アメリスアード世界編シーン43
アステリオを救ったクロノ達は。
ここはアルテリオ本部。
俺が目覚めるとそこは見知らぬ部屋。
すると…大きめのベットに寝ていた俺は隣りに違和感を感じる。
「ん??」
隣りを見るとそこにはなんと!!!
リオが寝ていたではないか!?
「えっ??ええーーーーーーーーーっ!!?」
すると…バタバタと足音が聞こえ誰かがこの部屋に入ってくる声が聞こえる。
「ん?どうしたの??クロノ!?」
「ふわぁ~~~っお兄ちゃんおはよう!」
入ってきたのはエプロン姿のカルマ、そして眠そうな目を擦りながら入ってきたサキノ。
するとその後ろからは、シェリルの姿。
「ん??朝からうるさいわね?睡眠妨害よ!クロノ君……って………え??」
シェリルの声は、そこで止まる。
「クロノ君!!!貴方って人は!!???」
「えっ!?いや俺はなにも………」
俺が焦っているとそこへジェイクとレイドまで入ってきた!!
「ん?クロノどうした?敵か??」
「おはようクロノ君…って……ええっ!!??」
レイドはぷるぷる震え出す。
「ど…どうした?レイド??」
「ク……クロノ……君……き…君ってやつは……。」
「えっ??どうしたんだ??」
「こんな……こんな羨ましいシュチュエーション!!!どうして君なんだ!!??」
「はぁぁぁーーーーーっ!!??ちょっと俺にはお前が何を言ってるか全くわからねーぞ??」
皆がレイドの言葉に空いた口が塞がらない。
すると…寝ぼけながらもムクりと起き上がるリオ。
「あれぇ??皆どうしたの??」
「あ!リオちゃん!?大丈夫??クロノ君に何か変なことされなかった??」
「おいおい!シェリル!俺はそんな事は…」
すると…なにかの黒いオーラを纏ったカルマが立っていた。
「えっ??カルマ?ちょっと…なにを??」
「とりあえずそのベットから…。」
目の前にはフライパンという名の武器を振り上げるカルマの姿。
「は?えっ?ちょっと?カルマ??」
「出なさーーーーーーい!!!!!」
ガコーーーーーーーン!!!
◇
◇
◇
ここは屋敷内の会食の間。
俺は黙々とパンをちぎり食べている。
「……………………・・・。」
「あのね?クロノ?ほら!スープおかわり持ってこようか??」
「ふふん!お兄ちゃん!サキノの卵もはいっ!」
俺はサキノから口にスクランブルエッグを押し込まれる。
「んぐんぐんぐ…ごくん。」
「ふぅ~クロノ君?いい加減機嫌を治しなさい!」
「んぐんぐんぐ。」
「まったく…子供なんだから!もう、リオちゃんが時々…夢遊病の様にああしてフラフラ歩いちゃってたまたまクロノ君のベットに入って寝ちゃったって言ってたし、皆も謝ったんだからもういいでしょ?」
俺にそう言うシェリルはコーヒーを一口飲む。
「で??そこでリオちゃんの食事の邪魔をしてるのは??」
シェリルがそう言った先にはリオから離れないレイドの姿だったんだ。
「ああーーーっ!リオちゃんかわいいね!さぁ!僕が何かまた取ってきてあげるよぉ!」
「い…いや!私は一人で出来ますから大丈夫です!」
「いやいやそんな事言わないでさ!ほらほら〜〜〜!」
「い…ん??」
リオがレイドの背後に気がつく。
「いい加減に……しなさーい!!」
「へ??」
レイドの頭上にはプテラが待機していた。
「ん?あ??はぁぁぁーっ!!??やめ!」
「プテラ…アクセル。」
バキッ!!!!!っと言う音と共にレイドは吹き飛ぶ!!
「うわぁぁぁーーーーーーーっ!!??」
ガシャーーーーーンッ!!
窓ガラスを割り外に吹き飛ぶレイド。
「あっ!??ここは五階!!彼は!!??」
皆が外を、落ちていくレイドに視線を向ける。
するとレイドの下には巨大なサメ。
ウォーターメガロがレイドの下で待ち構えていた。
「あれが…レイドの魔神。」
「ええ…レイドなら少々何かあっても大丈夫なのよ?それがレイドの魔神ウォーターメガロの実力よ。」
ポスッとウォーターメガロの身体に落ち無事こちらに手を振ってるレイド。
「ふぅ~彼の性格はともかく…魔神は本当に凄いですね!」
レイドの魔神をみて驚きの表情を浮かべるリオ。
「そうね!アメリスアードのマジェスト協会の三人の中ではジェイクの魔神は防御、私のプテラはスピード…そして彼、レイドの魔神は攻撃に特化してる感じかしらね。」
「確かに俺にもそう感じるな!」
俺はそういうと再びレイドに目を向ける。
すると下からレイドの大声が聞こえてくる。
「おお!!そこに居るのはお手伝いさんかな??僕はレイド!仲良くして!これから一緒にご飯でも……」
「あの性格がなければ…本当に頼れるんだけど。」
やれやれと肩を落としながらシェリルはため息をつく。
すると。
レイドが声をかけていた女性からただらなぬ気を俺達はとらえた。
「なんだ?あの女から感じる気配!!??」
「行きましょう!!」
俺の声に返すシェリル。
そして俺達はレイドの元へ走ったんだ。
すると。
そこに立っていた女性はニヤリと笑みを浮かべる。
「久しぶりね…レイド。」
◇
◇
◇
レイドの元に突然現れた女性。
一体何者なのか!?
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