アメリスアード世界編シーン2
シェリルという名のマジェストと出会ったクロノ達!
これからどうなる!?
アメリスアードへ来て俺達が出会った女性はなんと俺達の仲間であるマジェストの一人だった。
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「ふぅ…なるほどね…マジェストは世界にも沢山いるって事なのか?」
俺達はシェリルさんと出会った…そして一先ず、この酒場で食事をとりつつ…今後の事を話し合っていたんだ。
「そうじゃ…ワシらが住んでいた場所は世界で言ったらほんのひと握りじゃしな…これからは世界へと飛び出していかなければなるまいよ。」
「そうか…なぁ…でもマジェストでも魔王の仲間になるやつもいれば…こうして俺達の仲間にもなってくれそうな奴らもいるって事か。」
するとヤシュアはクイッと酒を一呑みすると口を開く。
「そうじゃの…なんせヤツは勇者によって魔神具にされた仲間達を今も集めているだろうからの…」
「なるほど…ね。」
俺は話しながらサキノにふと目がいく、するとニコニコしながら食べ物を幸せそうに食べていたんだ。
「まあ…早いとこケリをつけて戦いのない世界にしようぜ。」
「そうじゃの…。」
ヤシュアもサキノを見ると一言そう呟いた。
すると俺のヘッドホンに届くコメント。
『クロノ!?』
「お?アメリスアードに着いたぜ!」
『おお!すげぇよな!俺達の世界で言ったらアメリカみたいなとこだよな?』
「まあな!で?何かあったのか?」
『いやほら…さっきのシェリルさんって…』
「は?」
『バカか!クロノ!お前!俺達にも綺麗なお姉様を見せろって言ってんだよ!』
「ふぅ…やれやれそっちかよ。」
俺は渋々シェリルに目を向ける…するとヘッドホンから『おおっ!』『綺麗すぎる!』『お姉様好き』等が聞こえてくる。
すると俺の視線に気がついたシェリルがこちらへと近づいてきたんだ。
『お!?おおっ!?』
『お姉様がクロノの方にくるぞ!』
そんなコメントが届いたおかげで正直俺も緊張してしまう。
するとシェリルは俺の目の前の椅子に腰を掛けると僅かに笑顔を見せる。
「先程はワタシを庇おうとしてくれた事ありがとう、そして君達にも一度我々のマジェストの本部へときていただきたいのです。」
「えっ!?それはどういう…」
俺は驚きそう聞き返すとヤシュアが俺の肩をポンッと叩く。
「クロノ…クロノの力の事もあるのだが…ワシとカルマちゃんは今のままでも力は使いこなす事はできる…それにカルマちゃんは両親の事もある…じゃが…クロノ、お主とサキノはマジェストとしての知識も力も使いこなすのにまだまだ修行が必要じゃ…そこでワシはこの地で一先ずお前のレベルアップを期待し最短のマジェストの修行をおこなってきて欲しいのじゃよ…。」
その言葉に俺は一瞬身体が震える。
「確かに俺はトルネルの屋敷での戦いでもギリギリで敵は倒した…俺の魔神のアイツがまだまだ自由自在に操れる訳でもない…だからヤシュアの言いたい事はわかる…だけど!!」
「お主の気持ちは本当にわかる…じゃがワシらの魔神とクロノの魔神のレベルは…その力の桁が遥かに違うのじゃ…言うたらクロノの魔神はあの魔王にも匹敵する力なのじゃ…。」
「!?ヤシュア様…クロノの魔神はそんなに…」
カルマがそうヤシュアに問うと彼は頷き答える。
「そうじゃ…だからクロノがその力を思うように使いこなす事が出来るようになれば…鬼に金棒じゃ。」
俺はどうしてもこの事について考える…。
「でもな…二人ではキツイだろ。」
「それならば…一先ず我らもアメリスアードの本部へ行こうかの…よいか?シェリル?」
「ええ…もちろんですわヤシュア様。」
こうして俺達はシェリルと共にマジェストの本部へと行く事になったんだ。
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アメリスアード…マジェスト本部
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「ああーーーっ!またかよ!!」
男の叫ぶ声が建物内に響く。
「なんだ…『ジェイク』!うるさいぞ!」
「『レイド』!んな事いってもよ…こっちはしばらく休みなんてねぇんだぞ!?」
ジェイクと呼ばれた男にもう一人の冷静な声で返す『レイド』と呼ばれる男の姿。
「でもな…モンスターがパワーアップしたってのは『魔神薬』が世に広まりすぎたんだろ?」
「ああ…あの魔神が復活してから…『マジェスト』も増えたが最近では『デモンネスト』が広まり続けモンスター自体が力をつけちまったんだ!」
「そうだろ!?そのおかげで休みはなし!俺達みたいな反魔王軍マジェストだって数限られてるんだぞ!!」
ガチャッ……。
そこへマジェスト本部のドアは開きシェリルの案内で俺達四人は建物内へと入ると、この会話を聞く事になったんだ。
「とりあえずその話は一先ず置いといて。」
シェリルのその言葉に二人のマジェストはこちらを見ているのだった。
「ん?シェリル…そいつらは何者だ?」
「シェリル…どうやら……ヤシュア様を連れてきたようだな。」
すると…シェリルは双方の紹介を始める。
「こちらがヤシュア様…それと、この三人も私達マジェストの仲間よ。」
一人は黒髪のツンツンヘアーのいかにも格闘家っぽい男。
一人はメガネを掛けている金髪のイケメンだ。
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二人のマジェストも癖がありそうなメンツ。
この後どうなっていくのか!?