表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第四章アフリエイト世界編
209/500

アフリエイト世界編シーン9

ケニージアに集まったクロノ達。

果たして。

リオ視点


私は、宿に戻る。

そして朝を迎えたの。


私達に昨日起きた出来事…そしてイシメール君からの今日お城に立ち寄って欲しいとの説明に、皆…動揺を隠せないようだった。

特にクロノ様は…いてもたってもいられなかったハズだから。

そして私達は…一先ずアキニー様の元へと向かう。

お城に入れてもらい、玉座の間に向かう私達。

するとそこには…女王アキニー様、そして両隣りにはエルとアキニー様に話したであろうイシメール君がいたの。


「おはよう!イシメール君!」

「あ!おはよう!リオさん!皆さんも来てくれてありがとう!そして皆さん、これからアキニー様からお話がありますのでどうか、お聞き下さい!」


すると…アキニー様は口を開く。


「皆さん!忙しいのは分かっておりますが…この場にお集まり頂いた事…感謝しております。そしてこれから話す事は数日前に一人の男がこの私を尋ねてきた事から始まります。」


そしてアキニー様は語った。

アキニー様の元へ来た男は、世界の魔法を司る、法と秩序を守る魔導協会の者…その男が、ここを尋ねてきたらしい。


魔導協会とは。


世界のありとあらゆる魔法における、様々な事を取り仕切っている。

そして聖なる力をも管理しており…中でも魔族を敵対視しているという事。

だが…マジェストの力の源である魔神。

魔神…それは魔族なのである。

魔族の中で最も力のある者達…それが魔神である。

そしてその魔神を封じた魔神具を手にし、魔神の力を使う我々…マジェスト、つまりマジェスト協会自体を魔導協会は魔族と共合する力として見ており、マジェストを敵とみなすと…横暴ではあるがこうして魔導協会はマジェストを敵視しているのだ。

あの魔王ゼルドリスを封じられていた時は、動きを見せなかった魔導協会…だが魔王が復活したのはマジェスト協会…そう世界に示した彼ら…それによりマジェストを世界の敵と完全に否定したという話だった。

マジェスト協会側も初めは意見しようと立ち上がろうとしたが。

代表であるヤシュアは、それを止めたのだという話をしたのだ。

「それを、こないだの男は説明をし…処分がくるまで待てという話でここを去り…そこへ貴方達が現れたという事なのです。」


すると…エルザックは前に出る。


「いいか?先程…城に届いた手紙を読んでみると。それは魔導協会のその男からだったのだ…魔導協会から世界の秩序の為にマジェストは殲滅すると。」

「エル!でも!それなら世界に公表して私たちの正義を訴えるってのはどうなの?」


私は、そうエルに話してみる。


「お嬢様…もう、敵は動き出しました…そしてこれは影にきっと何かあると僕、そしてアキニー様、それにヤシュア様の三人で話しあったところ…奴らは既に手を打っており、それは既に遅し…その為こんな結果になってしまいました。」

「そんな。」


すると、そこへ…兵士が駆け込んでくる。


「アキニー様!あ!エルザック様もこちらに居ましたか?大変です。」

「どうした?何かあったのか?」


アキニー様の問いに兵士が答える。


「はい!今入った情報ですがケニージア城へ数百…千に近い数の兵士達が向けられ…進行してるとの話です!」


私達はその話に耳を疑ってしまう。


「それは本当か??」

「はい!それは恐らく魔法衣を纏ってる事から魔導協会のもの達でしょう。」


兵士はそう伝える。

いよいよ、大変な事になってしまったこの国。

この国の一大事にどうしたらいい。

そんな事を皆考えていたはず。

するとアキニー様は口を開く。


「そこで…貴方達にお願いがあります!敵はこの私がマジェストである事は、分かっています!ですが、私一人の身体を差し出した所でこの国を守る為には足りないはずです。大義名分を名目に、この国を滅ぼしてしまうつもりだと思っています。なぜならここが。」

「ここが…世界でも有数の兵力を持つ獣人国家だからです。」


そう話したアキニー様の表情は暗く悲しげな表情へと変わっていたの。


「魔導協会は我々魔獣、獣人をも忌み嫌っていますからね…それと…貴方。」


アキニー様はクロノ様に語る。


「貴方はその子を連れ聖獣様の元へと走りなさい。」

「えっ!?いいのか?」


意外な顔をするクロノ様。


「もちろんです!彼女の事を救って大切にしてください。」


そう笑顔を向けるアキニー様。


「クロノ君、そしてリオさんはイシメールの案内でその獣人の娘を救う事が使命です!そして残った二人は。」


エンポリオとカルマを見たアキニー様は告げる。


「二人はどうか…この地を守るために力をお貸しください!」


するとエルが口を開く。


「これは…この僕エルザックの人選です!このメンバーで動き…そして皆で勝ちを手にしましょう。」


そういった、エル。

エルの人選は…流石といったところだったの。


「しかし…人は欲しいのですけどね。」


アキニー様がそう話すと。


「なら!俺たち三人追加ではどうだ??ん?」


その時…聞き覚えのある声が…扉の向こうから聞こえてきた。

それは。

お読み下さりありがとうございました!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] マジェストは強大な力ですから、考えようによっては、大変に危険で、マジェスト自身の人権を度外視するならば、滅ぼしたほうがこの世界的にも平和で良いのかもしれませんね。考え方としては一理あると感…
[一言] わぁ…魔導協会、またすごい兵力を持っていますね… その兵力の数でケニージアを潰すなんて、卑劣すぎますね…。 いろいろ大丈夫か、心配になります…
2024/03/15 09:20 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ