


私は女性に問うと彼女は私を見てニヤリと微笑む。


「大丈夫…私が望むのは男性だけよ…美しい男性が好きなの…そして偶然貴方を見つけたのよ…『マイケル』君。」


すると。

彼女は一本の『糸』キラリと光るその糸は見た目は鋼糸こうしかと思われる。


「出てよ魔神『バットスパイダー』彼をとらえよ!!」


蜘蛛の魔神が口から何かを吹き出す!!そして彼女の糸と女郎蜘蛛の糸に捕らえられてしまうマイケル。


「うわぁぁぁーーーっ!!??」

「マイケル!!!???」


そして女はニヤリと笑うと口を開く。


「いい??これは私の力でもあり魔神でもある…彼がどうなってもいいならこれから私が言う通りにするの。」

「それって??」


私は再び問いかける。

そして女は笑ったんだ。

過去の事件の全貌。

エレナとマイケルの前に現れた女性とは!?

お読み下さりありがとうございました!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] マイケル君というイケメンアイドルを欲しくなっちゃったおねえちゃんの登場がなかなかホラーで面白かったです。新たな魔神もまた強敵で戦いが盛り上がりそうで楽しくなりそうです。 [一言] 今回もと…
[良い点] 表舞台に立つ人は大変です……。しかもエレナさんのお父様まで…… でもそんな単純な話ではありませんでしたね。まさか魔神が関わっていたとは。 女郎蜘蛛の魔神を使う女性に、今までと違った怖さを…
[一言] 女郎蜘蛛、きっとかなり厄介ですよね…こんなのに見つかってやられたらどうなるかわかったものじゃないですし…だからエレナ、罪を被ったのでしょうかね…そうなるとまた世知辛い話ですね…。
2023/11/03 00:46 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ