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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
65/500

アメリスアード世界編シーン35

ボスのピンチにどうなる!?

爆弾魔ペリオッドに囚われ脅されているアステリオのBOSSリオ。

果たして。

ボンっと音を立てると。

リオの目の前で自爆し、軽い爆発を起こすペリオッドのボムズラッド。

そう、これはペリオッドによる脅しの爆発なのである。

顔をしかめるリオを横目に、ペリオッドは更なるボムズラッドを仕掛けようとしている。


「クク…さぁ?はけよ!本当のBOSSはどうした?そして貴様の正体は何者だ??」


ペリオッドはリオを脅し問いかける。


「くっ!?貴方は…そういう事なのね……私の父…前BOSS『レギオン』を襲ったのは…貴方だった……のね。」

「ほう…そういう事か…お前は、あの『レギオン』の娘…か…通りでその力に奴を感じる訳だ。」


ペリオッドはニヤリと笑みを浮かべている。


「何の事よ?私が父から受け継いだのはこのトランプ…これだけよ。」

「なにっ??ガキの玩具が受け継いだものだと!?」

「そうよ…私は父から貰ったのはこの玩具ただ一つ…。」

「フン!ならば試してやろう。おい!」

「「はっ!!??」」


ペリオッドのその声に反応し入ってきた数名の男達。

入ってきた男達がリオを取り囲む。


「ペリオッドさん!この娘…本当に俺たちの好きにしていいって事ですか??」

「ああ!構わないぜ??」


ジリジリとリオに近づく男達。

そして、一人の男の手がリオの身体に触れようとした。

その時…。

ヒュン!!!

グサッ!!!!!


男の額には何かのカードが突き刺さりそしてその場に倒れ落ちてしまったんだ。


「ん??これは…ほう……娘…いや…現アステリオのBOSSの力…というわけが。」

「グッ!!私はそんなに簡単には、やられない!!」


リオはトランプのカードを手にする。

そして。


「…くらいなさい!!たぁぁぁーーっ!!」


ヒュンヒュンっとリオの手から無数のカードが放たれ…次次と出てきた男たちを仕留めていく。


「それは……。」


ペリオッドは指をパチンとならす。

するとボンッと爆発が起きる。

爆発したのはリオのカードだった。

ヒラヒラとカードは地面に落ちていく。


「これならどう??はぁぁぁっ!!!いけっ!!」


シュパパと手から放たれたカードがペリオッド目掛けて襲いかかる。


「なにを…。」

「えっ!!??」


リオはペリオッドの動きに目を丸くし思わず動きをとめる。


すると。


ボボンッと次次と宙から地に落ちる無数のカード。

そしてペリオッドは、その手に何かを捉えていたのだ。


「くっ!!??『スクエル』っ!!??」


そうペリオッドがその手に捕まえたものとは。

リオの魔神である『魔神スクエル』だったのだ。

すると笑いながら話し始めるペリオッド。


「なるほどね…君があの『レギオン』から貰った魔神具はそのカード…そして、その魔神は…こいつは…『リス』なのか。」

「くっ!!??だからなに??」

「いやぁ…おかしな話だね?」

「何が言いたいの??」

「いや…アステリオのBOSS…レギオンの魔神はそんな魔神ではなかった…あれは恐るべき力を持つ魔神だったのだがね…さぁ…あの時消えて見つからなかった…レギオンの魔神具であり…伝説の魔神具『巨像の大剣』を差し出すのだ。」

「くっ……そんなの私は知らない!!!」


リオのその言葉に反応するペリオッド。


「ははっ!?元BOSSの娘だからって面白い嘘をつくねぇ……。」

「なによ??本当の事じゃない?私はそれ以上何も知らないんだから!!」


するとペリオッドは一匹の鼠を手のひらに乗せている。


「ほら?コイツを見てみなよ?」

「えっ??」

「可愛い顔してるだろ??でもとっても残忍なんだよ。俺は元々可愛いものが大好きでね。僕のボムズラッドも君のそのスクエル…そして君のその容姿もとても僕好みさ。」


ペリオッドはそう言うと。

身体に闘気を纏う。

すると…ワラワラとどこからともなくやってきたボムズラッド達はペリオッドの身体へと這い上がってくる。


「ふふ…こいつらも可愛いだろ??だが僕のボムズラッドは対象物の元で爆発するのだよ。」

「そうみたいね…でもその可愛らしいというネズミが粉々になるのは何とも思わないの??」

「そりゃ初めは可哀想過ぎて見れいられなかったよ…でもね…ある時、その爆破に僕の中で美しさに変わったんだよ」

「えっ!?」


ペリオッドの顔が狂気じみてくる。


「そう…僕のボムズラッドは全てを爆破し破壊する。一人また一人…いつしか人を殺すのに僕が死体を積み上げる度に悦びと美しさと快感を感じるようになった…そして僕は…それが可愛い者が破壊される事に更に!!!!!」


ペリオッドの声に力が入る。

そしてその顔は…醜悪なものに変わっていたんだ。


「至上の喜びを感じるようになったんだよ。」


リオはペリオッドの狂気の声とその表情に悪寒が走ったんだ。


「…………………………!!???」

アステリオのボス、リオのピンチ!!

どうなる!?

お読みくださりありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] リオが懸命に抗いつつもベリオッドさんがあまりに変態なので面白かったです。爆弾のネズミを全身に這わせて恍惚としてる爆弾魔。素敵な絵面だと思います。とても面白かったです。
[良い点] トランプを操るのかっこいいです! でもリオのスクエルが囚われちゃいましたね; ペリオッドが話す嘘とは何なのかも気になりました。
[一言] ペリオッドの狂人っぷりがいい感じですね…!一方でリオはリス。齧歯類同士の戦いになるわけですが、一体どうなるのでしょう?とても楽しみです。
2023/10/24 00:12 退会済み
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