表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
48/500

アメリスアード世界編シーン18

クロノのバトルは!?

そしてラブラは。

クロノ視点。


「くらえ!ウェアウルフ!!」


ズババババーーーーーッと激しい音を立て俺の刀はウェアウルフの身体を斬り裂く。


「ぐぎゃあああーーーーーっ!!!」


そして…ウェアウルフは、断末魔の声と共に、その場に沈んだんだ。

「お兄ちゃんっ!!??」

「クロノっ!!」


カルマとサキノは俺の元へと駆け寄ってくる。

すると、俺は身体の中に今までとは違う力の感覚を感じていたんだ。

今までは身体を操られていた様な、そんな感覚だった。

だけど今の戦いは俺が力をコントロールしている不思議な感覚だったんだ。


「これは……。」


すると…腕輪から飛び出し出てきたのは勇者ラブラだ。


「じゃじゃーん!!おまたせぇ!!あ!お嬢ちゃんも私と同じくらいの子もそしてお姉さんもこっち集まってーーー!!」


突然皆を俺の元へ呼ぶラブラ。


「お前な…。」

「いいじゃんいいじゃん!これから皆で楽しくやっていこーって私決めたんだよ!」


俺達がそんな話をしている所へ三人は集まってくる。


「おおっ!この子が勇者様!!サキノ初めて見た!」

「そうね、私も初めまして。カルマと言います!ラブラ様…よろしくお願いします!」


そして、二人に増してラブラに凄い熱視線を送っていたのはシェリルだったんだ。


「あの…ゆ…勇者様っ!!」

「ん?貴女がシェリルね!私はラブラ!よろしくね!」


ラブラは手を出し握手を求める。

すると…ぷるぷる震えながら赤い顔をしているシェリル。


「ん?シェリル?どうしたんだ?」

「う、うぅぅぅ…。」

「は??」

「きゃーーーーーっ!!あの伝説の勇者様と握手出来るなんてーーーーーー!!!夢のようよーー!!」


一気にテンションを爆上げしてラブラの手を握り返し興奮するシェリルの姿。

俺達は、その光景に開いた口が塞がらない。

俺は我に返ると思い出した事を聞いてみる。


「で…どうだったんだ?俺と雷武のなんとか率ってのは!?」

「えーっ!?そんなの今は…って。あ。」

「ん?どした??」

「あはは…勇者様との出会いがあまりにも衝撃的で忘れてた!てへぺろ!」

「てへぺろじゃねーーー!ったく折角……」


シェリルはラブラと写真を撮ったりと、まるで推しにでもあったかの様にはしゃぐ。


すると口を開くカルマ。


「そういえばさ?勇者様とクロノの関係ってなんなんだろ?」

「確かに…それは俺も気になるな。おい!ラブラ?ちょっと聞きたいんだけど?」

「ん?クロノどしたのさ?」

「さっき言ってた俺がお前の血を引いてるってどういう事なんだ?」


ラブラはシェリルを制すると語り始めたのだった。


「おほん!じゃぁ私の身の上話をちょっとするわ。あれは……。」

私が人間と精霊の間で…とある秘術で生み出されたってのは以前…話したわよね?

でもね…今は精神体の姿だけど当時は人間の姿を持ちながら精霊の力を携えた言わばハーフの様な存在だったのよ。

私だって最初から強い訳ではなかったから初めは苦労したわ。

だから戦闘においては今のクロノちゃんと一緒で沢山努力して強くなっていったの。

そして私はいつしか魔神と戦う事になっていったのよ。

魔神は魔族の中でも選ばれし強い存在。

そこで…私が唯一手にしていたスキル『魔神を封じ込める力』

このスキルは世界中で唯一、私だけが持っていたスキルなの。

それによって私は魔族の幹部だった魔神達を次々とアイテムに封印していったのよ。


最後は魔王までも封印して…。


ところがその時…残っていたのが魔神の中でも一匹狼だったけど、超強力な力を持っていた雷武ちゃんを残していてね。最後に雷武ちゃんを封じようとしたけど簡単には封印できなかったって訳。

そこで私は最後の手段として、この身を使ってやっとの事で雷武ちゃんを封じれたって事よ。

「そうか。なるほどな!今やっと勇者ラブラのやってきた事が全部分かったぜ!」

「そうね!でもラブラ様は凄いわ!そこまでして世界の為に魔神を封じてきたって!」

「うんうん!カルマちゃん!君は見る目があるなぁ!」

「やっぱりね!さすが勇者様だわ!私益々ファンになっちゃった!」


興奮しながらシェリルもニコニコしている。


「サキノもラブラちゃん大好きぃ!」


どうやら三人共ラブラを気に入ったようだ。

そんなわちゃわちゃ話を聞いていた俺は一番気になっていた事があったんだ。


「そういえば……俺、やっぱりあの話がどうしても気になるんだけど…血の繋がりがどうこうって話さ、俺とラブラってどんな関係なんだ??」


俺がそう付け加えるとピタリと話が止まる。

三人とラブラは俺をじっと見ている。


「えっ!?俺何かおかしな事言ったっけ?」


するとラブラは俺を見つめ口を開く。

思わず、ごクリと唾を飲み込む俺。


「いい?クロノ?君はね。」

「う…うん………話してくれ。」

「君は…ね。」

「うん!」

クロノとラブラの血の繋がりとは!?

お読み下さりありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
クロノく~ん(*」´□`)」 実は君は、、、 気になる終わり方だじょ~(´;ω;`)
[良い点] 血の繋がりがあるのなら血縁ですね。クロノも不思議なことを気にします。勇者はラブラはなかなか昔の人なのでどこかで血がつながったのでしょうに。3人で女の子たちが(ラブラ入れれば4人ですね)わち…
[良い点] いつもクールなお姉様が笑 クロノと雷武の力が見事にはまって、無事ウェアウルフを倒し、こうやって笑い合えて本当良かったです! ~っ、シェリルさん可愛いっ(*ノωノ) サキノちゃんもカルマもラ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ