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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第四章アフリエイト世界編

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アフリエイト世界編シーン12

いよいよ大草原へと進み出したクロノ達。

はたして。

サキノを背負ったクロノ、リオは案内人のイシメールの後へ続きキリマジャーロへと、向かう。


「さ!クロノさん!リオさん!じゃあ行きましょう!!」

「おう!よろしく!イシメール!!」

「うん!よろしくね!イシメール君!!」


そう!こうして俺達三人と背負ったサキノの四人は聖なる山キリマジャーロへと出発したんだ。

街を出ると…そこは広大な大草原が広がる。

俺達は大草原にひっそりと歩いた後がある道を進む。


「へぇ…大草原の中に道と言えば道に見える歩道が出来てるぜ……」

「本当に……これなら歩きやすいですね?」


俺達は、そんな話をしながらイシメールの後を追う。


「そうですね!この辺は比較的歩きやすいかも知れませんね…でも気をつけてくださいね!」

「ん?何かあるのか??」


俺はそう問いかけるとイシメールは歩きながら口を開く。


「ええ…ここは世界でもトップクラスの野生の宝庫です…人間が歩く道なんてこうして出来てる事自体が稀なんですから。」


俺も、それには納得は出来た。


「確かにここは人間の管理してる場所なんて本当にないんだろうからな?」

「ええ…そうです……一歩間違えたら…ん?」


突然イシメールが立ち止まると…先の方へ目を凝らしてるようだ。


「どうした?何かいたのか!?」

「ええ……」


俺達は…イシメールに問いかけると彼は槍を手にする。


「ん??」

「動物……なの?」

「………………。」


振り返り頷くイシメール。

何の動物が現れたのは、俺達には全く分からなかったんだ。

すると一歩…また一歩…イシメールは目に捉えた何かに向かい足を進めていく。


「おお………」

「私には何も見えませんよ…クロノ様!」

「まあな…俺もだ。」


その時!!!

ダンっと地を蹴り走り出すイシメール。

そして、ざっと何かを捉えたイシメール。

俺達は彼の元までいくと。

ニコりと笑顔で何かひょろ長いものを手にしていた。

すると。


「きゃーーーーーーーーーーーっ!!??」


というリオの叫び声が響いたのだった。


「あわわ!なんですかそれ!!?」

「お?これはキングコブラだよ?」

「いやいや!どうして平気で触ってるのよー!!!!!」


まあ普通の女子の反応だな。

俺はそう考えていたが。

イシメールは涼しい顔だ!


「ああ!噛まれたらどんな人間も10分程度で確かに死んじゃう可能性があるけど噛まれなければ大丈夫だから!」

「いやいやいや!蛇自体が無理ーーーー!!」


それから数分リオは叫び続けたのだった。

そして。

スクエルを魔法の絨毯へと変えると乗ろうとしているリオ。


「リオ!悪いんだけど…」

「へ?いいですけど全員は乗れませんよー?」

「いや、サキノだけ…乗せてくれないか?」


俺はそう言うと笑顔で答えるリオ。


「もちろんです!!」


するとイシメールはリオの魔神スクエルに反応していた。

だが…驚くのかと思っていたが、そこまでの反応ではなかったんだ。


「魔神……ですね?」

「ああ!俺達はマジェストだ…リオの魔神はスクエル…この寝てるに子も魔神がいるし…この俺にも魔神がいるんだ。」

「そうなんですね?僕はアキニー様の魔神しか見た事なかったから。」

「そうなんだな?でも見えるって事は…もしかしたらイシメールも案外マジェストになれるかもしんねーぞ?」

「僕が……マジェスト……かぁ。」

そんな話をしてからイシメールは何かを考えているようだ…さっき話したマジェストの事で頭がいっぱいになったのだろうか。

何かを考えているような気がしたんだ。

リオとサキノはスクエルの上でゆっくりと飛行中だ。

すると見えてきたのはシマウマの群れ。

のんびりと…でも辺りを見回しながら草を食むシマウマ達。


「うわぁ!シマウマですねぇ!あ!あっちにはキリンさんが見えますーーー!」


一人はしゃぐリオ。


(サキノも起きてたら…ああやって……)


俺は、リオの姿に何故かサキノを重ねてしまっていた。

それから様々な動物達を目にしながら俺達は先を急ぐ。

そして…俺達が歩く事数時間。

先頭を歩くイシメールはまたもや立ち止まる。


「今度は何かいたのか?」


俺が問いかけると。


「あれは…」

「ん??」


イシメールの指さす方を見る俺。

リオもスクエルの上から眺めているようだ。


「んーーー!あのタテガミは…ライオンさん?」


すると…そのライオンがこちらに気づく。


「えっ!?ライオンが気づいてこっちに来る!!??」

「本当に!ヤバくないですか?」


俺もリオも焦り出す。

するとイシメールは笑顔をみせる。


「大丈夫です。彼は。」


そしてとうとう俺たちの前まで辿り着こうとするそのオスライオンは見る見るうちに人型へと変化していく。

そして現れたのはライオンから変化したおっさんの姿だったんだ。

突然目の前に現れたのは何とライオンの獣人…果たしてどうなる!?


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― 新着の感想 ―
今編、獣人がメインということもあって、めちゃくちゃ好みのキャラクターが多くて楽しいです!イシメールも、強くなりたいタイプのキャラクターでしょうから、マジェストになるかもしれないですね!彼のことはかなり…
[良い点] ライオンの姿から変化したおっさん、いいですね。ゴロがとても。目に浮かぶようです。さぞ、ライオン時でもおっさんだったんだろうなって、思わされました。よく見る若いやつじゃない、貫禄あるやつなん…
[一言] ライオンの獣人さん、何していたのでしょう…しかし、ケニアのサバンナの光景がなんとなく浮かんでくるようで、楽しいです。
2024/03/18 10:25 退会済み
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