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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第三章ヨーロディア世界編
186/500

ヨーロディア世界編シーン75

ユーロVSフィガーロ!

どうなる!?

ユーロ様の突撃!!!

ニヤリと微笑み、待ち受けるフィガーロ。

ユーロ様の身体は、闘気である光を放出しながらフィガーロに叫ぶ。


すると…見えてきたその魔神とは!?


「やはり貴様の魔神は虎…サーベルタイガーか……。」

「知っているなら話は早い。」


ユーロの魔神サーベルタイガーは走り、そしてフィガーロに飛びかかり鋭い爪の攻撃!!

フィガーロはすーっと難なく攻撃を躱す。

ユーロの魔神は更に背後から回ると喉元目掛け飛びかかる!!!

フィガーロはひらりと躱す。

そしてユーロはバチンッと両掌を合わせる。


「食らうがいい…我が魔神タイガの能力を……。」

『レベルワン………水虎すいこ


ユーロの魔神タイガは水の虎を形取り……そして。

ドシャーっと水滴を飛ばしながら飛びかかる水虎はフィガーロに襲いかかる!!!

波打つ虎のその身体は、フィガーロを捉えていく。

すると。

フィガーロは立ち尽くしていた。

ニヤリと笑うフィガーロ。

フッとその姿を消すフィガーロは、波を躱し別の地点へ姿を現す。

波はそのまま水流へとかわり…先へと押し寄せていく。

そして…口を開くユーロ様。


「ふん…流石にレベルワンだけでどうにかなる相手ではないようだな。」


するとユーロ様は再び身構える。

更なる力を集中させていくユーロ様。

ユーロ様が身体から発するその闘気は集約されていく。

そして。


「魔神…サーベルタイガー…第二進化……レベルツー………。」

「ふん……レベルツーか…………。」


フィガーロのその言葉。

そう私達マジェストは魔神とのシンクロ率を上げていくと魔神のレベルが上がっていく。


「……ユーロ様………。」

「ふふ……マリア……俺の戦いを見ておくのだ。このユーロ…病には侵されていようが…敵にそう易々と殺されてたまるものか。」


そう呟くとユーロ様は魔神をレベルアップさせようとしているようだ。

すると口を開くフィガーロ。


「ククク…貴様の力…魔神サーベルタイガーは、このヨーロディア大陸最強の歌声の高い魔神で世界古代三大魔神の一角であろう?」

「ふん!それがどうした??」

「面白いねぇ…実に面白い……って事はこの僕がアンタを倒したら…今度は僕の名前が世の中に広まるだろうねぇ??」

「なにっ!!??」

「ふふ…これは実に興味深い…きっとこれからこの僕がヨーロディアを支配し…そしてゆくゆくはこの世界をも…この不死身のヴァンパイア…フィガーロが支配できるんじゃあ…ないのか!?」


フィガーロのその言葉に、脅威を感じる。

確かにここでユーロ様が倒れる様な事になれば…そんな未来をも感じてしまう。


「そうは…させはしない!!!」

「ククク…強がるんじゃない…そうは言っても貴様はその身体に鞭打ってるだけではないか…見ればわかるぞ…今も病にその身体を震わせている事を。」

「くっ!だまれ!!」


そう叫ぶユーロ様の身体は、確かに震えも見て取れたのだ。


「ほぉら…どうした??」

「くっ!!??魔神タイガ!!レベルツー!!いけーーーっ!!!」


どうっと拳を放ったユーロ様。

その攻撃!波動はフィガーロに向け放たれる。

ドウッと放出された力はフィガーロに向かう。

すると波動がその姿を変えていく。

先程までとは違ったユーロ様の魔神タイガは。

吹き付ける雪と化す!!!

ゴゴゴと吹き付ける雪は巨大な雪の波…そう…雪崩となりフィガーロに向かっていく。


「ほぉ……水の次は雪………ねぇ。」


フィガーロはそう呟く。


「ゆくのだ!タイガ!!その力で奴を仕留めよ!!」


白虎へと変化したユーロ様のタイガ。

雪の虎タイガはその力を、水から雪へと変えていたのだ。

雪はフィガーロへと向かい直ぐにも飲み込む勢いだ!!!


「さぁ!フィガーロ!!貴様のその身体を…巨大な雪崩は飲み込む!!!」


ユーロ様の叫び声!!

やがてフィガーロを飲み込む雪崩状の大雪。

ドシャーっとフィガーロの身体を飲み込んでいき雪は壁へと衝突。

凄まじい雪の量…ほとんどの生物は、巻き込まれたらひとたまりもないだろう…。


「ユーロ様……。」

「マリア…まて…まだ………」


ゴゴゴと雪の塊から何かの音が聞こえてくる…すると声までも。


「くくく……まさかこれで終わりだと思った訳じゃないだろうね。」


ドシャーっと雪を吹き飛ばし現れたのはそう…恐るべき敵フィガーロ。


「くっ!?ならば!!!」

「ククク…さぁ…どうやら次が最終段階のレベルスリーか……この不死身の僕に試してごらんよ。」


不敵な笑みを浮かべるフィガーロ。

あれほどのユーロ様の技に何一つダメージを受けていないフィガーロは…まさに怪物だ。


「ならば…これがレベルスリー!!我が魔神タイガよ!レベルスリーを解放せよ。」


すると…魔神はその姿を透き通る氷へと変える。

レベルスリーは人型をしていたのだ。

ギロリと氷のタイガはフィガーロをその眼光にとらえる。

魔神からピューっと吹いてくる風はまさに恐ろしい程の冷気を感じる程だ。


「さぁ…ゆけ…レベルスリー…アイスフリーズ。」

「なにっ!!??」


パキパキパキッとタイガより発せられた氷はあっという間にフィガーロの身体を足元から捉えると。

そのまま足元から下半身…そして上半身を凍らせていく。


そして。

フィガーロはキラキラ光る氷の像と化したのだ。

お読みくださりありがとうございました!






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― 新着の感想 ―
[良い点] フィガーロ様の余裕がとても素晴らしいものでした。圧倒的でしたね。それは確固たる実力に裏打ちされたものと確信できました。果たして凍るのか?凍ったところで負けるのか。続きがとても楽しみです。
[一言] なんとかフィガーロ、倒したのでしょうか… それにしてもフィガーロ、めちゃくちゃ強いですね…。 こんなの、倒せないですよ… でも倒さなくちゃいけないわけで… どうなるのか、ドキドキしながら今…
2024/02/21 13:29 退会済み
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