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ライブ配信!異世界転移!?  作者: 黒羽冥
第一章異世界転移
14/500

ライブ配信シーン14

ゴブリンロードとの死闘!!

果たしてどうなる!?


その時…巨大なゴブリンロードは倒れていく。

ズシシイイインンン!!!

ゴブリンロードの巨体はトーンウィングの超攻撃を避けようと慌て避け尻もちをつく。

カルマの周りには未だ水のバリアが張られているが…攻撃を受けたと思った俺はと言うと…。


「な…なんだ!?」


俺は攻撃を躱そうと身体をよじっていた。

そして、思わず隠した腕を上げていく。

すると…目の前には魔神であろう、黒い魔物が立ち尽くしトーンウィングを締め上げていたんだ。


「ん??」

「あれがクロノの力?」


俺に続いてカルマは声を漏らす。


「くっ…あれがあの男『クロノ』の力じゃと。」


ヤシュアはそう口にすると膝まづく。

どうやらヤシュアはトーンウィングを締めあげられる事により自身の身体にも変化が起こった様だ。

するとヤシュアは笛を吹きならす。

トーンウィングはその身体を光に変え消え去り笛へと戻っていったんだ。


「ヤシュア?」


俺が叫ぶとヤシュアは膝をつきハァハァと深い息をしている。


「ワシは大丈夫じゃ…クロノとやら…その力は危険じゃ…。」

「ヤシュア様!それはどういう事ですか?」


ヤシュアを気遣うカルマは問いかける。


「カルマちゃん…あの力は魔神の中でも最も恐るべき力を持ち…魔王すらも恐れていた伝説の魔神『武神竜…雷武らいぶ』君の連れてきたあの男に奴程の力が宿るとはどういう事じゃ…。」

「ヤシュア様?」

「あの腕輪が伝説の魔神具だったとはワシも歴史の文献に載ってただけの物で存在さえも伝説になっておった物なのじゃ。」

「それは一体どういう…?」


カルマがそう聞き返そうとするとヤシュアは額に冷や汗をかいているようだ。


「どうやらこのワシもカルマちゃん達について行かねばならんようじゃ。」


ヤシュアがそう言ったその時…二人の後ろからぷるぷる震えるゴブリンロードが大斧を振りかぶり待ち構えていたんだ。

そして…二人は振り返る。

「うぉおおお!!待てよゴブリン!!??」


見ていた俺の身体は自然に動き出す。

腕輪を目の前に翳すと右手には刃の無い柄が握られている。


「腕輪…魔神武神竜!今こそ俺の役に立て…。」


俺が口にした瞬間!魔神は俺の持つ刀身の無い柄に吸い込まれ宿っていく。


(お!お前…なんだと!!!)


俺の頭の中に武神竜の声が聞こえる。


(こんな…確かに俺様もお前といれば暴れられるそんな軽い気持ちでお前に力を貸したのだが。)

(なんだよそれは?)


俺は心の中での奴との会話を試みる。


(俺様ともあろう者が…こんなガキに操られるとは…チッ!!)


奴との会話をしたのだが奴は舌打ちをすると大人しく黙ってしまったのだ。


「まぁ…いいか、じゃあいくぜ!?」


俺は柄を両手で握ると腕輪は赤く光り出す!


「お?おおっ!?こりゃいいぜ!!」


俺の柄からは炎が吹き出し徐々に赤い刃と化していく!!

その瞬間…俺の世界は再び動き出す!!

目の前にはカルマとヤシュアに襲いかかるゴブリンロードの姿があった。


「うおおおおおっっっ!!!」


俺の武器の刀身は再び炎を吹き出していく!!

ゴブリンロードの振り下ろす斧に俺の刃が届く!!


「ふっ!!そんなおもちゃなど!一緒にお前の身体ごと壊してくれる!!!」


ゴブリンロードの叫び声は辺り一面に響く!!

同時に奴の大斧が俺の刃にぶつかり、その衝撃はまさに重くズシッとのしかかり油断してたらそのまま持っていかれそうだ。


「うぉおおおおおおおっっ!!」


俺は渾身の力で大斧の刃をいなそうとするがその重みが更に増してくる!!


「くっ!!流石化け物だ!!半端な重さじゃねぇ。」


俺が攻撃に堪えているとカルマとヤシュアの声が聞こえてくる!!


「クロノ!頑張って!!」

「クロノよ…武神竜を従えし者は我々マジェストの中でもトップクラスの戦闘力を持つはずじゃ…この戦いで何かを掴むのじゃ!」

「カルマ…ヤシュア…俺は…いくぞ!!」


俺の中で何かが弾ける!!

次の瞬間…俺の身体の奥底から何かが湧き出すのを感じる。


(なんだ…この感覚は……。)


激しい力が身体の奥底から湧き出し俺の全身から刀身へ流れていくような感覚を覚える。

すると先程まで柄から激しく吹き出していた炎は次第にその力を具現化していきキラキラと赤く光る刃へと変化する!!

その瞬間、攻撃を避けられたゴブリンロードは更に攻撃を仕掛ける為、斧を振り回し始める!!


「ご…ごがぁぁぁっ!!!」


薬を飲み知能を得たはずのゴブリンロードは凶暴化して理性を失ってしまったかのように見える。

その攻撃は渾身の力でクロノに襲いかかる!!


「し…しねえええええっっ!!!」


ゴブリンロードの渾身の一撃がクロノを襲う!

クロノは不思議と心が落ち着き払っていた。

シン…と静まり返る心。

だが…敵は激しく大斧を頭上より振りかざす!!

クロノは身構えると……。

シャキン……。

クロノが刀を振り刃を納める。

次の瞬間…ゴブリンロードは真っ二つに身体を裂かれ、絶命したのだった。

遂にゴブリンロード討伐完了した三人。

次なる展開はどうなる!?

お読み下さりありがとうございました!


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― 新着の感想 ―
いよいよ、主人公のチートな部分が見え始めましたね(o^^o) 今後、主人公がその巨大な力を、どう? 使いこなして行くかが、楽しみです(*´ω`*)
伝説の魔人! 強いですね! 戦闘がスピーディで爽快感がありますー(˶' ᵕ ' ˶) 私、もたもたした戦闘描写なので勉強になりますφ(..)メモメモ
[良い点] クロノの素質が花開いた場面でとても格好良く面白かったです。強いヤシュアがびびるぐらいの素質というのがとても素晴らしいし、末恐ろしいですね。物語の先行きがとても楽しみです。 [一言] 何かを…
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