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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
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アメリスアード世界編シーン9

アメリスアードで初の仕事となる三人!

初めの依頼を全うできるのか!?

俺達は廃ビルの前に立っている。

そしてシェリルは状況を話し始める。


「ここの廃ビルはね…元々は世界的なファッションブランドRISKYリスキーが入ってたビルなの…売れていた当時は世界的なブランドとして本当に栄光高いブランドだったわ。」


シェリルはこちらを振り向く。


「まあ…創始者のリスケットもここで働いてはいたんだけど、それを妬んだ者によってこのビルごと襲われ、そしてリスケットは生命までも奪われて、この世界的ファッションブランドも消滅してしまったわ。」

「それが今回の事件に関わってるのですか?」


カルマの問いにシェリルは続ける。


「そうよ…この世界的ファッションブランドRISKYリスキーは、この街の中心的存在だったの…そしてここを皮切りに、この街の各大手企業を狙って、闇のマジェスト組織『バトラー』が襲撃するようになってしまったの…これもきっと魔王ゼルドリスの采配…そしてこの廃ビルは…『魔神薬デモンネストにより怪物と化した魔物の巣窟になってしまったの。」


シェリルは説明を終えるとその扉に手をかける。


「いい?3人共、ここからはその怪物の住処よ…どんな怪物が来るか分からないからまずは私の能力…使うわね。」


シェリルは上着をはだけるとそこに見えたのは肩掛けの銃ベルト!そしてキラリと光る銃が見えた。


『うぉぉぉーーーっ!』

『マジかよ!たわわな谷間があああーーっ!』


男性リスナーの興奮したコメントを見事にスルーし銃を取りだすと構えるシェリル。


「出てよ…私の魔神具エアーガン!そして魔神スカイプテラッ!!」


バーーーーーン!!!ドシューッ!!!


シェリルが発砲すると飛び出すカラス程度の大きさの真っ赤な怪鳥…形はカラスにも似た…それでいてカラスでは無い事が分かる、そのスマートな体格。


クェェェーーーーーッ!!!



怪鳥は俺達の上空を一周すると降下しシェリルの肩へと止まる。


「おおっ!!」

「その子がスカイプテラ…」

「可愛い鳥さんっ!!」


俺達の目の前で放たれたシェリルのスカイプテラ。


「いい?私のスカイプテラはこんなに可愛いスタイルをしてるけどこの子はいざ攻撃を始めると追撃もするし敵を一瞬で倒す殺傷力も持っているわ!そして一番の特技は…」


そこまで話したシェリルは急に話をやめる。

それは俺達に何者かが近づいてきた事を意味していたんだ。

コツコツ…徐々にその足音は大きくなりシェリルは身構える。


「スカイプテラ…GO!!」


バーーーーーン!!!


彼女が銃を撃つとスカイプテラは銃弾を追う!


シューーーッ!!!


そしてスカイプテラは銃弾と一体化していく。

その瞬間…銃弾はその形を変える。


「なんだあれ!!??」

「弾が大きな針の形に変化してる!」


俺もカルマもその変化に驚いてしまう。

こちらへ歩いてきた奴にスカイプテラの攻撃はヒットする。


グサッグサッ!!!


「ぐああああーーーーーっ!!!」


こちらへ向かってきたのは少し大柄のゾンビの様なモンスター。

そいつらにスカイプテラの攻撃がヒットする。そして次々と倒れていくゾンビ(仮名)

瞬く間に、この部屋からモンスターの気配は消えたのだ。


「ふぅ~これで、この階のモンスター達は全滅したようね。」

『おおーーーっ!!』

『さすがはシェリルおねぇさま!』

『シェリルお姉様最高!』


リスナーはシェリルの戦いに興奮しているようだ。


「すごーい!おっきぃお姉ちゃんつよーい!」

「ありがとサキノちゃん!じゃあ次はサキノちゃんの番ね!」

「えっ?」


するとサキノを前に押し出すシェリル。


「さぁ…二階はサキノちゃんの番よ!ここでその子を出してあげなさい!」

「わ…わかったぁ…」


サキノは声を震わせ…そう呟いた。

サキノが筆を取り出すと…うぅーっとモゴモゴ何かを呟く。


「からーうるふぅ!!」


がうーーっと筆からカラーウルフが叫びながら飛び出してくるとサキノの前にしゅたっと降り立つ。


「いい子ねサキノちゃん…さぁ二階に行くわよ!」

「うん…」


サキノがぶるっと一瞬震える。


「大丈夫だ!サキノ…俺がついてるぞ!」

「う…うん…」


サキノは俺の手をギュッと握ってくる。

俺は、そっと握り返すと皆で二階に向かったんだ。

俺達は階段を上り二階へ。

二階も俺達から見える景色は一階同様、薄暗くそしてそこは奥から何かの唸り声が聞こえてくる。


ううぅぅぅぅ……っ。


サキノが怖さを口にすると…俺の手を握る手に力が入るのがわかる。

俺はその手を握り返すとサキノは震えを止め、俺の顔を見ていた。


「大丈夫だぜサキノ!」

「うん!お兄ちゃん…いってくるね!」


サキノは手を離すと一歩また一歩前に歩いていく。

すると暗闇の先にキラリと目が光り出す!!


ぐぅぅぅぅーーーっっ!!!


怪物の唸り声にサキノは一瞬躊躇したけど歩き出したのだった。

シェリルの能力を見たクロノ達!

そしてその中から一人選ばれたのはサキノ!

最初の登場はサキノ!!頑張れサキノ!!






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― 新着の感想 ―
サキノちゃん! 頑張って\(*⌒0⌒)♪ 試練の塔みたいな感じがしましすね(*´ω`*) «٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワクしてきたよん♪
シェリルの人気にリスナーたちの熱を感じますね!笑
[良い点] シェリルさんの能力のお披露目がとても格好良かったです。せっかく登場したゾンビさんたちはとてもお気の毒でした。お姉様を前にしては敵の見せ場など不要ということでね。素晴らしいやられっぷりでした…
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