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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
60/500

アメリスアード世界編シーン30

遂に!!

ジェイクVSエルザックの戦いの勝敗は!?

ジェイクとエルザックの戦い。

二人の戦いは、魔神同士の戦いともいえる。

その戦いは、周辺にも爆風を起こし…それは辺りの物々をも吹き飛ばす。

そして爆風は、次第に止んでいく。

「二人はどうなったの!!??」

「シェリル!!あそこだ!!」


俺達は二人をやっと、目視できる様になる。

すると…ライフルを止めるジェイクのグローブ。

バラコンダの首元に噛み付いていたのは、アースドラゴンの姿。


「ジェイク!!??」


シェリルの声が響き渡る。


「はぁぁぁーーーーーっ!!??だああっ!!」


ジェイクが叫び拳を振り切る。


「うぐっっっ!!!??ぐはっ!!!??」


ジェイクの拳の闘気により吹き飛ばされるエルザック!

ドカッと地面に叩きつけられる、エルザック。


「ぐはっ!!!!!」

「エル……くっ!!」

「ジェイク!!??」


拳を下げていき、そのまま膝から崩れ落ちるジェイク。

ジェイクの元に駆け寄るシェリル。


「ジェイク!!やったわ!凄かったわよ!?」

「ああ…なんとか……奴をぶっ飛ばしたぜ。」


するとエルザックは身体を震わせ…声をあげる。


「うぐっ!!はぁ……はぁ…ど…どうして…どうして君もこんなに…強く…なれたんだ??」

「エル…確かに俺たちは一度負けた…それからきっと、お前も俺も負けた事から這い上がる為に強くなろうとした…今は、形が違ったとしてもこの俺もお前とは違う方法で強くなったんだぜ??」

「くっ!?君のようなやり方でも強くなれるって事なのか……。」

「ああ……きっとな。」


辺りに静けさが戻る。

すると誰かの気配を感じる。


「誰だ!?」


俺がそちらを振り返るとそこに居たのは。


「!!???レイド??」


俺達が気配を感じ気配の元に目を向けるとそこに居たのはレイドの姿。

そして、そこに…もう一人…違う。

そこに居たのは…人では無いその姿は『魔神』だったんだ。

その姿。

見た目は確かにどこか威厳がありそうな…マフィアのBOSS。

すると魔神は口を開く。


『私はキング…我が組織アステリオを取りしきるBOSSと呼ばれている者だ。まあ…この姿は我が魔神だがな。』

「ボ…BOSS……………。」


起き出し頭を下げるエルザック。

するとジェイクも頭を下げる。


「はっはっは…久しいなジェイク。」

「は…はい!!以前の抗争の際では…本当にすみませんでした!俺…俺………。」

「ジェイク…お主が我が組織の為にどれだけ力を尽くしてくれていたか…それは大いに分かっておる…。」

「BOSS…………。」

「人はな…変わっていく者だ…それは人によってはくだらぬ生き方もする者もいる…だがジェイク…今のお前は世界の為にその身を粉にしてるというでは無いか。」

「は…はい!!」

「私はお前の仲間のシェリルがアステリオのあの廃ビルを掃除してくれた話を聞かされてな。」


BOSSはそう言うとシェリルを見つめる。


「あ!あれは…依頼が入り私達も動くしかなく……。」


シェリルはBOSSの言葉に焦りを見せる。


「ははっ!分かっておる…あの依頼を出したのはこの私であるしな。」

「えっ!?」

「あの廃ビルの掃除は体裁から我々の組織でする訳にはいかなかったのだよ?」

「どういう事???」


シェリルがポカンと口を開けている。


「我々…裏の組織アルテリオが表立って平和の為に動く訳にはいかんのだ。」

「BOSS…BOSSはいったい………。」


シェリルに続き…驚きの表情で話を聞いているジェイク。

どうやら、このアステリオのBOSSは悪、ではなく、この世界の為に動く人格者なのだろう。

これはジェイクもそしてエルザックも、このBOSSの為に命をかけて動いていたという話も納得はできたのだ。

すると、BOSSと共にやってきたレイドが口を開く。


「皆!ちょっといいかい?」

「どうしたの?レイド?」

「僕は、こちらのアステリオのBOSSを連れてきた訳なんだけど…僕にはこのBOSSに何かを感じるんだよね?」

「は?はぁ??どういう事なの?レイド??」

「うーーーん…僕の体質ってさ?女の子を感じるとすぐに分かるんだけどさ?」

「ん?どういう事??っていうか貴方どうやってBOSSの魔神を連れてきたの??」

「あ!それはここに来る途中倉庫にこの魔神がいてジェイクの所へ連れて行って!って頼まれて一緒にきたんだよ?」

「あーそういう事ね?っていうかアンタって緊張感ないわね?まあいいわ!でもそのBOSSがどうしたの?」

「あ!うん!そうそう!僕さ、どうしてか分からないけどこのBOSSの魔神からもさ…。」


俺達はレイドの話に耳を傾ける。


「お………。」

「「お???」」

「魔神から女の子を感じるんだよ?」

「えっ??それってどういう事??」

「だからさ、アステリオのBOSS………つまり本体は………女の子かもしれない………。」

「「えーーーーーーーーーーーっ!!??」」

突然のBOSSの正体は女の子だと言い出すレイド。

彼の女の子センサーは果たして確実なのか!?

お読みくださりありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] まぁ、女性がBOSSではいけない理由はないし、なんら不思議もないですよね。近年は特に男女同権ですから。強い人はなんであれ強いですよね、ほんとうに。BOSSが出てきて、なおのこと 混沌として…
[良い点] 違う方法で強くなった、ですか……確かにです✧ エルザックに足りないものをジェイクはシェリルたちに見つけたのでしょう。 胸熱な決着のつき方で、すごく良かったです! そしてBossが女の子!?…
[一言] 最新話まで追いつきました! ボス、女性で、しかもおもて仕事が汚れ仕事扱いって、なかなか面白い人物ですね!ボスの姿、見てみたいです…!
2023/10/18 20:37 退会済み
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