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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第二章アメリスアード世界編
35/500

アメリスアード世界編シーン5

クロノVSジェイク!

この腕試しという名の戦いの行方は如何に!?

俺に襲いかかるジェイクとその魔神アースドラゴン。

対する俺達はジェイクの目にどう映るのか!?

俺に襲いかかるアースドラゴンは地を蹴り凄まじいスピードで俺目掛け突進してくる!!

土岩で出来た身体のトリケラトプスもといアースドラゴン。

それがまさに今!こちらに猛突進してくる。

まともに食らったらタダでは済まないのは見れば分かる。


「お兄ちゃん!?」

「クロノ!!!」


サキノとカルマが俺の名を呼ぶ。

すると俺の身体は操られ腕を動かせと反応する。

俺の腕は持ち上がりアースドラゴンに向け手を広げ片手で止めようとしている。


「やばいっ!!」


俺の身体は操られるがアースドラゴンの突進は止まらない。

そしてジェイクの叫び声が聞こえる。


「吹き飛べーーーーー!!!」


ドゴーーーーーーン!!!


爆風と共に俺に激しく衝突するアースドラゴン。


「ふん!!吹き飛んだ…か!?ん?」


凄まじい衝撃波が辺りに吹き周囲には爆風が舞う。


その時……。


俺は右手一本でアースドラゴンを受け止める。

そして俺の身体に宿るのは魔神雷武。


「くっ!なんとか受け止めれてるぜ!!」

「なにっ!?バカな!!??俺のアースドラゴンを止めるだと!?」


そして今度は俺の左手を操る魔神雷武!!


「うぉおおおーーーっ!!」


ドッゴーーーーーーーンンンッッ!!


アースドラゴンの右頬を俺の左拳が捉える。

その激しい衝撃でアースドラゴンの巨体は吹き飛ばされ壁に激突する!


ガラガラッ!!ドガーーーーーーンンッッ!!


パラパラと壁は衝撃で崩れ落ち瓦礫と共に地面に沈むアースドラゴン。


ドガガガッ!!!ズシーーーン!!!


そしてアースドラゴンと共に吹き飛ばさるジェイクの身体。

そしてその身体は宙に舞うとそのまま地面に叩きつけられる。


「うげっっっ!!!ぐはっっ!!??」


ジェイクはその衝撃で口から体液を吐き出し腕がバキバキッと折れた音が辺りにも聞こえる。

すると俺の身体は宙に舞いジェイク目掛け両手を構える。


「風烈…し……!!??」


雷武に操られた俺の身体はジェイクにトドメを刺そうと構える。


「クロノーーーっ!!!」


俺の耳に聞こえるカルマの声。

カルマの声に俺は必死に抵抗しその動きを止めようとする。


「カルマ!?………くっ!!とま…れえええぇぇぇっ!!」


そして、気がつくとそこにジェイクを庇い立っていたのはシェリルとレイドだった。


「クロノ君!待って!!」

「頼む!!ひいてくれ!!」


シェリルさん達は俺を止めようと必死だ…だが俺の中のアイツはその動きを止めない。


「これは…ヤバいの……」

「おじいちゃん…お兄ちゃん止まんないよ!」

「大丈夫じゃ…きっと……クロノなら…」


そうサキノに言ったヤシュアにはこの言葉に根拠はなかった…魔王に匹敵する程の雷武の力の前には誰しもがどうにも出来なかったのである。

すると俺とシェリル達の間に立ちこちらを見ているカルマの姿が!!


「カルマお姉ちゃん!!??」

「皆…ここは私に任せて!」


俺の意思とは別で…魔神雷武によって操られている俺の身体は自分の意思では動かない状態だ。

じわじわと俺の腕は攻撃態勢をゆるめず…次第に魔力が俺の腕に集まっていく。


「う……と……とめろ!!雷武ーーーっ!!!」


すると俺の心に流れ込んでくる奴の声。


(何を言ってるんだお前は!?)

(何ってなんだ!?)

(我が敵はお前の敵でありお前の敵は我が敵でもある…立ち塞がる奴は…皆殺し……だ。)

(くそっ!?そこまで頼んだ覚えはねぇぞ!?)

(ふん!あのジェイクって言う奴の言う通りお前はまだまだ我が力を使いこなす事は無理なようだな…だからこうやって我に操られたまんまだなぁ…あーっはっはっは!!)

(ふざけるな!!そんな好き勝手させるかよ!?)

(まあいい…俺がこれからここにいる奴ら全員皆殺しにしてもいいんだがな…クククッ。)

(!!??………。)

(これまでは退屈しのぎに我が力を貸しただけだがお前は我が力を操れるその資格があると言うだけ…我がその気なら…)


その瞬間雷武は具現化を強くする。

すると俺の身体から巨大なドラゴンが具現化していく。


「なにっ!?」

「あれが武神雷武!!??」


レイドとシェリルは驚きの声をあげる。


「待って!!」


皆の前に立つカルマが叫ぶ…。


「お姉ちゃん!!??」

「カルマ!?」


サキノもヤシュアもどうにも出来ないこの状況をただ見ているしかなかったのだ。

カルマは俺の元へ歩み寄る。


「クロノ…」


すると俺のヘッドホンを通さず部屋中に聞こえてくるリスナーの声。


『クロノ!!??』

『カルマちゃん危ないよ!』

『クロノ!?お前はここからだろーが!?』

『いつまでもその魔神にいい様に操られるなよ!』


カルマは一歩一歩俺に近づいてくる。

俺は身体を動かそうともがく。


(クククッ…思い出したぞ…確かこの小娘はお前がこの世界に来た時も我の邪魔をしてきたな…)

(なん…だと……。)

(あの時…我はお前を食う事が出来たのだがな…あの小娘の力で我の力は分断されちまってな…一方はドラゴンのままだったが…一方はお前の腕輪に封印されちまった…そしてそのドラゴンの方はお前に消されたがな…あれは我が不覚だ。)

(なんだよその話は…もっと詳しく教えろよ!)

(バカか!?だからあの小娘の忌々しい力をここで消しておいてやる!!?)

(お前!!??)

(ぐああああーーーーーっ!!??)


魔神雷武はカルマ目掛けて飛び出していく。

その時…カルマは俺を見て…一瞬…微笑んだ。


カルマ!!??


カルマ!カルマ!カルマーーーーーっ!!??


ドゴーーーーーン!!!!!


その時…俺の中でまたあの時の記憶と何かが溢れ出した。

雷武に操られて暴走するクロノ!

そしてカルマはどうなる!?

お読み下さりありがとうございました!!







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― 新着の感想 ―
あらら(´・ω・`) 自分を制御出来なくなったクロノが、カルマちゃんに襲いかかる。 すごい強さだけど、、、まだ操れないクロノ、、、 さて、どうやって攻撃を止める事が出来るのでしょうか? まさか、止め…
[良い点] ジェイク、呆気なくやられてしまいましたね。引くとしても、それはクロノではないという。使い勝手の難しい能力ですね、つくづく。この展開を見ると確かにマジェストというよりもただ力を持ち運んでいる…
[一言] 雷武、ちょっと酷い暴走をしていますね…こういうのをコントロールするのって、一般社会の一般人相手でも厄介で難しいわけで…クロノ、ちゃんとコントロールできるでしょうか? 一抹の不安を覚えます…。…
2023/10/16 01:12 退会済み
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