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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第三章ヨーロディア世界編
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ヨーロディア世界編シーン42

リオのピンチに現れたのは。

私は覚悟を決めた。

そして…私は彼の名前を呼んだの!!

クロノ様に会いたくて……。

私は目を閉じていた。

そして…ふっと何かに気づいた…その瞬間。

とても温かくて…でも巨大な力を感じる。

私はゆっくりと目を開けていく。

するとそこには…私にニッコリと笑顔を向けているクロノ様が立っていたの。

「よぉ!リオ…遅れて……ごめんな。」

「クロ……ノ……クロノ様ーーーーーーーーっ!!??」

リオは俺の顔を見ると…延々と泣き出す。

それはまるで子供の様に泣きじゃくる。


「リオ……………。」


俺の身体はリオの元へ…。

そして 俺はリオのロープを斬るとリオの身体を受け止める。


「クロノ様っ!!!??」


抱きついてくるリオ。

涙が止まらないリオは見ていて本当に愛おしかった。


「もう大丈夫だリオ…頑張ったな。」

「はい、私いっぱい、いっぱい話したい事

が!!!!?」

「うん…大丈夫…ひとまずそこで休んでな。」

「いえ…私も戦います!!!」


そう言うとリオは足元に散らばっていたカードを拾い上げる。


「スクエル…ごめんね…出てきて。」


するとカードから飛び出したスクエルはリオにすりよる。

その光景は見ていてとても癒される。


『おいーーーっ!クロノ…もう俺様は休んでいいか??』

「あ??なーに言ってんだ……雷武…まだ戦いはこれからだろーが??」

『ちっ!お前は魔神使いが荒いんだよ!』


ブツブツ文句を言う雷武。

するとそんな奴にリオは声をかける。


「雷武様…私の所に…クロノ様を連れてきてくれて…本当にありがとうございます。」


リオの言葉に続きスクエルは雷武の身体にチョコチョコと登っていくと、ちょこんっと頭に乗る。

どうやらスクエルなりのお礼なのかもしれない。

そんな二人の行動に声にならない雷武。


『お…おい!クロノ!さっさと…終わらそーぜ!?』

「あはは!雷武!お前も照れる事あるんだな?」


俺は大笑いするとリオもクスクス笑う。


『う、うるせーーー!さっさとやるぞ!!』


雷武はそう言うと宙へ飛び上がる。

すると刀へと変化した雷武。

俺は雷武を握る。


「サンキュー…相棒……。」

『……チッ。』


俺の眼前には…あの許せない『ロマノス』が

立っていた。

「おい…貴様…アナスタシアはどうした……。」

「あ??」

「あの女はどうしたって聞いてんだよ!!!」


すると…部屋の入り口から、そぉっと出てくるアナスタシア。


「アナスタシア!!???」

「ロマノス……様……。」

「アナスタシア……お前………。」


ロマノスの言葉にアナスタシアは目を逸らし…そして立ち尽くす。


「そうか…お前…とうとうその生命に諦めがついたのか。」

「ロマノス様…私はもう貴方の言いなりにはなりません!!!!」

「わかった…ならば…その生命果てるがいい…リオ…お前もよく見てるがいい…俺の能力に逆らった者の…末路をな!!!???」


ロマノスは能力を発言させる。


「魔神…フランケンシュタイン……。」


ロマノスのメスからは、もくもくと立ち込める黒煙…そこから現れる巨大な身体…肉体には身体を縫った縫合後がアチコチに見える。


「クックック…どうだ…僕の魔神に恐怖で…言葉にならんだろう………」


そしてロマノスはメスを頭上にゆっくりと上げていく。


「いくぞ……『サイバーズメス…エンド。』」


キラリと光るメスからは光が飛び出しアナスタシアの心臓へ飛ぶ。


「さぁ……果てるがいい…アナスタシア!!」


すると…メスはアナスタシアの身体を突き抜けすぅーっと消え去っていく。

そして無の時が流れる。


「ん??」


不思議な顔をして立ち尽くすロマノス。


「なん…だ…アナスタシア……なぜ…立っていられる。」

「ふぅ……お前…本当にアホだな。」

「なにっ??」

「やれやれ…俺が何もせずここへ来たと思ってるのかよ??」


怒りに顔をしかめるロマノス。


「貴様……何をした…俺の人形に…何をしたんだ!!??」

「うるせーよ…勝手にアナスタシアを自分勝手に操り…そしてリオにまで……お前を誰も裁かないなら…。」


顔を真っ赤にして怒るロマノスを見ると。

俺は目の前に刀を突き立てる。


「俺がお前を裁いてやる!!!!!」

「くっ!!??がぁぁぁーーーーーーっ!?」


ロマノスがメスを構えるとフランケンシュタインが襲いかかってくる。


「クロノくん!!!」

「クロノ様っ!!???」


すーっと俺の刀の刀身に力が宿っていく。


「雷武…力…貸してくれ。」

『お…おう。』


素直に俺に応じる雷武。

そして刀の刀身は倍化する。


「な…なんだその力は…まるで…本物のドラゴンを相手にしてるような…威圧感……。」

「それだけじゃねーぞ…これは俺だけの力じゃねぇ……リオ…スクエルの力…貸してくれ。」

「はい…クロノ様っ。スクエル!!」


スクエルは俺の刀身に寄ってくる。

すると…まるで刀身に吸い込まれるようにスクエルは消えていくと。

更に倍化する刀の刀身。

そして刀から発する光は…俺の身体も包み込む。


「なんだ…なんだそのデタラメな力はぁぁぁーーっ!?」


ロマノスは一瞬怯む。


「ロマノス…お前はやり過ぎた…俺達のお前を許せない心は…力をうみだす…そして。」

「そんな力…認めるか!くらえーーーーーっ!!」


ロマノスのフランケンシュタインは全力でメスを放つ!!!!!

俺は構え…刀を振る。

すると刀は全てのメスを払い落とす。


「が……まさ………か……………。」


俺が気づくとリオは俺を後ろから抱きしめていた。

彼女の温かく優しい力が俺に流れ込んでくる。


「クロノ……様……一緒です…いっぱい心配かけてごめんなさい…でも私…クロノ様の事…。」

「ああ…リオ。俺達は…きっと…。」


その時…俺達の力は一つになる…。

ドクンッと俺の心臓が跳ね上がった感覚。

そして。

俺の隣りには…スクエルの力…をも蓄えた雷武がニヤリと俺と眼を合わせる。

俺は刀を構え直すとロマノスを凝視する。


「くらえ…ロマノス………これが俺達の………………………」


魔神フランケンシュタインは無我夢中で襲いかかってくる。


「力だーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」


俺はフランケンシュタインの攻撃をすり抜ける。

そして刀は超圧縮された力によって刀身は改めて精製されていく。

バチバチと音を立てエネルギーの凄まじさを物語る刃。

俺は刀を構え直す。

そして。

『終わりだ…ロマノス……武神流『竜風羅ルフラ』』

シャキンッ!!!!!!

お読み下さりありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
[良い点] ロマノス様がまるで悪者のように攻撃されていて不憫でした。ちょっと卑怯でたまたまクロノたちに絡んでしまっただけなのに(笑)冗談はさておき、リオとクロノがここはここで、すっかり仕上がっていたの…
[一言] 四人の怒りの合わせ技…!燃えますねぇ!このままさいごまでつきぬけてくれたら、と強く思います!がんばえー!
2024/01/20 21:08 退会済み
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