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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第四章アフリエイト世界編
210/500

アフリエイト世界編シーン10

クロノ達の元へ現れたのはなんと!?

「その人選に俺達も加えてくれないか??」


皆が困惑していると。

そこへ声を上げたのは。


扉を開けて入ってくるその三人。

俺が振り返るとそこに立っていたのは…なんとあのアメリスアード本部のマジェスト…ジェイク…シェリル…そしてレイドの三人の姿だったんだ。


「お、お前ら…」


すると…三人は俺の隣りまでくると…アキニー様に挨拶をする。


「アキニー様…お初にお目にかかります…私達はアメリスアードからヤシュア様の命でここケニージアの力になる為に来ました!」

「どうか…僕達の力も是非!お使いください!」


シェリルと、レイドも相変わらず元気そうだ。

するとジェイクは俺の元へやってくる。


「おう!クロノ、久しぶりだな?」

「ジェイク……」

「なんだぁ?その湿気たツラは?お前、前より弱くなったんじゃねぇか??」

「んだと!ジェイク!」


するとジェイクはフッと笑う。

俺も釣られて笑みを浮かべる。


「それでいい…ここは俺達に任せてお前はさっさとそいつ…サキノを目覚めさせてこい!」

「そうだよ!僕達にここは任せて!心配はいらないよクロノ君!」


ジェイク、そしてレイドもサキノの為に…。

そして。


「クロノ君…私達は貴方にも沢山の借り…いや、貴方に救われたわ…私のパパもアメリスアードで元気にしてるわ!」

「そっか…良かったな!シェリル……安心した…」


俺が続けて話そうとした時。

シェリルは、そう言ってくれたんだ。


「クロノ君!今度は…私達が貴方に力を貸す番よ!」

「そうだよ!クロノ君!」


ジェイクも相変わらずの爽やかな笑顔をくれる。


「って事だ!サキノは任せたぜ!クロノ!」

「ジェイク………」


俺は…俺は……心の底から嬉しくて…涙か…。


「ありがとう……。」


俺の声に三人は笑顔で返してくれる。

するとアキニー様が口を開く。


「えーと…あなた方がヤシュア様よりの応援の皆様ですね?」


三人はアキニー様に注目する。


「ああ!」

「そうです!お美しいアキニー様!」


ボコっと音が聞こえたのだがレイドが殴られた音である。


「ったくぅ!レイドはいつもいつも…じゃなかった!アキニー様!我々がここの死守を応援致します!」

「ジェイクさんにレイドさんに…シェリルさんですね…三人ともこの国の為に…ありがとう!」


お礼を口にするアキニー様。

するとエルザックが口を開く。


「アキニー様!それにこの僕が加わりますので六名…マジェストであるアキニー様も入れば七名のマジェスト。これならここを襲いに来る方が可哀想なくらいですよ。なぁ…ジェイク。」


ジェイクにそう告げたエルザックは心做しか嬉しそうだった。

それに気分か良くなったジェイク。


「俺達ダブルガンも復活だ…ガンガン敵が出てきても全く問題ないぜ!!」


そしてめいめいに笑い、やる気を増したメンバーは笑い合いながら話していた。


(皆………サンキュー!いい仲間だよ。)


すると、アキニー様は立ち上がる。


「今こそ我々マジェストの正義を主張し!立ち上がる時!!皆の力を存分に奮って欲しい!」

「「アキニー様!!はい!!!!!」」


皆が一致団結した瞬間だった。

そしてそんな時…声を上げるイシメール。


「アキニー様!!」

「どうしたのです?イシメール??」

「この僕はアキニー様と共にこの地の住人です!それが僕はこの地を守る為に力を振るう事が叶わない……。」


そう話したイシメール。

確かにイシメールの立場からすればそうなのだろう。

彼の表情は暗く陰る。

すると彼は意を決したように口を開く。


「この国の『薬師くすりし』としての僕に少しの時間をください!!」

「えっ!?」


皆が驚きの表情へと変わる。


「イシメールが……」

「くすり……し?」


俺に続きリオもその言葉に驚いたみたいだ。


「皆さん!恥ずかしながら、この国…ケニージアは医療に乏しく…固定された『医師』は少ないのです…ですが太古から伝わるありとあらゆる植物…動物から薬を作り出す事ができるのがこの薬師の『イシメール』なのです。彼はありとあらゆる医学の知識も持ち合わせています!」

「ええ、薬を作り出し皆のいざと言う時の為に即刻準備をさせてください!!」

「それは大変有難いのですけれど…彼女を救う為の時間を割いてしまいます。」


アキニー様は俺の顔を見る。

俺は複雑だったのだが。


「クロノ君!すぐに、ここへ戻ってきますので…」


するとゴゴゴとイシメールの身体に変化が起こる。


「ん??イシメール??」

「イシメール君???それって……まさか。」


何かを知った様にリオがそう言うと。

奴、イシメールは何と!ゴリラの獣人の姿へと変化していた。


「うわぁ、、、すげぇな。」

「これは。」


驚きの声を上げるジェイクとレイドにアキニー様が告げる。


「そんな彼は…ゴリラの獣人でもあるの…彼は…優秀よ。」


そう言ったか言わないうちにイシメールは城を飛び出していったんだ。

お読み下さりありがとうございました!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 薬師ということで優秀なイシメール君ですが、こうなってくるとガチの医師の人もなんだかすごそうな感じでしょうか。出るかは分かりませんが、想像の膨らむ説明で面白かったです。そう言えばジェイクとエ…
[一言] クロノ、なんだかんだ涙脆いところがありそうですね。 涙もろくてちょっとおっちょこちょい。 人情味があっていいですね!
2024/03/17 02:11 退会済み
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